班 ハン・わける 玉部

解字 金文・篆文ともに「王(ぎょく)+刀+王(ぎょく)」の会意で、王はここで玉(宝石類)の意。金文・篆文まで玉は王で表された[音符「玉」を参照]。二つの玉が合わさって1組になった玨カク(二つで一組の玉。=珏)に刀をいれて分けること。のち、分け与える・分けた人員などの意味に拡がった。現代の字形は、刀⇒刂に変化した班になった。
意味 (1)わける(班ける)。わかつ。分配する。「班田ハンデン」(田地を分配する) (2)配るときの順序・席次「首班シュハン」(席次のトップ。特に内閣の総理大臣)「首班指名」 (3)全体をいくつかに分割したときの一つ一つのグループ。「班長ハンチョウ」「炊事班スイジハン」 (4)わかれる。はなれる。「班馬ハンバ」(はぐれ馬)
イメージ
「わける・わかれる」 (班・斑)
音の変化 ハン:班・斑
わかれる
斑 ハン・まだら 文部
解字 「文(もよう)+班の略体(わかれる)」の会意形声。文様が分かれて分布しているさま。
意味 まだら(斑)。ふ(斑)。ぶち。むら。「斑点ハンテン」(まだらに散らばっている点)「斑竹ハンチク」(とらふだけ)「斑白ハンパク」(しらがまじりの頭髪)
難読 「斑鳩いかるが」(①イカル(鳥)の別称。②地名。奈良県生駒郡斑鳩町。法隆寺がある)「斑入ふいり」(ちがった色がまだらに混じる)「斑濃むらご」(所々が濃く、その周囲をぼかした染め物)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。

解字 金文・篆文ともに「王(ぎょく)+刀+王(ぎょく)」の会意で、王はここで玉(宝石類)の意。金文・篆文まで玉は王で表された[音符「玉」を参照]。二つの玉が合わさって1組になった玨カク(二つで一組の玉。=珏)に刀をいれて分けること。のち、分け与える・分けた人員などの意味に拡がった。現代の字形は、刀⇒刂に変化した班になった。
意味 (1)わける(班ける)。わかつ。分配する。「班田ハンデン」(田地を分配する) (2)配るときの順序・席次「首班シュハン」(席次のトップ。特に内閣の総理大臣)「首班指名」 (3)全体をいくつかに分割したときの一つ一つのグループ。「班長ハンチョウ」「炊事班スイジハン」 (4)わかれる。はなれる。「班馬ハンバ」(はぐれ馬)
イメージ
「わける・わかれる」 (班・斑)
音の変化 ハン:班・斑
わかれる
斑 ハン・まだら 文部
解字 「文(もよう)+班の略体(わかれる)」の会意形声。文様が分かれて分布しているさま。
意味 まだら(斑)。ふ(斑)。ぶち。むら。「斑点ハンテン」(まだらに散らばっている点)「斑竹ハンチク」(とらふだけ)「斑白ハンパク」(しらがまじりの頭髪)
難読 「斑鳩いかるが」(①イカル(鳥)の別称。②地名。奈良県生駒郡斑鳩町。法隆寺がある)「斑入ふいり」(ちがった色がまだらに混じる)「斑濃むらご」(所々が濃く、その周囲をぼかした染め物)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。