飭チョクを追加しました。
食 ショク・ジキ・くう・くらう・たべる 食部
解字 古代文字はすべて食物が入った器にふたをした形の象形。たべもの。たべる意を表わす。現代字はフタ上部である「∧」の下が良に変化した。食は部首になるが、「たべる」意で音符ともなる。
意味 (1)くう(食う)。くらう(食らう)。たべる(食べる)。ごはん。「食事ショクジ」「食物ショクモツ」「給食キュウショク」「乞食コツジキ・コジキ」 (2)太陽や月が見えなくなる。かける。「日食ニッショク」「月食ゲッショク」 (3)むしばむ。「浸食シンショク」
参考 食は、部首「食しょく・しょくへん」になる。漢字の下部または偏(左辺)に付き、①食事をする、②食べ物、の意味を表す。下部に付くときは食のかたち、左辺に付くときは飠(新字体)または𩙿(新字体以外)になる。約14,500字を収録する[新漢語林]で107字が収録されている。主な字は以下のとおり。
常用漢字 12字
食ショク・たべる 部首
飲イン・のむ(食+欠の会意)
餓ガ・うえる(食+音符「我ガ」)
館カン・やかた(食+音符「官カン」)
飢キ・うえる(食+音符「几キ」)
飼シ・かう(食+音符「司シ」)
餌ジ・えさ(食+音符「耳ジ」)
飾ショク・かざる(部首・音符「食ショク」+人+巾)
飯ハン・めし(食+音符「反ハン」)
餅ヘイ・もち(食+音符「并ヘイ」)
飽ホウ・あきる(食+音符「包ホウ」)
養ヨウ・やしなう(食+音符「羊ヨウ」)
イメージ
「たべる」(食・飾・蝕・喰)
「その他」(飭)
音の変化 ショク:食・飾・蝕 チョク:飭 くう:喰
たべる
飾 ショク・かざる 食部
解字 「食(たべる)+人+巾(ぬの)」の会意。食事をするとき人が身につけるナプキンのこと。現代字は右上の𠂉が人である。体の前面をおおう布の意だったが、身なりを整える意へと変化した。食は部首であるとともに、音符にもなっている。
意味 (1)かざる(飾る)。身なりを整える。装い。かざり。「装飾ソウショク」「服飾フクショク」 (2)外観をよく見せかける。「飾言ショクゲン」(いつわり飾った言葉)「粉飾フンショク」(①白粉(おしろい)で飾る。②実情を隠して見かけをよくする)
蝕 ショク・むしばむ 虫部
解字 「虫(むし)+食(たべる)」の会意形声。虫が食べて物をだめにする。虫が食うように体や心がおかされること。蝕の左辺は旧字の食へん。
意味 (1)むしばむ(蝕む)。そこなう。おかす。「侵蝕シンショク」(=侵食) (2)太陽や月が欠ける。「日蝕ニッショク」(=日食)「月蝕ゲッショク」(=月食) ※熟語では「食」に置き換えるものが多い。
喰 <国字> くう・くらう 口部
解字 「口(くち)+食(たべる)」の形声。口で食べる意を表す国字。
意味 (1)くう(喰う)。くらう(喰らう)。物をたべる。 (2)(このましくない事を)身にうける。こうむる。「小言を喰う」
その他
飭 チョク・ととのえる・つつしむ・ただす・いましめる 𩙿部
解字 「𩙿ショク+人+力(ちから)」の会意形声。[字通]に興味深い解字が載っている。それによると、飭チョクは、後漢の[説文解字]が飾ショクの字の巾⇒力と誤って書き、解釈した字だという。飾ショクは食事をするとき人が身につけるナプキンで、体の前面をおおう布の意だったが、身なりを整える意へと変化し最終的に飾る意となった。巾が力に代わった飭チョクは、力をこめて身を整える意となり、さらに同音の勅チョクに通じ、つつしむ・うやまう・ただしい・いましめる意となった。発音は食ショク⇒チョクに変化。表記は𩙿⇒飠も可。飭は普段目にしない字だが、飾ショクと関連して覚えると身近な字になる。
意味 (1)ととのえる(飭える)。「飭令チョクレイ」(法令をととのえる)「飭正チョクセイ」(きちんとととのえ、ただす) (2)ただす(飭す)。つつしむ(飭む)。「修飭シュウチョク」(身を修め、つつしむ)「飭身チョクシン」(身をつつしむ) (2)いましめる(飭める)。「飭厲チョクレイ」(いましめはげます)「戒飭カイチョク」(戒も飭も、いましめる意)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
食 ショク・ジキ・くう・くらう・たべる 食部
解字 古代文字はすべて食物が入った器にふたをした形の象形。たべもの。たべる意を表わす。現代字はフタ上部である「∧」の下が良に変化した。食は部首になるが、「たべる」意で音符ともなる。
意味 (1)くう(食う)。くらう(食らう)。たべる(食べる)。ごはん。「食事ショクジ」「食物ショクモツ」「給食キュウショク」「乞食コツジキ・コジキ」 (2)太陽や月が見えなくなる。かける。「日食ニッショク」「月食ゲッショク」 (3)むしばむ。「浸食シンショク」
参考 食は、部首「食しょく・しょくへん」になる。漢字の下部または偏(左辺)に付き、①食事をする、②食べ物、の意味を表す。下部に付くときは食のかたち、左辺に付くときは飠(新字体)または𩙿(新字体以外)になる。約14,500字を収録する[新漢語林]で107字が収録されている。主な字は以下のとおり。
常用漢字 12字
食ショク・たべる 部首
飲イン・のむ(食+欠の会意)
餓ガ・うえる(食+音符「我ガ」)
館カン・やかた(食+音符「官カン」)
飢キ・うえる(食+音符「几キ」)
飼シ・かう(食+音符「司シ」)
餌ジ・えさ(食+音符「耳ジ」)
飾ショク・かざる(部首・音符「食ショク」+人+巾)
飯ハン・めし(食+音符「反ハン」)
餅ヘイ・もち(食+音符「并ヘイ」)
飽ホウ・あきる(食+音符「包ホウ」)
養ヨウ・やしなう(食+音符「羊ヨウ」)
イメージ
「たべる」(食・飾・蝕・喰)
「その他」(飭)
音の変化 ショク:食・飾・蝕 チョク:飭 くう:喰
たべる
飾 ショク・かざる 食部
解字 「食(たべる)+人+巾(ぬの)」の会意。食事をするとき人が身につけるナプキンのこと。現代字は右上の𠂉が人である。体の前面をおおう布の意だったが、身なりを整える意へと変化した。食は部首であるとともに、音符にもなっている。
意味 (1)かざる(飾る)。身なりを整える。装い。かざり。「装飾ソウショク」「服飾フクショク」 (2)外観をよく見せかける。「飾言ショクゲン」(いつわり飾った言葉)「粉飾フンショク」(①白粉(おしろい)で飾る。②実情を隠して見かけをよくする)
蝕 ショク・むしばむ 虫部
解字 「虫(むし)+食(たべる)」の会意形声。虫が食べて物をだめにする。虫が食うように体や心がおかされること。蝕の左辺は旧字の食へん。
意味 (1)むしばむ(蝕む)。そこなう。おかす。「侵蝕シンショク」(=侵食) (2)太陽や月が欠ける。「日蝕ニッショク」(=日食)「月蝕ゲッショク」(=月食) ※熟語では「食」に置き換えるものが多い。
喰 <国字> くう・くらう 口部
解字 「口(くち)+食(たべる)」の形声。口で食べる意を表す国字。
意味 (1)くう(喰う)。くらう(喰らう)。物をたべる。 (2)(このましくない事を)身にうける。こうむる。「小言を喰う」
その他
飭 チョク・ととのえる・つつしむ・ただす・いましめる 𩙿部
解字 「𩙿ショク+人+力(ちから)」の会意形声。[字通]に興味深い解字が載っている。それによると、飭チョクは、後漢の[説文解字]が飾ショクの字の巾⇒力と誤って書き、解釈した字だという。飾ショクは食事をするとき人が身につけるナプキンで、体の前面をおおう布の意だったが、身なりを整える意へと変化し最終的に飾る意となった。巾が力に代わった飭チョクは、力をこめて身を整える意となり、さらに同音の勅チョクに通じ、つつしむ・うやまう・ただしい・いましめる意となった。発音は食ショク⇒チョクに変化。表記は𩙿⇒飠も可。飭は普段目にしない字だが、飾ショクと関連して覚えると身近な字になる。
意味 (1)ととのえる(飭える)。「飭令チョクレイ」(法令をととのえる)「飭正チョクセイ」(きちんとととのえ、ただす) (2)ただす(飭す)。つつしむ(飭む)。「修飭シュウチョク」(身を修め、つつしむ)「飭身チョクシン」(身をつつしむ) (2)いましめる(飭める)。「飭厲チョクレイ」(いましめはげます)「戒飭カイチョク」(戒も飭も、いましめる意)
<紫色は常用漢字>
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※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。