今年の夏も三年連続北沢峠へ。
予約不要・安いテント泊費・広い駐車場・テント場の快適性とくればここしかない。
数日前から準備をし6回分の食材を調達。
日程は天気予報とにらめっこし7/18~7/20に決定。
■7/18 自宅を8時30分に出発。高速は豊田松平まででR153で北上。
13:15に仙流荘到着。
14:20の最終バスで北沢峠へ上がる。
今年から戸台パークと言う名前になり慣れ親しんだ建物は使用しなくなった。
駐車場も整備拡大し駐車料金を徴収する。
今回のザックは70L。食材が多い。
適当にパッキングも距離が知れているので許される。
14:20 北沢峠へ向けて出発。
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約1時間で北沢峠着。
クリンソウがお出迎え。
蕾が多く本番はこれから。
長衞小屋のテン場まで10分歩く、鹿が2頭食事中。すでに6頭、生息数は激増していると思われ食害が心配だ。
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受付で2日分の2,000円を払い大きな木陰に設営。天然の冷蔵庫に洗濯ネットに入れた野菜や酎ハイを冷やす。
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20年近く使っている頼れるエアライズ2。
山旅を共にしてきた頼れる戦友。
70Lザックやソールを2度も張り替えたヌバックレザーの登山靴も現役だ。
日差しが薄く涼しい。樹林帯の沢沿いのテント場は強風や落雷の心配がない。
北岳肩や笠ヶ岳、五竜では安心できない。
五竜の強風はテントの中にも石を置き飛ばされるのを防いだ。
その分景色が良いのだけど。
夕食は
・ハムとシシトウを炒め卵を入れたもの
・じゃがりこをお湯でもどしマヨで和えたポテトサラダ
・キュウリの塩もみ
・赤だしと🍙
そして缶酎ハイで晩酌付き夕食です。
日も暮れ沢音を聞きながらシュラフに入る。
夜は星空に雲が流れていた。
うたた寝で眠れず翌朝3:30分起床。
早朝食はラーメン+卵にキュウリの塩もみ。
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朝のお勤めをしヘッドライトを灯し4時半頃歩き出す。
野呂川支流の北沢沿いに標高をあげるが数年前の土石流跡が痛々しい。
この野呂川は早川となりそして富士川となり太平洋に流れ込む。
上流はヤマトイワナの生息域である。
約1時間で仙水峠。
小屋前の天気予報は午前:霧後雨、午後:雨のち霧と表示されていた。
今の所は当たっている。
だが自宅出発時の天気図から多くずれのない、曇り時々晴れと読んでいた。
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駒津峰までは樹林帯の登りで眺望は無い。
風が強く稜線から引き返したグループもいた。
6:54 駒津峰
ガスが流れるが一瞬伊那谷が見える。
天気は良くなると確信。
甲斐駒ヶ岳もわずかに見えだす。
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六方石からは直登コースへ。
岩場が多いが見晴らしも良く花も多いコース。
御嶽山や乗鞍岳も見える。
風が強くこのルートでは誰も会わなかった。
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徐々にガスが消え眺望が開ける。
左上:乗鞍岳、右上:鳳凰三山と富士山。
左下:穂高連峰、右下:仙丈ヶ岳
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雲が蠢き同じ景色は一瞬たりともない。
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8:12 甲斐駒ヶ岳山頂。
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直登ルートで出会った花達。
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このコースは荒れておらず花が多い。
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山頂でしばしまったり。
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先月訪れた入笠山から八ヶ岳。
奥秩父の金峰山や瑞牆山。
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さすがに後立山方面は見えない。
中央アルプス上部は雲に飲まれている。
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伊那谷越しの山々。
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仙丈ヶ岳。
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唯一未踏の鋸岳への稜線。
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鳳凰の地蔵、観音、薬師、一番右のピークが高峰
奥に富士山。→積雪期に登った富士山
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北岳、間ノ岳も見えだした。標高123の揃い踏み。
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鋸方面。
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9:20下山開始、12:16長衛荘のテン場着。
テン場が激混みになっていた。週末に向け入山したようだ。
静かな場所が喧騒の場所に。
テン場付近の花。
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仙水峠辺りで頭痛がしだした。
軽い山酔(高山病)ですね。標高を下げてから遅れて出ることがたまに有る症状です。
テントで少し横ななっているが食事を食べれそうにないので急遽撤収することに。
仙丈ヶ岳は今回パスする。
テン場でそのまま居ても数時間で収まるが翌日になると更に入山者が増える。
隣のテントの住人に酎ハイをあげ撤収準備に入る。
20分で撤収完了。
北沢峠のクリンソウが見送り。
15時のバスに乗って下山。
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標高を下げたので劇的に症状回復。
仙流荘の風呂で山行を思い出しリラックスする。
甲斐駒ヶ岳は4度目だがいつ来ても楽しい山登りができる。
渓流コース、尾根コース、稜線コース、岩コース、ザレ場コースと色々な味わいを感じられる。
仙丈ヶ岳を含めて今後何度も訪れるだろう。
もう少し静かな時期を選んで。
朝4時から行動しているので駒ヶ根SAで2時間仮眠。
そして22時頃無事帰還。
お疲れ様でした。
過去の甲斐駒ヶ岳山行。