雪 セツ・ゆき 雨部
解字 甲骨文は、「雨(あめ)+羽(はね)」で、天から雨のように羽が降ってくる形で、雪を表す。篆文は雨に羽の変形字を付け、それを手で受ける形。空から降ってくる雪を羽に例え、さらに、それを手のひらで受けるというロマンチックな字形である。現代字は羽がとれ、「雨+ヨ(手)」の会意になった。
意味 (1)ゆき(雪)。ゆきがふる。「降雪コウセツ」「蛍雪ケイセツ」(蛍の光と雪明かりで書を読む。辛苦して学問をする) (2)雪のように白い。 (3)(雪がふると一面真っ白になり、汚れを洗いおとしたようになることから)すすぐ(雪ぐ)。そそぐ(雪ぐ)。ぬぐう。「雪辱セツジョク」(恥をすすぐ。前に負けた相手に勝つこと)「雪冤セツエン」(無実の罪をはらす)
イメージ
「ゆき」(雪・鱈・艝・轌)
音の変化 セツ:雪 そり:艝・轌 たら:鱈
ゆき
鱈 <国字> セツ・たら 魚部
解字 「魚(さかな)+雪(ゆき)」の会意形声。初雪のあと多く獲れる魚の意。国字であるが、中国でも用いる。
意味 たら。タラ科の海魚。冷たい海に分布する海水魚。「鱈子たらこ」(タラの卵巣)「鱈場蟹たらばがに」(タラの獲れる漁場にいるカニの意)
艝 <国字> そり 舟部
解字 「舟(ふね)+雪の旧字(ゆき)」の会意。雪の上をはしる舟のような形のソリ。
意味 そり(艝)。雪や氷の上をすべらせて人や荷物をはこぶ乗り物。橇キョウ・轌とも書く。
轌 <国字> そり 車部
解字 「車(くるま)+雪の旧字(ゆき)」の会意。車のように人や荷物をのせて雪の上をはしるソリ。
意味 そり(轌)。雪や氷の上をすべらせて人や荷物をはこぶ乗り物。橇キョウ・艝とも書く。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 甲骨文は、「雨(あめ)+羽(はね)」で、天から雨のように羽が降ってくる形で、雪を表す。篆文は雨に羽の変形字を付け、それを手で受ける形。空から降ってくる雪を羽に例え、さらに、それを手のひらで受けるというロマンチックな字形である。現代字は羽がとれ、「雨+ヨ(手)」の会意になった。
意味 (1)ゆき(雪)。ゆきがふる。「降雪コウセツ」「蛍雪ケイセツ」(蛍の光と雪明かりで書を読む。辛苦して学問をする) (2)雪のように白い。 (3)(雪がふると一面真っ白になり、汚れを洗いおとしたようになることから)すすぐ(雪ぐ)。そそぐ(雪ぐ)。ぬぐう。「雪辱セツジョク」(恥をすすぐ。前に負けた相手に勝つこと)「雪冤セツエン」(無実の罪をはらす)
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「ゆき」(雪・鱈・艝・轌)
音の変化 セツ:雪 そり:艝・轌 たら:鱈
ゆき
鱈 <国字> セツ・たら 魚部
解字 「魚(さかな)+雪(ゆき)」の会意形声。初雪のあと多く獲れる魚の意。国字であるが、中国でも用いる。
意味 たら。タラ科の海魚。冷たい海に分布する海水魚。「鱈子たらこ」(タラの卵巣)「鱈場蟹たらばがに」(タラの獲れる漁場にいるカニの意)
艝 <国字> そり 舟部
解字 「舟(ふね)+雪の旧字(ゆき)」の会意。雪の上をはしる舟のような形のソリ。
意味 そり(艝)。雪や氷の上をすべらせて人や荷物をはこぶ乗り物。橇キョウ・轌とも書く。
轌 <国字> そり 車部
解字 「車(くるま)+雪の旧字(ゆき)」の会意。車のように人や荷物をのせて雪の上をはしるソリ。
意味 そり(轌)。雪や氷の上をすべらせて人や荷物をはこぶ乗り物。橇キョウ・艝とも書く。
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