今日から、今までよりも数倍大きなカメで藍染をしています。
底には細かな藍の葉が沈んでいるため、舞い上がらないように
先にざるを沈めておくのですが、まだ新しいカメ用のざるを用意していない。
それでも深さがあるので、このたびは布に葉が付着することもなかった。
新しい浄水器が届き、そのお水に重曹を溶かしたものを加えて染めてみたところ、
藍液は前の小さなカメに残っていたのを大ガメに移しただけで
調整をしておらず、それほど濃くは染まらなかったが
何ともきれいな色味に染まったので、今後が非常にたのしみです。
この、ちょっとした色味というのは大切で、
たとえば卵の黄身も、濃いオレンジ色がもてはやされがちだが
これはただエサに色素を加えていたり、トウモロコシの餌だと濃くなるにすぎない。
草や葉っぱをメインにやると、レモン色の黄身になる。
そして、色んなことのバランスが取れているタマゴは、見事な真っ黄色なのだが
色相の問題だけではなく、その輝き、目の吸い込まれるような深さ・・・
これは布にもいえることで、一見何の変哲もなさそうなものでも、
粒子が細かいというか、細かな角度を持っていて
光の反射が精妙となるゆえか、比べてみるとまるで存在の深さが違う
味わいの深き布となる。
素材の時点で既に魅力満載なので、ただの布きれとして
そこに置いてあるだけでも絵になるし、
卵の場合は、生卵に、塩氣を混ぜても混ぜずとも
口に含めば しあわせな充実感が全身全霊にみなぎる感動。
藍染も、材料が同じでも 明るい青から沈んだ青まで月からスッポンまである。
沈んだ青の場合、中間トーンはきれいに見えないから、
とにかく何度も染めて濃くしているものが多い。
薄くても、とびきりの魅力を放つ色、
そんな藍染を目指しています。
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