トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

+トレッキングポール

2010年06月25日 | データ
基本的にトレッキングポールは使わない山行で今まで来ましたが、テント装備で足の疲れがピークになり膝から危険信号が出ることがある。又、積雪期ではバランスを取る為、ピッケルよりストックの方が効果的な事が分かってきました。そこでネット中を調べ以下の結論を導きだした。
《その結論とは》-----------------------------------
1)シングルならダブルで(どうせ購入するなら2本とする、使う使わないはその都度判断)
2)回転式は凍りつくと厄介
3)I型(スキーでの利用する可能性有り、ザックに取り付け易い)
4)サポートグリップ式(状況により短く持つ場合有り)
5)高いものは不要
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で・・・・
要求を満たすものは『BlackDiamond TRAIL COMPACT』となった。

早速購入。

送料無料にする為、レキサン ワイドボトル 500mlや色々なサプリキャンディーも購入。

アレ????? ショックアブソーバーが付いている?○×△◎? まあ良いか。
これで足の疲れや痛みを軽減でき楽しい登山が出来ます。

更にスピードアップも可能です。

聖岳 冬季開放小屋泊

2010年06月07日 | データ
■2010.06.05-06 聖岳 冬季解放小屋利用
聖平小屋の冬季開放期間を狙って山に入る、目的は聖岳+α。南アルプス最後の3000m峰をどうしても登っておきたかった、特に残雪期に。ここは去年の夏縦走で登頂する予定を立てたが天候の影響で已む無く赤石岳から下山した。
自宅を0時に出発、登山口の便ヶ島までは約4時間だが少し早めの3:30に到着した、仮眠後5時に出発。

これが噂の・・・
川の水量も多く利用させて貰う事にした、女性では辛そうですね。

樹林帯の中、4時間掛かって空が抜けたと思ったら。

すぐに薊畑。

所々残雪があるがそのまま行く、一番新しいトレースでも1週間くらい前か?
そしてこれからは岩場となる。

約1時間で小聖岳。

やせ尾根には雪は無い、山頂直下で夏道が雪渓の中に消える。

そこからザレ場を直登すると、目の前が眩しくなった。
雪一杯の山頂に飛び出す。

南アルプスは某製紙会社の持ち物です、山小屋の多くがそこの運用でこの標識もそこの会社が設置しています。
この南アルプスの下にリニアをなんて何処の馬鹿が、こんな狭い日本を今より早く移動してどうする、俺はここまで来るのに登口から6時間も掛けているのに。だから登り始めて誰にも会わないし静かなんだ。

そして此方が静岡県の立てたもの。

奥に赤石岳や荒川岳。

そして自分で自分を撮ります。

奥聖岳。

上河内岳方面。

そして山頂を後にします。
山頂には残置品(冬の遭難者)がデポされています。(この遭難者は救助)

この斜面雪付きだと結構辛そう、アキレス腱が・・・・

山頂から薊畑まで1.5時間、そこから聖平の桟橋を行くと本日の宿泊地。

聖平冬季小屋です。積雪の多いときは正面の梯子が掛かっている窓から出入りします。今回は普通に入れます。小屋でも一人かと思いきや、続々やってきます。
本日の宿泊者は4パーティー(4+4+2)と単独者私を入れ2名=12名
近くの沢で水を汲みバンダナで体を拭きますが冷え~
早々食事を取り17時にはシュラフに入ります。

翌朝、日の出前の空に月が

外のテーブルの上に山頂の残置品が、仲間が回収に来たそうです。本日の予定は上河内岳へ登り下山。

聖平から南岳の途中で夏道に凍結残雪が多く稜線をヤブ漕ぎするも早々断念。
薊畑に向かいます。

薊畑でゆっくりし一気に下山。

この山、赤い岩が多い。
この赤い岩はプランクトンの一種・放散虫(ラジオラリア)の死骸が海底に堆積したもの。
赤石岳の由来になっている。

西沢渡を過ぎ所々崩壊した林道の何箇所目で落石、慌て走り抜ける。上部に動物の気配、こいつ俺を狙っている。

下山開始から3時間で便ヶ島の聖光小屋に着く。小屋脇の水場で体を拭き顔を洗う『気持ちいい・・・・・』
車で撤収準備をしていると小屋のおじちゃんが出てきてしばし歓談。
遭難者の残置品を回収に仲間が来た(小屋で逢った人達だな)助かったが凍傷で・・・・
と話していたが元気なら何より。こんなに静かなのはこの時期だけで小屋開け後は駐車場も大変になると話していた。帰りは悪路をゆっくり走るようにと教えてくれた、道路上落石でタイヤの側面を切ってしまうとの事。
今回、狸と雷鳥と鹿にあったと言ったら、猿も熊もハクビシンもいるとの事。
んー人間の方が珍しいくらい山の中だからな。

今回の林道が間違いなく悪路NO1です。

悪路の途中に
易老渡の光岳登山口がある、ここは晩秋か残雪期に来よう。

悪路を抜け下栗を通ってしらびそ高原に向かう。
日本のチロル『下栗の里』のビュースポットから(徒歩20分)


『ハイランドしらびそ』で南アルプス南部を眺望し風呂に入り食事を取る。


聖岳の登山口、便ヶ島は遠山郷にあり山登りをする前に2度来た事がある。
そのとき遠山城の愉快な館長や、遠山城のすぐ裏のミネラル分が多い龍淵寺の観音霊水やそのお寺の和尚さんに梅のエキスを買わされそうになった事などなど・・・

そして静かな聖岳、残雪一杯の山頂、遭難と生還その後。

■コースタイム
1日目 便ヶ島5:00→9:20薊畑→10:20小聖岳→11:20聖岳12:00→14:00聖平小屋(泊)
2日目 聖平小屋4:30→5:00南岳への途中→6:00薊畑→9:00便ヶ島