胤 イン <子孫>
胤 イン・たね 月部にく
解字 獣の両足の間から子が産み落とされる形の象形[字統]。八は獣の両足、「幺(つながる)+月(からだ・にく)」はへその緒でつながって生まれ出てきた子を表している。人に移して子孫・血筋・跡継ぎの意を表す。
意味 (1)たね(胤)。血筋。子孫。「後胤コウイン」(子孫。末裔)「落胤ラクイン」(貴人が妻以外の女にひそかに生ませた子。おとしだね)(2)あとを継ぐ。「胤嗣インシ」(あととり)
埒 ラチ <かこい>
埒 ラチ・ラツ・かこい 土部
解字 「土(つち)+爫(上からの手)+寸(て)」の会意。「爫(上からの手)+寸(て)」は、上からの手と下の手で物を持つかたち。それに土のついた埒ラチは土を持って周囲に積み上げ、囲いをつくること。土の低い垣をいうが、土以外の垣にもいう。また、転じて、一定の範囲をいう。
意味 (1)かこい(埒)。低い垣根。内と外を分けるための垣。「馬埒バラツ」(馬場の垣根)「埒ラチが明く」(へだてていた垣根が開いて物事にかたがつく。はかどる)「埒ラチが明かない」(いつまでたっても物事がすすまない)(2)[国]一定の範囲。「埒外ラチガイ」(一定の範囲のそと)「埒内ラチナイ」(一定の範囲のうち)「不埒フラチ」(法の定めた範囲にはいらない⇒けしからぬ)「埒ラチもない」(①順序が立たない。②とりとめもない)「放埓ホウラツ」(①気ままにふるまう。②酒色にふけり素行がおさまらない)
※「埒が明く」「埒が明かない」は、意味からいうと「埒ラチ(かこい)が開く」だが、慣用で「明く」を使う。物事が明るい方向に動く意からと思われる。
捋 ラツ・つまむ・とる 扌部
解字 「扌(て)+爫(上からの手)+寸(て)」の会意。三つの指先で物をつまむ意。
意味 (1)つまむ(捋む)。とる(捋る)。指先で物をつまみとる。「捋取ラツシュ」(つまみ取る) (2)ひねる。「捋鬚ラツシュ」(ひげをひねる)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
胤 イン・たね 月部にく
解字 獣の両足の間から子が産み落とされる形の象形[字統]。八は獣の両足、「幺(つながる)+月(からだ・にく)」はへその緒でつながって生まれ出てきた子を表している。人に移して子孫・血筋・跡継ぎの意を表す。
意味 (1)たね(胤)。血筋。子孫。「後胤コウイン」(子孫。末裔)「落胤ラクイン」(貴人が妻以外の女にひそかに生ませた子。おとしだね)(2)あとを継ぐ。「胤嗣インシ」(あととり)
埒 ラチ <かこい>
埒 ラチ・ラツ・かこい 土部
解字 「土(つち)+爫(上からの手)+寸(て)」の会意。「爫(上からの手)+寸(て)」は、上からの手と下の手で物を持つかたち。それに土のついた埒ラチは土を持って周囲に積み上げ、囲いをつくること。土の低い垣をいうが、土以外の垣にもいう。また、転じて、一定の範囲をいう。
意味 (1)かこい(埒)。低い垣根。内と外を分けるための垣。「馬埒バラツ」(馬場の垣根)「埒ラチが明く」(へだてていた垣根が開いて物事にかたがつく。はかどる)「埒ラチが明かない」(いつまでたっても物事がすすまない)(2)[国]一定の範囲。「埒外ラチガイ」(一定の範囲のそと)「埒内ラチナイ」(一定の範囲のうち)「不埒フラチ」(法の定めた範囲にはいらない⇒けしからぬ)「埒ラチもない」(①順序が立たない。②とりとめもない)「放埓ホウラツ」(①気ままにふるまう。②酒色にふけり素行がおさまらない)
※「埒が明く」「埒が明かない」は、意味からいうと「埒ラチ(かこい)が開く」だが、慣用で「明く」を使う。物事が明るい方向に動く意からと思われる。
捋 ラツ・つまむ・とる 扌部
解字 「扌(て)+爫(上からの手)+寸(て)」の会意。三つの指先で物をつまむ意。
意味 (1)つまむ(捋む)。とる(捋る)。指先で物をつまみとる。「捋取ラツシュ」(つまみ取る) (2)ひねる。「捋鬚ラツシュ」(ひげをひねる)
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