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出合った花達
■2009.08.08-10 荒川三山-赤石岳-聖岳
今回の山行スケジュールは
1日目:椹島ロッジ-千枚小屋(テント泊)
2日目:千枚小屋-千枚岳-丸山-悪沢岳(荒川東岳)-荒川中岳-荒川前岳-荒川小屋-赤石岳-百聞洞山の家(小屋泊)
3日目:百聞洞山の家-兎岳-聖岳-聖平小屋(テント泊)
4日目:聖平小屋-聖沢-椹島ロッジ
とし数日前から食事のカロリー計算や装備品リスト作成し準備してきた。
特に今回用で行動中の水分補給としプラティパスのホーサーを購入し何時でも水分補給を可能とした。
更に行動食を各種取混ぜ650Kcalとしジップロックに入れた食べれるようにもした。
・・・とバッチリの筈が。
1:00に自宅を出発し高速で静岡ICへ向かう、そこから2:30で畑薙第一ダム前の通行制限場所に5:30着
通行できるのは7:00からなのでしばらく横になる。
ゲートが開き東海フォレスト専用駐車場に向かう、既に50台ほど止まっている。
素早く準備し7:20発のバスに乗り椹島ロッジに着く、途中の林道はかなりワイルド。
登山届を提出し登山口に向かう。
途中同年代の単独行男性と話しながら5時間程登ると駒鳥池に着く標高が2420mある場所の池である。
千枚小屋に着き、テント場の受付と設営をし待ちに待った『至極の一口』500ml×1,350ml×2本飲み干す。
残念なことに千枚小屋が6/30に焼失し現在は仮避難小屋として運営している。
私のテントは一番右側、このテン場は狐が出ると注意を受けたが、夜中すぐ隣のメスナーテントに餌を取りにきたらしい。
■2009.08.09
翌朝、千枚小屋の前に『ずどーんと富士山』デ・デカイ。
雲海の上、高曇りの雲の下、富士山と雲に隠れた太陽、幻想的な水墨画の世界。
昨日のビールが残っているのか、気分が優れない中の登り千枚岳にやっとの思いで辿り付く。
千枚小屋から団体に邪魔されながら悪沢岳(荒川東岳)に着く ・・・最近は悪沢とは言わないようだが。
本日向かう縦走路
稜線の静岡側をトラバースし進む
荒川中岳避難小屋、ここの小屋番も評判が良いらしい。
小屋の裏側が荒川中岳
そして荒川前岳
今日は常に富士山に見られている、
荒川小屋が小さく見える
荒川小屋で水を補充、ここはカレーライスが評判
荒川小屋から大聖寺平へ向かう道
ここは大聖寺平ですの標識
ここで記念撮影
本日の宿泊地、百聞洞平(中央の平らな所) 兎岳と中盛丸山も後ろに
そして小赤石岳
赤石岳
赤石岳の三角点と赤石岳避難小屋
ここで赤石岳避難小屋により休憩、小屋番さんが台風が来ており天気が崩れるとの事。
今後の全ての展開を考慮し本日ここに宿泊することにした。(停滞する可能性)(予備日の日程)
ここで80Lのザックを担いできた大きな山男に酒を進められて飲んでしまった。本日の避難小屋宿泊者は25名程度。夜半、台風の影響で強風と叩きつけるような雨と酒でなかなか眠れない。
■2009.08.10
翌朝、団体(6名)、単独行4-5名が下山、残り半数は停滞するとの事、私も下山する事にした。
稜線から外れしばらくは岩稜地帯で風を遮るものは無い、特に稜線上は特に注意しなければ・・・
・・・で樹林帯に入るまでは写真を撮る余裕無し、ここで防水していたカメラを取り出しパシャリ
そして登山口の階段まで下りてきた、標高差約2,000m、コースタイム6:10を4:50で下山した。
そして10:30発のバスに乗り駐車場へ
>帰路は千頭駅経由
駅前の食堂でカツカレーを食す、そして駅前で『すってんころり』とコケ右膝に擦り傷をした縁石で躓きバランスを崩すが支える体力が残っていなかった。
そしてSL
今回は千枚小屋のビールを飲んでから調子が良くなかった、その影響かカロリー計算までした食事が喉を通らない。持ち込んだ食料計画の2/3はそのまま持ち帰った。そのなで唯一カレーヌードルのみ美味しく食せた。
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千枚岳から荒川三山の稜線縦走が気持ちよかった、南アルプス北部から中央アルプスまで
眺望の良い稜線は富士山も常に見えている。高山植物も多く岩礫に咲く『シロバナタカネビランジ』が綺麗だった。荒川小屋への下りは風が抜けず暑く虫も多い、荒川小屋ではスイカを売っていて多くの登山者が食べていた。
大聖寺平から小赤石岳へはジグザグで辛く長い登りで足が進まなかったが稜線に出てからはまた快適な登山道となる、しかし朝5時から既に8時間ほど歩いているせいか既に足が上がらない。
それでも何とか赤石岳避難小屋に13:00時頃着いたときは後2時間下りだ・・と安心した。
本来なら百聞洞が宿泊予定地だが台風の発生それに伴う雨雲と風を考え明日は下山する事にし聖岳は今度登る事にした。
今回は千枚岳(2879m)・丸山(3032m)・悪沢岳(3141m)・荒川中岳(3083m)・荒川前岳(3068m)・小赤石岳(3044m)・赤石岳(3120m)と7つのピークを縦走できた。またいつか赤石避難小屋から御来光と夕焼けを望みたいものだ。
荒川三山エリアは花が多く以下に花のみをまとめた(どうして花の百名山に選ばれなかったのか不思議?)
■出会った山男・山女
・同年代の山男(千枚小屋)
ラグビーで鍛えた強靭な体力を持つ男性、テニス、スキー、ファミリーキャンプなど同年代でやってきたことも殆ど同じで千枚小屋までの登りからテン場でご一緒しました。
・メスナーテントの男性(千枚小屋)
私の隣のテントで夜間、狐に遭遇した山男、久し振りの山登りで体力の限界を感じていた。
・豪快な山屋と静かなご婦人(赤石岳避難小屋)
80Lのザックに25K担ぎ上げる強靭な体力を持つ山男、南アルプスと酒が好きでご馳走になる。無礼な者には厳しく山を愛する者にはやさしい熱血漢。無礼な穂○山荘のアルバイトに腹を立て自炊で焼肉の匂いを小屋中に充満させた話は愉快だった。
・見たことの無い山地図を持った山男(赤石岳避難小屋)
小屋で1991年の山地図を広げてい私より少し年配の山男、健脚の持ち主で下山時ご一緒しました。
・赤石岳避難小屋の小屋番(赤石避難小屋)
物静かで登山者にやさしい臨機応変な小屋番、今回も彼を慕って多くの登山者が集まって来ていました。私もこの小屋番さんに会う為だけにまた来そうです。
・カンカラ三線キットを持った若い登山者(椹島)
登山に三線を持ってきたカップル、山小屋で使ったとの事。感じの良いカップル。
■コースタイム
一日目(8/8)8:34椹島ロッジ-12:10蕨段-13:35駒鳥池-14:50千枚小屋<6:20>
二日目(8/9)5:00千枚小屋-5:56千枚岳-6:50丸山-7:26悪沢岳-8:38荒川中岳-8:50荒川前岳-10:47大聖寺平-12:24小赤石岳-13:00赤石岳-13:05赤石避難小屋
三日目(8/10)5:00赤石避難小屋-7:00赤石小屋-9:50椹島ロッジ<4:50>