羽 ウ・は・はね 羽部
解字 鳥の羽毛を二枚並べた形の象形。羽毛を意味するが、鳥や昆虫類のつばさの意味ともなる。旧字は羽と書いたが、新字体で羽となった。
意味 (1)はね(羽)。鳥のはね。「羽毛ウモウ」「羽根はね」(羽の根本)「羽衣はごろも」「羽音はおと」 (2)[国]鳥・兎を数えることば。「二羽にわ」
参考 羽は部首「羽はね」になる。漢字の上下、または右辺に付き「はね」の意味を表す。常用漢字は6字。
羽ウ・はね (部首)
翁コウ・おきな(羽+音符「公コウ」)
習シュウ・ならう(羽+白の会意)
翔ショウ・かける(羽+音符「羊ヨウ」)
翻ハン・ひるがえる(羽+音符「番バン」)
翼ヨク・つばさ(羽+音符「異イ」)
翌ヨク(羽+立の会意)
イメージ
「はね」(羽・栩・詡)
音の変化 ウ:羽 ク:栩・詡
はね
栩 ク・くぬぎ 木部
解字 「木(き)+羽(はね)」の会意形声。羽のある昆虫がむらがる木。くぬぎの木は天蚕が育つ木であり、天蚕の作る繭(まゆ)を食い破って蛾が舞い飛ぶ木。
意味 (1)くぬぎ(栩)。櫟レキとも書く。クヌギの木には昔から天蚕が生育しており、現在の蚕が家で飼われる以前は、クヌギの葉を食べる天蚕のマユから糸を作っていた。 (2)「栩栩然ククゼン」とは、ふわふわするさま。羽のように自由で愉快なさま。 (3)[国]とち。トチノキ。「栩木とちぎ」(姓)
詡 ク・ほこる 言部
解字 「言(ことば)+羽(はね)」の会意形声。羽が生えたように言葉が出ること。
意味 ほこる(詡る)。大言する。誇大に言う。「詡詡クク(大言する。へつらい笑う)
扇 セン <おうぎ>
扇 セン・おうぎ・あおぐ 戸部
解字 「戸(とびら)+羽(羽ばたく)」の会意。戸(とびら)が羽ばたくように開閉すること。もとは開閉する扉(とびら)の意。転じて、おうぎ(扇)。あおぐ道具。あおぐ意となった。最初はうちわ(団扇)を意味したが、平安時代に日本で折り畳み式の扇が発明され、中国へも伝わったことから、おうぎ(扇)を指す言葉になった。
扇子(「扇子 歴史や種類」より)
各種のうちわ(団扇)
意味 (1)とびら。「門扇モンセン」(=扉)(2)あおいで風を起こし涼をとる道具。うちわ。「団扇うちわ」(2)おうぎ(扇)。折りたたみ式のうちわ。「扇子センス」「扇眼センガン」(扇のかなめ)「扇状地センジョウチ」(川が山地から平地に流れる所にできた扇状の地形)(3)あおぐ(扇ぐ)。「扇風機センプウキ」「扇動センドウ」(=煽動)「扇情センジョウ」(=煽情)
イメージ
「うちわ・おうぎ」(扇・煽)
音の変化 セン:扇・煽
うちわ・おうぎ
煽 セン・あおる・あおり・おだてる 火部
解字 「火+扇(うちわ)」の会意形声。うちわで火をあおぐこと。あおる意のほか、転じてそそのかす意ともなる。常用漢字でないため「扇」で代用される熟語がある。
意味 (1)あおる(煽る)。そそのかす。「煽動センドウ」(=扇動)「煽情センジョウ」(=扇情) (2)あおり(煽り)。突風による激しい動き。物事の急激な変化。「事故の煽りを受ける」 (3)おだてる(煽てる)。ほめていい気にさせる。「煽惑センワク」(人をおだて惑わす)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 鳥の羽毛を二枚並べた形の象形。羽毛を意味するが、鳥や昆虫類のつばさの意味ともなる。旧字は羽と書いたが、新字体で羽となった。
意味 (1)はね(羽)。鳥のはね。「羽毛ウモウ」「羽根はね」(羽の根本)「羽衣はごろも」「羽音はおと」 (2)[国]鳥・兎を数えることば。「二羽にわ」
参考 羽は部首「羽はね」になる。漢字の上下、または右辺に付き「はね」の意味を表す。常用漢字は6字。
羽ウ・はね (部首)
翁コウ・おきな(羽+音符「公コウ」)
習シュウ・ならう(羽+白の会意)
翔ショウ・かける(羽+音符「羊ヨウ」)
翻ハン・ひるがえる(羽+音符「番バン」)
翼ヨク・つばさ(羽+音符「異イ」)
翌ヨク(羽+立の会意)
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「はね」(羽・栩・詡)
音の変化 ウ:羽 ク:栩・詡
はね
栩 ク・くぬぎ 木部
解字 「木(き)+羽(はね)」の会意形声。羽のある昆虫がむらがる木。くぬぎの木は天蚕が育つ木であり、天蚕の作る繭(まゆ)を食い破って蛾が舞い飛ぶ木。
意味 (1)くぬぎ(栩)。櫟レキとも書く。クヌギの木には昔から天蚕が生育しており、現在の蚕が家で飼われる以前は、クヌギの葉を食べる天蚕のマユから糸を作っていた。 (2)「栩栩然ククゼン」とは、ふわふわするさま。羽のように自由で愉快なさま。 (3)[国]とち。トチノキ。「栩木とちぎ」(姓)
詡 ク・ほこる 言部
解字 「言(ことば)+羽(はね)」の会意形声。羽が生えたように言葉が出ること。
意味 ほこる(詡る)。大言する。誇大に言う。「詡詡クク(大言する。へつらい笑う)
扇 セン <おうぎ>
扇 セン・おうぎ・あおぐ 戸部
解字 「戸(とびら)+羽(羽ばたく)」の会意。戸(とびら)が羽ばたくように開閉すること。もとは開閉する扉(とびら)の意。転じて、おうぎ(扇)。あおぐ道具。あおぐ意となった。最初はうちわ(団扇)を意味したが、平安時代に日本で折り畳み式の扇が発明され、中国へも伝わったことから、おうぎ(扇)を指す言葉になった。
扇子(「扇子 歴史や種類」より)
各種のうちわ(団扇)
意味 (1)とびら。「門扇モンセン」(=扉)(2)あおいで風を起こし涼をとる道具。うちわ。「団扇うちわ」(2)おうぎ(扇)。折りたたみ式のうちわ。「扇子センス」「扇眼センガン」(扇のかなめ)「扇状地センジョウチ」(川が山地から平地に流れる所にできた扇状の地形)(3)あおぐ(扇ぐ)。「扇風機センプウキ」「扇動センドウ」(=煽動)「扇情センジョウ」(=煽情)
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「うちわ・おうぎ」(扇・煽)
音の変化 セン:扇・煽
うちわ・おうぎ
煽 セン・あおる・あおり・おだてる 火部
解字 「火+扇(うちわ)」の会意形声。うちわで火をあおぐこと。あおる意のほか、転じてそそのかす意ともなる。常用漢字でないため「扇」で代用される熟語がある。
意味 (1)あおる(煽る)。そそのかす。「煽動センドウ」(=扇動)「煽情センジョウ」(=扇情) (2)あおり(煽り)。突風による激しい動き。物事の急激な変化。「事故の煽りを受ける」 (3)おだてる(煽てる)。ほめていい気にさせる。「煽惑センワク」(人をおだて惑わす)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。