囷 キン 囗部
四庫全書の囷 穀物倉(囷)
解字 「囗(まるいかこい)+禾(穀物)」の会意。まるく取り囲んで収穫物を保存するくら。
意味 (1)くら(囷)。米ぐら。まるい形の米ぐら。円形の穀物倉。「囷倉キンソウ」(穀物倉)「囷廩リンキン」(穀物倉) (2)まるい(囷い)。まるく取り囲む。「囷囷キンキン」(まるく取り巻いたさま)
イメージ
穀物倉の形から「まるいやね」(囷・菌)
穀物倉に穀物が「あつまる」(箘・麕)
音の変化 キン:囷・菌・箘・麕
まるいやね
菌 キン・きのこ 艸部
解字 「艸(くさ)+囷(まるいやね)」の会意形声。先がまるいやねのように広がる植物。きのこを意味したが、近代になり菌類キンルイという言葉で、きのこ類似のグループをさすようになり、さらに、かびやバクテリアを指すようになった。
意味 (1)きのこ(菌)。たけ。「菌芝キンシ」(ひじりだけ。霊芝)「菌褶キンシュウ」(キノコの傘の裏側のひだ) (2)かび。バクテリア。「細菌サイキン」「殺菌サッキン」「菌糸キンシ」
あつまる
箘 キン 竹部
ヤダケ(ウィキペディアより)
解字 「竹(たけ)+囷(あつまる)」の会意形声。密集する細い竹の意で、ヤダケ(矢竹)をいう。
意味 (1)やだけ(箭竹・矢竹)。タケ亜科ヤダケ属の幹が細長い竹。矢柄(やがら)として用いる。「箘簬キンロ」(矢竹) (2)たけのこ。 (3)「箘桂キンケイ」とは、古書に書かれた肉桂(=桂皮。シナモン)の古称。健胃剤・香辛料などに供する。
麕 キン・クン 鹿部
解字 「鹿(しか)+囷(あつまる)」の会意形声。群れで生活する鹿。ノロジカをいう。
意味 (1)のろ(麕)。ノロジカ。シカの一種。肩高約75センチ。雄は3本に枝分かれした角をもつ。ユーラシア大陸に分布。「のろ」の名前は朝鮮語のノルに由来する。 (2)むらがる(麕がる)。発音はクン。「麕集クンシュウ」(あつまる。むらがる)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
四庫全書の囷 穀物倉(囷)
解字 「囗(まるいかこい)+禾(穀物)」の会意。まるく取り囲んで収穫物を保存するくら。
意味 (1)くら(囷)。米ぐら。まるい形の米ぐら。円形の穀物倉。「囷倉キンソウ」(穀物倉)「囷廩リンキン」(穀物倉) (2)まるい(囷い)。まるく取り囲む。「囷囷キンキン」(まるく取り巻いたさま)
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穀物倉の形から「まるいやね」(囷・菌)
穀物倉に穀物が「あつまる」(箘・麕)
音の変化 キン:囷・菌・箘・麕
まるいやね
菌 キン・きのこ 艸部
解字 「艸(くさ)+囷(まるいやね)」の会意形声。先がまるいやねのように広がる植物。きのこを意味したが、近代になり菌類キンルイという言葉で、きのこ類似のグループをさすようになり、さらに、かびやバクテリアを指すようになった。
意味 (1)きのこ(菌)。たけ。「菌芝キンシ」(ひじりだけ。霊芝)「菌褶キンシュウ」(キノコの傘の裏側のひだ) (2)かび。バクテリア。「細菌サイキン」「殺菌サッキン」「菌糸キンシ」
あつまる
箘 キン 竹部
ヤダケ(ウィキペディアより)
解字 「竹(たけ)+囷(あつまる)」の会意形声。密集する細い竹の意で、ヤダケ(矢竹)をいう。
意味 (1)やだけ(箭竹・矢竹)。タケ亜科ヤダケ属の幹が細長い竹。矢柄(やがら)として用いる。「箘簬キンロ」(矢竹) (2)たけのこ。 (3)「箘桂キンケイ」とは、古書に書かれた肉桂(=桂皮。シナモン)の古称。健胃剤・香辛料などに供する。
麕 キン・クン 鹿部
解字 「鹿(しか)+囷(あつまる)」の会意形声。群れで生活する鹿。ノロジカをいう。
意味 (1)のろ(麕)。ノロジカ。シカの一種。肩高約75センチ。雄は3本に枝分かれした角をもつ。ユーラシア大陸に分布。「のろ」の名前は朝鮮語のノルに由来する。 (2)むらがる(麕がる)。発音はクン。「麕集クンシュウ」(あつまる。むらがる)
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