隺 カク 隹部

解字 「冂ケイ(かこい)+隹(とり)」の会意。冂(かこい)の中に鳥を確保しているさま。しっかりと・たしかに、の意で、確の原字。かこいは篆文ではH形、現代字で冖になっている。
単独で使われることなく、「しっかりと」のイメージで音符となる。
イメージ
「しっかりと」(確・榷)
「カクの音」(鶴)
音の変化 カク:確・榷・鶴
しっかりと
確 カク・たしか・たしかめる 石部
解字 「石(いし)+隺(しっかりと)」の会意形声。隺は、しっかりと確保する意であり、堅い石をつけてその意味を、さらに強めた字。
意味 (1)しっかり(確り)。しかと(確と)。かたく。「確固カッコ」(しっかりして動かぬさま)「確立カクリツ」(しっかりと立てる)「確執カクシツ」(自分の意見をかたく主張してゆずらない。また、そこから起こる不和) (2)たしか(確か)。はっきりと。間違いない。「確実カクジツ」「確率カクリツ」(確かさの度合い) (3)たしかめる(確かめる)。「確認カクニン」
榷 カク 木部
解字 「木(き)+隺(しっかりと)」の会意形声。丸太を川にしっかりと固定した丸木橋をいう。丸木橋は一人しか渡れないので、独占する意となる。
意味 (1)まるきばし。丸太を架け渡した橋。 (2)利益を独占する。独占して手数料をとる。「榷酒カクシュ」(酒を専売制度にして利益を独占する)「榷利カクリ」(利益を独占する)
カクの音
鶴 カク・つる 鳥
解字 「鳥(とり)+隺(カク)」の形声。「カク(カァー、ガァー)」は、ツルの鳴き声を表わす擬声語。ツルは首が長いため気管がラッパのように長く、鳴くと気管に共鳴して数百メートルに響きわたる鳴き声を出す。いわゆる「鶴の一声」である。
意味 つる(鶴)。ツル科の鳥の総称。「鶴首カクシュ」(鶴のように首を長くして待つ)「鶴翼カクヨク」(兵法で鶴が翼を広げたような形に軍隊を配置すること)「鶴の一声ひとこえ」(権威者・有力者の一言(ひとこと)で事が決まること)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 「冂ケイ(かこい)+隹(とり)」の会意。冂(かこい)の中に鳥を確保しているさま。しっかりと・たしかに、の意で、確の原字。かこいは篆文ではH形、現代字で冖になっている。
単独で使われることなく、「しっかりと」のイメージで音符となる。
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「しっかりと」(確・榷)
「カクの音」(鶴)
音の変化 カク:確・榷・鶴
しっかりと
確 カク・たしか・たしかめる 石部
解字 「石(いし)+隺(しっかりと)」の会意形声。隺は、しっかりと確保する意であり、堅い石をつけてその意味を、さらに強めた字。
意味 (1)しっかり(確り)。しかと(確と)。かたく。「確固カッコ」(しっかりして動かぬさま)「確立カクリツ」(しっかりと立てる)「確執カクシツ」(自分の意見をかたく主張してゆずらない。また、そこから起こる不和) (2)たしか(確か)。はっきりと。間違いない。「確実カクジツ」「確率カクリツ」(確かさの度合い) (3)たしかめる(確かめる)。「確認カクニン」
榷 カク 木部
解字 「木(き)+隺(しっかりと)」の会意形声。丸太を川にしっかりと固定した丸木橋をいう。丸木橋は一人しか渡れないので、独占する意となる。
意味 (1)まるきばし。丸太を架け渡した橋。 (2)利益を独占する。独占して手数料をとる。「榷酒カクシュ」(酒を専売制度にして利益を独占する)「榷利カクリ」(利益を独占する)
カクの音
鶴 カク・つる 鳥
解字 「鳥(とり)+隺(カク)」の形声。「カク(カァー、ガァー)」は、ツルの鳴き声を表わす擬声語。ツルは首が長いため気管がラッパのように長く、鳴くと気管に共鳴して数百メートルに響きわたる鳴き声を出す。いわゆる「鶴の一声」である。
意味 つる(鶴)。ツル科の鳥の総称。「鶴首カクシュ」(鶴のように首を長くして待つ)「鶴翼カクヨク」(兵法で鶴が翼を広げたような形に軍隊を配置すること)「鶴の一声ひとこえ」(権威者・有力者の一言(ひとこと)で事が決まること)
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