(佐世保の「ミツバチたすけ隊」パンフからの引用です)
2009年の秋、お父さんの友だちで“ミツバチ博士”と呼ばれている
久志先生が、私の家にニホンミツバチの巣箱を持ってきました。
先生は、自然いっぱいの私の家にミツバチを避難させたのです。
先生は昨年ミツバチの群れを100以上失いました。
世界中でミツバチがいなくなっているそうです。もしミツバチがみんないなくなったら、
私たちは野菜も果物も食べられなくなります。
私はこれまでハチが怖かったのですが、今は、ニホンミツバチが人と友だちになれると知って
怖くなくなりました。久志先生は、ニホンミツバチは友だちを決して刺さないと言っています。
ミツバチが最初に人と会った時は、人を怖がり、お尻の白い輪っかを広げて
「知らない奴だ、気をつけろ」と仲間に知らせます。
手を入口においてしばらくすると乗って来ます。そうしたら
友だちになれたということで、それからは刺しません。
私は毎日遊んでいるので、いくつかハチたちの言葉をおぼえました。
久志先生は20くらいの言葉が解るそうです。
ハチたちが分蜂した時、ハチの塊にほっぺたをくっつけると暖かかったです。
友だちになれるのは、何千万年もお互い戦ってきて進化した
ニホンミツバチとオオスズメバチだけだそうです。
おいしいハチミツが採れました。ミツバチは巣箱の中で上から巣を作っていき、
下の方で赤ちゃんを育てます。上の方にハチミツを貯めるので、一番上の箱を切りとって
ハチミツを採りました。このときは、友だちになったミツバチのほうも協力してくれるので、
顔を覆う網も手袋もハチをおとなしくさせる煙を出す道具もいりません。
一番こわいのは、台風でもスズメバチでもありません。農薬です。
以前の農薬でも、100メートル以内のミツバチが死んでいましたが、
新しい農薬のネオニコチノイドというのは4キロメートル四方のミツバチが死んでしまいます。
久志先生とお父さんは原子爆弾と同じだと怒っています。
ミツバチたちはとても頭がよくて可愛いので、守ってあげたいと思っています。
のもと まゆ(小3)夏休み自由研究より
| Trackback ( 0 )
|