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■2012.02.19 厳冬期の八ヶ岳で無理のない日帰りコースとして北八ヶ岳から天狗岳をチョイスした。
昨年、同時期に東天狗のピストンは行っているが未だ登頂のない西天狗岳を中心にルート案を。
※ルート1:渋の湯→黒百合ヒュッテ→中山峠→東天狗岳→西天狗岳→唐沢鉱泉→渋の湯
※ルート2:西天狗までは同じでそこから中山峠まで戻り→中山→中山展望台→高見石→賽の河原→渋の湯
西天狗まで行きそこからは時間があればルート2を辿る事に。
両コースのGPSデータを作り入力し冬山装備の準備は完了し登山届も2枚作成。(1枚は登山口で提出し1枚は自宅のトドクロちゃん用です)
縦走や幕営時は必ず2式作成する、日帰りの場合はルートが分かるものを自宅用のみ置いてゆくことが多い。
本当は日帰りでも出した方が良いのだけど・・・・
前日午前中はテニスを行い、昼から早めの寝酒を飲み2~3時間ほど仮眠を、翌3時に出発。
豊明ICで高速に入り諏訪ICで出る、登山口の渋の湯へ向かう。
途中夜が明けてきた。
八ヶ岳のシルエットが東の空に浮かぶ・・・雲は全くかかっていない。
最高の天気だ!
山道に入ると道路は雪、慎重に進み6:30渋の湯に到着。
この時点の気温-20℃。
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準備をし登山口に向かう、登山届を提出し6:50登り始める。
手袋2枚でも既に指先の感覚がない、体内から熱エネルギーが手に伝わるよう無意味なストックワークで登高をする。
本日の登山者は日帰りとなるからなのか意外と少なく先行者10名ほどをかわす。
8:30 黒百合ヒュッテ着
入口の温度計は朝日を浴びていても-15℃、山頂でも同じくらいかな?
ここでアイゼンを装着しジャケットの内ポケットに入れてきた水分を補給。
休憩中に着いた登山者がザックから取り出したペットボトルのお茶を飲もうとするが飲めない・・・・凍っている・・・
当然です、内ポケットのお茶でもキンキンの冷たくなっているから。もちろんサーモスの熱いお茶も持参してます。
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幕営地にはテントが5張り程度、寒かったんじゃないかなー
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ここから中山峠経由で天狗へ、途中樹林帯の中を出たり入ったりして東天狗の稜線へ。
森林限界は超えているので風が吹けば一気に体感温度が下がる、顔の露出をネックウォーマーで最小にするが、自分の息ですぐに凍る。バラクラバを出すか迷うが風は直ぐに収まるのでそのままで行く。
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9:40 東天狗岳着。
バックは西天狗岳、このお山も綺麗な双耳峰です。
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阿弥陀-主峰赤岳-横岳-硫黄までの稜線。
この天気なら赤岳鉱泉から周回もいけそうだな、残念。
登山者が続々登ってくるし団体の冬山講習が多い。
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ここから東と西のコルまでは堅めの雪で歩きやすい。一気に下り西天狗岳へ登り返す。
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登り返しの斜面は風も無く暑い、そして朝日が当たるの雪はふかふかでアイゼンが効かない。
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青空に向かって登る。
結局ピッケルは出さずダブルストックで
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ふかふかの雪でこの斜面ですから。ただクラストしている場合はピッケル必要ですね。
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10:02
3回目でようやく西天狗岳。
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さあここからどうするか?
時間はある、唐沢鉱泉へのトレースは無い。
・・・・・・
さあ・・・・
当然、景色の良いルート2を辿る事に。
写真は西から東天狗方面。冬山講習中のパーティーがアンザイレンで下山する。
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中山峠まで戻り、中山方面へ。
ここからは静かなルート。
けして暑くてジャケットのジッパー下げているわけではありません。
コンデジを懐から出したからです。
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樹林帯の中山ピーク2,496m
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モンスターの中を行く。
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中山展望台が見える。
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樹氷の脇で風を避け栄養補給、内ポケットのお茶は少し凍り始めている。さすがに暖かい飲み物が欲しくなり、ザックからサーモスを取出し飲む。
・・・既にぬるま湯。
今回の食事は寒くてもいいように『あんドーナツ』と『クロワッサン』を持参。
特にクロワッサンは大正解でした。
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空の青に樹氷が映える。
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その間に伸びるルート
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沢山の人声が聞こえるとそこは高見石小屋。
スノシューツアーで20名ほどがたむろしている。
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小屋裏から高見石へ。
そして眼下には全面結氷した白駒池が。
ここは2008年の家族旅行でも来ている。
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そして賽の河原を経由して渋の湯へ下山する。
賽の河原上部でセルフで一枚。(ポーズをとる前にシャッターが・・・)
アイゼンもここでお役目終了。
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途中おじさん2名と出会う、おじさん達は高見石小屋に今日泊まり、明日朝から中山展望台へ向かうそうです。明日も晴天だと好いなと嬉しそうに話していました。
後は青空に押されながら一気に下山。
昨年7月からのジム通いが効いている、そりゃそうさ火水金はジム、木土はテニス、でテニスが雨でできない時はジム通いだからな。
13:20 渋の湯の登山口に無事下山。で予定より2時間早い到着
気温は-5℃
渋御殿湯前では公共交通機関で来た人たちで一杯だった。
皆満足そうな顔をしている。
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駐車場ではタクシー3台の団体が
縄文の湯に向かいそうなので、私は
河童の湯に行くことにした。
ここから河童の湯までは10k程度、雪の山道を下るだけです。
車運転中にアクセルペダルやブレーキペダルがよく滑るのでおかしいなと車を停車すると両ペダルが凍っていた。
たぶん来るとき車外に出た際に靴に雪が付きそれがペダルにつき暖房でとけて濡れ、停車中(登山中)に車内温度が下がって凍りついたのでは?
それと山頂でトドクロちゃんにメールしようとザックの雨蓋から携帯を取り出したが、充電してきたにもフリーズしていた。
やはり電子機器は保温に注意すべきです。(コンデジとGPSは懐の中です)
帰路は一人カラオケで熱唱しながら車を走らせ18:15無事自宅に帰還せし。(誰にも迷惑は掛からない)
2週間前から天気予報とにらめっこしこの日に決めて大正解。
土曜日は雪空だったそうです。
そして山に来て幸せそうな人に逢えた、自然は人を幸せにするよね。
それにしても気がかりは我がホームグランドの藤原岳遭難者・・・まだ見つからない。
■コースタイム
6:50渋の湯→8:30黒百合ヒュッテ8:55→中山峠→9:40東天狗岳→10:02西天狗岳→東天狗→11:24中山→11:29中山展望台11:42→12:18高見石→12:39賽の河原→13:19渋の湯
■GPSルート