朝からばたばた。
今日は貸し切り都電内のイベントで
風呂敷講座をやりますが、
朝から庭の片付けをしていたら時間はすくすくと過ぎ行く。
回収に出す発泡スチロールにこびりついた泥をタワシで洗っていた。
これは、以前田んぼ用に使っていたが
周りから小虫にかじられたり、稲の根が穴をあけて
水が漏れていくことから、現在は左官屋さんが
セメントをこねるような、丈夫なプラ舟を池や田にしている。
庭の正面にある大きな樫の樹の剪定もはじまった。
都営住宅の敷地の木で、僕が都に連絡しました。
一本だけ群を抜いて高く伸び広がり、南向きの庭も
かなりの時間日蔭になる。
自然界では、動物が枝を折ったりして適度な間引きとなり
地面に光を与えて若芽を育むが、町の自然の維持には
多少人手が要る。
今日から、野菜くずは庭に放ることなく、
ステンレスの細かな網カゴに入れていくことにした。
近々引っ越す可能性があるので、
次の住人が早めに入った際、庭の土に野菜の皮が混ざっているのは
ちょっと申し訳ないから。
これから暖かくなれば、今あるものは、遠からず
虫や微生物に分解されるだろう。
心づよいメンバーは、
団子虫、ハサミ虫、なめくじ、アリ、黄金虫の幼虫、ミミズなど。
にわとりとウサギで、食べる雑草が違うように
虫たちにもそれぞれ得意分野がある。
(かえり電車)
都電のあと、三ノ輪・南千住界隈を散歩して
泪橋そばの竹製品の店で弁当箱を探す。
数年ぶりながら、主人が僕を覚えてくださっていた
感動も相まって、スズ竹の編まれた弁当かごを買いました。
基本、ご飯ばかりみっちり込めて、あとは漬物や佃煮のみ付ける予定。
その後日暮里で下車すると、浦安の佃煮屋さんが
露店で売っていたので、コブのつくだ煮を買う。
新しい弁当箱の最初には、ご飯と浦安の佃煮を詰めこむ。
東京湾の環境再生をつよく願っているので、
ひとつのよき門出となるでしょう。
お弁当もおむすびも、人が手づくりしたものは
時間を置かれるとすてきな発酵食品になる。
たなこころの乳酸菌が、ご飯を適度に分解して味わいを奏でながら
雑菌の侵入繁殖をふせぐ。
いよいよ おべんと生活がはじまる。
いのちの糧めしを風呂敷でくるんで、一緒に旅をしよう。
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