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木。  


風に乗って、秋が来た。
きんもくせいの匂い立ち、
柿の実ぱっぱと夕映える。
あの子と焼き芋結ばれる。


いまの小平の家は10月いっぱいで出るので、
今日もちょこちょこと片付けをした。
あれこれと使ってきた古材、端材の中で
新居に持って行かないものを
ごみに出すためにのこぎりで切っていた。

その中に、切り口のとても芳しいのがある。
木の精油の香り。
木はこういう香りがして当然のようだけど、
現在流通している人口乾燥の木材は
香りのないスカスカしたのが多い。
機械による高温乾燥時に
水分と共に精油も排出されてしまうようだ。

精油の抜けた木は、いくら職人の技で
抜かりない工芸品を作っても、
カビたり虫に喰われたりしやすい。

それで、先ほど切った木
(種類は分からないが、爽やかで甘い香り)は
まだ活力があるから、鎌でぴかぴかに削って
短い麺棒のようにして息子にあげた。



鼻に当てて嗅いだり、太鼓ばちのように
ダンボール箱を打っている。
僕が縁側でせっせと削っていたのを見ていたから
喜んでくれたようだ。

断面は円(やや楕円)形で、
長さは鯨尺3寸(23cm弱)。


さて、今日は愛媛の母へ荷を送ったのだが、
郵便局までダンボール箱を風呂敷で包んでいった。
この時、先に箱の角をトンカチでとんとんと打っておくと
風呂敷が裂ける心配が減る。

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