ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
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自然派の人は、水中出産をえらんだり、あこがれることがあるが、

ヒトが水中出産することは、自然なのだろうか。

産まれおちた後は肺呼吸をする陸上生物であるため、
もし水の中で出産し、うまく上陸できなければ死を意味する。
人はそんな前提にはできていない。

さらに問題は、赤ちゃんは、生まれ出るときに、母親の
産道の微生物が皮膚に付着して、それが生涯において
免疫を担う常在菌の元となる。
それが水に流されることは非常にもったいないことだ。

帝王切開で生まれた場合もそれが望めないため、
なるべく母親とともに入浴することで、必要な菌をもらうとよい。
塩素はなくなっているほうがよく、よけいな入浴剤もいれない。
女性は男性の10倍も、肌に乳酸菌を持っているという。

産道を通って生まれたときに、すぐに産湯に入れるのも
産道からの菌を落とすという意味では、のぞましくない。
とくに、日本の水道は塩素が多いので、赤ちゃんの皮膚は
無防備となり、その毛穴から、院内の病原菌が侵入するおそれもある。

生まれ出たら、そのままへその緒もつながったまま、
お母さんのお腹の上にしばらく寝かせていると
黄疸も起こりにくいという。
へその緒からはまだわずかに酸素が送られるので、
徐々に肺呼吸に慣れるまでの保険になるし、
切るのはしぼんでからでよい。
いきなりぷっつんと断絶するのは、無意識のトラウマになるかもしれない。

ともかく、イメージだけで何となくよさそう、と判断するのではなく、
それは自然であるか?をさまざまな視点でとらえることが、
生命のバトンをつなげる私たちの責任である。

僕は医者でもないし、思うままに書いているだけなので、
このようなネット上の情報はすべて「便所のらくがき」ととらえ、
自分で判断して決めていかなければならないし、
それができないときは、白黒つけずに保留する必要がある。

〔追記〕
プールには藻がわかないように、または殺菌のため、こまめに
塩素が投入されている。水道水に入れる「次亜塩素酸ナトリウム」ではなく
ゆっくりと溶け出るように「次亜塩素酸カルシウム」(カルキ)が使われることが多い。
しかし、病原菌や藻がふえるのは、水中に餌となる有機物があるからなので、
小石や砂の層に水を循環しつづけ、棲みついた微生物が有機物を分解する
「緩速ろ過装置」を設置すればよい菌もそうでない菌も殺すという発想ではなく、
余計な菌は増殖しなくなる。
生物浄化法とも呼ばれるこのろ過装置は、メンテナンスのコストも低く、
これからの未来型のやり方として広がっていくことを願っている。
実際は、戦前の日本の浄水場はこの方法をとっていた。
昔の水道水は、おいしくて安全だったわけだが、
鉛管による重金属の害は存在していた。
ただ過去を懐かしむばかりでなく、より佳く前進していきたい。

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この焼きチーズケーキの上に…


昨日、8/9は長女の誕生日だった。
8/9は、長崎にプルトニウムの原爆が落とされた、悲しい日である。

僕の実家のお店には、長崎出身の従業員さんが長年はたらいていたが、
少年のときに原爆を体験し、その火傷をアロエで治したそうだ。
原爆症を心配し、生涯独り身だった。
アロエには有機塩素が含まれているから、殺菌効果があり、化膿を防げたのだろう。
そのためか、彼の作業場のそばにはいつも、アロエの鉢植えが置かれていた。

ただ、アロエはそのように強い殺菌力があるため、常用するものではない。
皮膚を守っている常在菌のバランスを崩すおそれがあるからだ。

長崎というと、僕は長崎の血もちょっと入っているらしい。母方の血縁で、長崎や福岡があるとか。
それでなのか、母はあまり出しゃばらない雰囲氣があり、目の彫りがすこし深い。
これは、先ほど書いた長崎出身の男性にも共通する風貌であり、
ほんとうか知らないが、隠れキリシタンの長年の生き方が、そのようなまなざしを形成していったという
表現を、たしか遠藤周作さんの本で読んだことがある。

子どもたちが、隠れずに堂々と生きられる世の中であるように、
見本となる生き方をし、社会と環境の基盤を築いていかなきゃならない。



生のサワークリームをのせて、
土台のクッキー、焼きクリームチーズ、生サワークリームの
三段構えのチーズケーキが完成。

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2日めは、台風の影響で波が荒く海水浴は危険なので、
近くにある「小網代の森」をあるく。

ここは、偶然と努力により守られた奇跡の森であり、
雨が落ちてしみ出る源流から、海へ流れでるまでの
流域がまるごと残っている。

珍しいトンボのいる湿地、アカテガニの山、豊かな干潟までが
一つのエリアに存在している。

最終日も、台風接近のため海あそびは叶わず、
心のこもった宿の朝ごはんの後、帰路へつく。
途中、横須賀で下車するが強風の打ちつける霧雨が
大変で、町あるきは諦め、ちょっと潜水艦だけ眺めて
また電車にもどった。

水族館に寄ろうという案もあったが、
僕があまりときめかない。

理想は、身近にゆたかな生態系が存在し、
近所の川や水路で様々ないきものたちと会える環境を
再生すること。

だから、水族館も、まずはその土地本来の魚介を、
同じすみかで再現展示しながら、さような環境を再生するには
1人1人や家庭や企業がどのように意識し
具体的な行動をする必要があるかを示す、啓蒙の場であらまほしい。

身近では環境汚染などでなかなか会うのが難しいから、
水族館という別世界まで足を伸ばす、という感覚はよくないと思う。
新しい使命感による水族館の姿がのぞまれる。

そんなこんなで、たいして雨にも降られずに
家族無事に帰宅できました!

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昨年と同じく、今夏、三浦半島西岸の油壺まで行ってまいりました。

高幡不動→新宿→品川→三崎口→油壷マリンパーク、と
電車やバスを乗り継いでいくので、荷物はふろしきで背負う。
いつもは水を多めに持っていきますが、今回はライフジャケットなど
かさばるため、都度しぼって清浄な水をつくれる携帯浄水器を持参しました。

水族館に向かって右側のみちを下りていくと、胴網海岸です。
水もきれい、波も穏やか、岩場もあって生きものも豊富。
混みすぎていないので、家族で行くのにも向いています。

子どもたちはライフジャケットを着て、息子はシュノーケルで
魚を探し、娘っちらはさらに浮き輪に入って遊んでいました。

僕ははじめ、下駄のまま大の字にゆらりと浮いていましたが、
日射しがつよくてまぶしいので、その後は泳ぎました。
顔を出したままだと泳ぎにくいので、途中からゴーグルなしの
裸眼をひらいて、イルカになったようなきもちで自由に
回転したりしながらおよぐと、

底の砂が、まあるくころころ、ドロップのように輝いていてみえて
美しい。眼鏡ではこの見え方にならない。
水がきれいであれば、たまにこうして潮水が目に入ると、
老眼など改善されるのではないかと思う。

遠視はゆるんでいるので、塩氣で引き締める。



そんな海で、ワカメを発見。
頭にのせて遊んだりし、持ち帰って食べようと思いましたが、
この季節はフグが産卵している可能性があると
宿のご主人に教えていただいたので、畑の肥料にします。

宿も昨年とおなじ、三崎港の近くにある
bed & breakfast ichiです。

このたびは、幼稚園のママ友一家と一緒なので、
全4部屋で貸し切りとなりました。

8/14(火)14時からは、三崎港にある市場「うらり」の2階で、
ご当地の三浦プロレスのイベントがあり
なんと、あの、ウルティモドラゴンさんも参戦するとか。
そして翌日は花火大会だった記憶。

8/14(火)は僕も、自宅でかき氷つきのふろしき講座を開催予定です。
いつか、だいすきな三崎でもふろしきのイベントを行ないたいと思っています☆

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先日少し書いていた自主企画ですが、

8/14(火)にふろしきむすび方講座を開催することになりました。
今月はこの1回の予定。

自家製のかき氷つきです!

通常ふろしき講座参加費は3,000円とホームページに載せていますが
真夏サービスで、お茶とかき氷つきで2500円。

途中、川が澄んでいたらちょっと足を浸けて涼もうと考えています。

13時に、京王線「高幡不動駅」改札口の外に待ち合わせです。

お茶タイムは、これからの時代をどう生きていくかを
楽しく語りあえたらと思っています。

6名限定

風呂敷は、やわらかいけれど、ゆえに、
サバイバルでも如何様にも本領発揮します。
奮ってご参加くださいね~♪

持ちものは、あれば風呂敷(大小。どちらかでも)
お持ちでない方には無料貸し出しあります。

参加ご希望の方は、
コメントまたは
メール isamix@gmail.com まで、
「8/14参加希望」とお名前、人数、連絡先をご連絡ください。

風呂敷講座に参加してしまうような、すてきなメンバーで
つながっていきましょう!
よろしくお願いいたします。横山功

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茶碗に。

タレは、マンゴーと豆乳。

これから色々とためしたく、楽しみ。

近々告知予定ですが、
8/13または14に、
川で浮く練習のワークショップを開催予定です。

着衣または水着で、川でぷかぷかといつまでも浮いて、
いざというとき溺れない姿勢と心構えを身につけます。

単純に、川に浸かるのもきもちよい。

参加費:2,500円(特製かき氷つき)
定員 :5名
13時に、京王線「高幡不動駅」集合です。

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今年のなつも異常な暑さがつづいているが、
原因は諸説あって定かではない。
化石エネルギーによる温暖化、周期、太陽の関係、
地軸の変化、銀河規模の何らかの作用など。

原因を議論したり突きとめるのも大切だが、
被害をすこしでも抑えるためにできることをやる必要がある。

たとえば火事がおきたときは、出火原因を探る以上に、ただちに火を消して
延焼や二次被害を減らす方向へ努めなければならない。

しかし単に火を消すだけでは、際限のない対症療法にすぎない。

壁紙のビニルクロスから、燃えにくく、かつ有害ガスを発生しない
天然材料の漆喰(貝灰、ふのり、麻スサをこねたもの)
に変えるのもよい。

異常気象の影響をなるべく受けづらい身体と町づくりが
求められる。

外では汗をふかないほうが涼しい。
冷房の効いたへやへ入る前は汗をぬぐう。

氷入りのあまいジュースばかり飲まず、
麦茶や緑茶(無農薬)、つめたいナスの味噌汁、
梅干しなどで、水分と塩分をこまめに摂取する。

帽子をかぶるなら、蒸れにくく通氣性のよい
麻や麦わら製のもの。
髪の毛は日よけと、汗で濡れて冷却する機能があるから、
短くしすぎないほうが熱中症予防になる。

夏風邪をひいても、氣力体力あるならば、薬ですぐに抑えず
寝てなおすと、病み上がりは、かなり暑さにつよく進化している
(個人的な体験)。

家を建てるなら、エアコンありきではなく、
構造と素材的に涼しくなる設計にする。

蓄熱するブロック塀やコンクリート打ち放しから、
生け垣や漆喰に替える。

冷房による水滴が、室外器の上におちるようにする。

屋根に水を流せるように配管する。

異常気象も自然現象だからと諦めるのではなく、
いくさで相手側から様々な攻撃を受けて、
それを回避するために案をめぐらし実行するような
こころ構えでないと、子どもたちを守ることはできない。

もしも数日間停電して冷房が稼働しなくなったら、
どれだけの人が熱中症でいのちを落とすのかと考えれば、
いかに現代が不安定な暮らし方に染まっているか
見えてくる。

電氣、水道、車がなくても
健康でたのしく暮らせるように、
住まいと自然環境と農業の在り方を、
いちから見直すべき時代がきていると感じている。

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本日は、杉並区の井荻で、
小学生対象のふろしき講座がありました。

基本とあわせて、大きなブロックの遊具をみなで協力して
つつんで背負ったり、ブランコにして遊んだりと
にぎやかに進行しました。最後はお決まりに忍者(手っ甲とずきんなど)。

参加してくださったみなさま、今年も会えてうれしかったです。
たのしい夏休みの毎日をすごしてください☆◎



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昨日は午前中、家族で近所の川であそんだ。

数日前の大雨で水量がまし、くすぶっていた藻が流され、
雨で濁っていた水もきらきらと澄んできた。
稚魚や小魚も無数にいて、足をつついてくる。

そんな楽園のような水場があるいて3分にあるのは
大変感謝すべきことです。

街をながれる清流に大の字にぷかぷかと浮き、
空いろのそらを見上げる。

子どもたちはライフジャケットを着て、仰向けに
きもちよさそうに流れていく。

木があって石があって水がながれていけば、水は自然ときれいになる。

川がきたないという状態は、大自然の循環という視点では
異常であり、水は空氣のつぎに生命維持に不可欠だから
何よりも早急に解決すべき問題だ。

もしもそこに汚い川(泳げない、飲めない、生態系が貧弱)があるなら、
その橋を渡るすべての人は、じぶんごととして真摯に
向き合わなければならない。

最大の安全保障は、お金や軍事のまえに、きれいな水と空気、
安全なたべものが、住んでいる地域で手に入ること。

全世界でそれが実現できれば、みながもっとやさしいきもちを
とりもどして、地球の平和へつながるだろう。

農業ほか各産業の生産活動も、清浄な水や空氣のあってこそ
発展する。

環境汚染で産業が衰退することから、貧困や犯罪、
戦争にさえもつながる。

純粋に、
きれいな川でよろこんで遊ぶ子どもたちの笑顔を見ながら、
本来あたりまえのはずのこうした日常を享受できない地域の
ほうが圧倒的に多い現実を思うと、子どもたちや次世代に
遺すべきものごとが見えてくる。

頭でっかちに解決策を設計するばかりでなく、
いつも見下ろしている川が汚れていることに違和感をもてる
感性を、もっともっと育んでいく必要がある。

生きものの乏しい環境で、子どもたちはゲーム画面のなかで
捕獲している。
さらにはバーチャルリアリティーの中で
あたかも街なかに生きものがいるかのようなアプリケーションすら
存在する。
自然の模倣は、竹をかたどったプラスチックのように
素材じたいの機能を果たせない、表面的な
劣化コピーにすぎない。

環境の再生は、みんなのきもち次第だ。
なぜなら、地球とは、あなたのきもちのことだからである。

現在の環境汚染は、人々のきもちが汚染されていることを意味する。

では、どうしたらきもちをきれいにできるのか。
それは、環境をきれいにしなければ実現できない。

汚れた部屋でどんなに瞑想しても、きもちは洗われない。

逆に、部屋をきれいにすれば、同時に、自然ときもちまで
すっきりとする。

もちろん、環境に負荷をあたえない掃除の仕方が前提である。

基本は、はたきとほうきと布巾と手と水があれば、
部屋もきもちも綺麗になっていく。

ああ、僕もちゃんとやらなきゃあな。

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風呂敷の結び目といえば、
ほとんどが真むすびと一つむすびです。
他は、真むすびの途中の1回だけ結んだ状態や
2つの角をまとめて一つむすびする程度で、
ひもやロープに比べると結び目の種類は少ないといえます。

だけど、隣の角をむすぶか、対角をむすぶか、
真むすびなのか一つむすびなのか、そして
結び目の大きさ等の組み合わせにより、驚くほどの多用途へと展開されます。

実際、真むすびが7割以上を占めるのではないか。

固むすび、こまむすびと呼ばれることもある
真むすびは、風呂敷で最も頻繁につかう結び目ですが、
現代日本人、とくに若い世代になるほど
きちんと結べずに、十字の「縦むすび」になる方が目立ちます。

2つの角をまず1回むすんだ後、次に
右と左どちらの角を前にして結ぶかで
結果が変わります。

風呂敷といえども、人の身体性と切り離せません。
からだの素直な流れに従えば真むすびになります。

それは、手前にある角をそのまま手前に重ねればよいということですが、
または、
脇の締まった安定した姿勢であれば、
縦むすびにはなりません。
肩に力が入って緊張状態になると、ひじが外へ開いて
縦むすびになりやすい。

道具は手の代わり。道具は身体の延長線上にあり、
そこを逸脱してしまうと、道具に使われてしまう結果に陥ります。

結ぶという行為も、人の手が二つあるという前提から
発生している。

では、人の手も目も耳もカニのツメも、
なぜ対になって2つでセットであるかといえば、
2つのものが協力して新たしきものを産みだす
はたらき(=ムスビ)こそが、地球における一つの法則だからでしょう。

ふろしきの基本は、まさに「真のむすび」であり、
お互いが絡みあい助けあうからこそ、手堅く安定した
むすび目となります。

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