撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

知床にヒグマを見た

2023-06-09 07:05:17 | 北海道
2023年4月13日(木)北海道北見市へ三泊四日の出張の三日目、二日目は終日業務に邁進したおかげで計画より早く日程終了、三日目は自由行動となった。

道道93号線を岩尾別までクルマで走ったが行き止まりであったので、知床五湖を断念、むなしくウトロ方面へ帰路についた。
途上キタキツネとエゾシカを見れたので良しとしましょう、などと助手席の同行者H氏と話していたが、岩尾別のサケマスふ化場の写真を撮り忘れたのに気付いた。
ふ化場の近くはクルマを止めるところがないので、岩尾別のバス停まで戻ってそこから歩こうという事になり、エゾシカを目撃後、Uターンして再び岩尾別へ向かってクルマを走らせていたら、道路脇に誰か立っていた。14時17分、ハザードをたいて停車

立っていたと思ったら、四つん這いになったのでそろそろと近寄って見たら

ひょっとしてヒグマではないか。



ズーム撮影



これはたぶんヒグマだろう。



たぶんではない、確実にヒグマだった。先ほどのエゾシカはこのヒグマを監視していたのだった。



大きい個体ではなかったので、親離れしてすぐの若いヒグマと推測。一瞬だが目があってしまいびっくりして動悸と軽いめまいを覚えたが、敵意は感じなかった。人間慣れしているのかもしれない。

徐行して現場を離れ、岩尾別では近くにヒグマがいるかもしれんとビビりまくりクルマの外に出る事も出来ずそのままUターン。
帰り際、ヒグマ目撃場所あたりにジムニーがハザードをたいて停車していて、60歳くらいと思うが、ハイカー姿の女性がクルマから降りて、高そうな一眼レフにこれまた100万円くらいするだろうという望遠レンズで件のヒグマを撮影していた。ヒグマはまだ居座っていたのだ。

女性は道路の中央線にいたゆえヒグマとの距離は5mくらいだったろう。女性の万が一を考え、距離を取ってハザードをたいてクルマを停め、助手席のH氏には119番通報の準備をお願いして待機したが、撮影を無事終え満足した女性はジムニーに乗って去って行った。

朱鞠内湖では大変痛ましい事故も起き、クマの目撃情報も多発する昨今、何事もなく良かったが、クルマから降りてヒグマに接近するなど自殺するのと同じ行為だ、厳に慎むべきである。