土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

新旧融合

2023年09月08日 | 森林管理道開設事業島日浦線工事

 

 

 

 

青空と木々の緑を背景に山を切り取るユンボたち。

いかにも

林道工事

っていう感じで

いいなあ~

と思うわたしは

やっぱり土木屋なんでしょうねえ。

 

ところで

数年前までならこの風景に欠かせなかったものが

今はありません。

 

そう

丁張りです。

 

大規模なものならいざ知らず

このクラス(二級林道)の林道工事は

道路の縦断勾配(クルマの進行方向に対しての道の角度)がきつく

曲線半径がちいさい(カーブがきつい)

という場合が多いので

それこそ丁張りだらけとなる場合も少なくありません。

ということは・・・

 

その設置にたずさわる人

それから

切取り時に丁張りどおりに切れているかどうかを確認する補助員

また

たとえ補助員がいたとしても

どうしても自分の眼で確認したくなるために

いちいち重機に乗ったり降りたりするオペレーター

それらの人数と手間が

林道工事で利益をあげるのをジャマする大きな要因となっていました。

 

それらを無くして施工することを可能とし

飛躍的な生産性向上につながったのは

(あくまでも切土工に限りですが)

そう

ここでも何度も紹介してきた

杭ナビショベルによるICT施工のおかげです。

 

がっ

じつは何を隠そう今回は

(何にも隠してないけど)

丁張りをかけてます。

 

 

 

 

 

 

 

なんで?

っていうと

オペレーターを始めとして

作業にたずさわるみんなが

山を切り取りはじめる場所

つまりテッペンがどこかを

それぞれの目で見て確認し

なんとなくこんな感じやな~

っていうイメージを共有してもらうため。

 

なので

ココ大事

っていうところだけの

4箇所限定で丁張りを設置した

というわけなのです。

 

そもそも

最初に丁張りレス施工をするとき

みんなが

「やっぱり丁張りがあった方が・・・」

とかナントカ言うのを

「いや、どうせやるんなら一回振り切らにゃ、良いもわるいも判断できんキ」

と説き伏せ

完全無丁張り施工を主張したのはこのわたし。

それが今回

「ポイントとなるところだけでイイから丁張りをかけてみようよ」

とアドバイスしたのもこのわたし。

でもそれは

「どの口が言うか」

ではなくて

そこは臨機応変。

必要以上に従来手法にこだわるのはよくないけど

それを取り入れた方がよい場合は

従来型に戻るのに何のこだわりもありません。

 

あたらしい手法を手に入れた

だから古いやり方は捨てる。

ではなくて

必要なのは新旧折衷

いや新旧融合。

それが

「今」という時代の土木を生きる

古い人間の務めなんじゃないかと思う今日このごろ。

 

そうそうそういえば

本日は県の情報化技術活用検討委員会に出席するためお城下へ。

そこはいつも

たとえば某スーパーゼネコンの研究室にいる方とか

世界的大企業の幹部とか

そうそうたるメンバーが

最先端の情報化技術について

知見や意見を披露する場で

地域のちっちゃな建設業者の番頭であるわたしは

いつもそんな話を聞きながら

へ~

ナルホド

スゴイですね~~

などと感心しきりなんですが

 

 

今日はひとつ

そんな話でもしてみるかなぁ~~

などと軽く思ったりする朝なのでした。

 

(みやうち)

 

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総合サポート部

2023年09月07日 | トシ子です

トシ子です(´・~・`)

 

 

 

今年の4月〜

完全週休二日制になっているわけですが(੭ˊ꒳​ˋ)੭

 

この前ミヤウチさんが言っていた

「ジャーネの法則」で言うところ

一年の体感が10日に満たない年齢になり‥‥

 

そんなわけなんで

終末の休みまでがあっという間に

すなわち

ブログ担当の木曜日も

 

通常の3倍速く

来るような🤔

来ないような 🤣www

どっちなんだい‼️

 

 

 

 

💡′-

あぁ

ここで

突然ですが

(脈絡もなんもない🤣💦)

 

この度

ワタシたちの所属部署

『事務部』?

 

あらため

 

『総合サポート部』

 

となりました✨

 

とわ言え

 

仕事内容は今までと変わらず

現場で働く皆様の

仕事がスムーズにできるべく

 

文字通り

 

総合的にサポートを頑張りま~す!!

 

夏草ボーボーの玄関先も

さっぱり✨️

 

 

朝晩スッカリ涼しくなってきましたが

日中はまだまだ残暑厳しいので☀️😖☀️

小まめな水分補給と休憩

しっかりとって

 

ご安全に( . .)"

 

本日もよろしくお願いします🙇🏻‍♀️ ̖́-

 

 

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たのんまっせ~~~^_^

2023年09月06日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

 

 

イイ表情。

そうか

そういえば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影者はすべて

オー道路維持管理隊長。

 

近ごろ

ウデをあげてきたようです。

 

これからもこの調子で

たのんまっせ~~~\(^o^)/

 

(みやうち)

 

 

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雨ニモマケズ

2023年09月05日 | 森林管理道開設事業島日浦線工事

 

 

 

 

 

杭ナビショベルの重機側レシーバー

先っぽにお皿を伏せたようなものが乗っかってます。

あら

よく見ると

レイアウトナビゲーター(発信機)の方にも

 

 

 

 

 

 

コッチはちょっと深めの皿が。

 

発信機の方はもちろん

雨に濡れるとよくないんですが

レーザーを照射して位置情報を取る

という仕組みなので

受信するプリズムの方にも

水滴は大敵です。

以前は

ちいさめのパラソルを取り付けていて

これが可愛いと

ベンダー筋には好評だったんですが

 

 

 

 

 

ご覧のとおり

その構造上

風の影響を受けやすく

どうしたもんかのぉ~

と思案していたICT推進チーム長が

満を持して発表した自信作です。

 

ドカタ殺すにゃ刃物はいらぬ

雨の三日も降ればよい

 

って

そうやすやすと殺されるわけにはいきませんもんね。

 

 

 

 

 

 

以上

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

奮闘努力の林道チームなのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

でわ

 

(みやうち)

 

 

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うらぐり

2023年09月04日 | 須川林地荒廃防止工事

 

 

 

栗石を積んでいます。

栗の石と書いて

「ぐりいし」

と呼びます。

「くりいし」

とも呼びます。

というか本当は「くりいし」で

「ぐりいし」が別称でしょうか。

どちらかはわかりませんが

このあたりでは昔から

「ぐりいし」

と呼ぶので

わたしは「ぐりいし」派です。

略して

「ぐり」

なんて呼んだりもします。

 

ともあれ

栗石。

昔から

構造物の基礎だとか背面の裏込め材とかに使われます。

この現場の場合

裏込め材として使っているので

「うらぐり」

です。

 

 

 

裏(背面)からの排水を抜けやすくする役目を受けもちます。

それと

うしろからかかる土の圧力を減らす機能もあります。

今は

一般的には砕石(再生砕石)を使うことが多いんですが

森林土木の世界では

今でも基礎とか裏込めには栗石を使うのが標準です。

本来の役目からすれば

より石の径が小さい砕石より

栗石の方が効果が高いはずですが

デメリットもあります。

それは

(砕石に比べ)

手間がかかる。

圧倒的にめんどくさいのです。

 

 

 

 

 

出来上がりをスキャンするために

現場へとやって来たルーキーくん。

「何ごとも経験だ」

というセンパイの薦めで

「うらぐり」積みを初体験。

 

 

 

 

 

昔から

「裏栗三年基礎八年」

と言います。

(ウソです^^;)

(言いません^^;)

土木の基本(のひとつ)です。

しっかりと体感してくれたことでしょう。

 

そんな須川林地荒廃防止工事も

メインの構造物である

1号土留工のコンクリート打設が完了。

 

 

 

 

打ち終わるとすぐ

暑さから守るために寒冷紗をかけて

 

 

 

 

 

 

工事もいよいよ終盤に入りました。

まだまだ夏はつづきます。

気を抜かずに集中して

でも

あせらずに余裕をもって

完成まで

がんばっていきましょう!

 

(みやうち)

 

 

 

 

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インターンシップウィーク終了(とは言いつつも・・・)

2023年09月01日 | 安芸高・礒部組連携授業

 

(有)礒部組インターンシップウィークの最終を締めくくるのは

やはり真打ち

安芸高校機械土木科土木専攻の生徒さんたちです。

例年2日間にわたって行われるこのインターンシップですが

今年は学校側の事情によりやむなく1日に。

それでは

担当のモッチャンとショージさんが

これまでにはないメニューを考えました。

 

ということで

本日は写真マシマシでいってみましょう。

 

まずは

あいさつと

今日やることのかんたんな説明から。

 

 

 

 

さっそく現場へ

 

 

 

 

とうちゃく

 

 

あれ?

倉庫のなか?

 

そう

倉庫のなか。

ここで実際に

モノをつくってもらいます。

 

つくってもらうモノの図面はコレ。

 

 

 

 

ハイ

2班に分かれて。

 

 

 

 

まずは鉄筋の組み立てから。

 

 

ウサギさんチーム。

 

 

 

ハッカー初体験。

すぐにコツをつかんで

クルクル

クルクル。

 

となりのカメさんチームは・・・

 

 

 

 

慣れない作業に悪戦苦闘。

手こずっているうちに

ウサギさんチームが第一工程完了。

少しおくれて

カメさんチームも完了。

ではせっかくなので

工事記録写真を撮ってもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

実際に仕事で撮る写真と比べると

かなり省略形ではありますが

なかなかキレイに撮れてます。

 

息をつくまもなく第2工程の

上筋組み立てへ。

 

 

 

 

 

ほ~~~

カメさんチーム

鉄筋と鉄筋を結束する鉄線をピラピラさせることなく

鉄筋に巻き付けております。

なかなか仕事がキレイです。

対するウサギさんチーム。

 

 

 

 

まだまだ

ハッカーのあつかいに苦労しております。

どうにかこうにか上筋の組み立ても完了。

 

 

 

 

お次は型枠組み立て。

 

 

 

 

 

ここで

カメさんチームが猛然とスパート

次から次へと型枠を建て込んで行きます。

一方のウサギさんチームは

しばし段取りを熟考して

しっかりと順番を確認したうえで組み立て開始。

 

 

 

 

ふだんわたしたちがする作業でもそうなんですが

千差万別人それぞれ

人間のやることは色々さまざまな個性があらわれるので

見てるコチラはおもしろい。

 

両チームとも予定より早く終わったので

面木を取り付けてもらうことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

案の定

隅っこの納まりに四苦八苦。

その様子を見ながら

オジさんふと思いついたことがひとつ。

ナントカ終わったそのあとに

 

 

 

 

 

急きょ作成した3Dモデルで

面木接合部の取り合わせの正解を種明かし。

生徒さんたちの反応は・・・

 

「ムリ!」

「ゼッタイ無理!!」

 

うん

そりゃそうです。

何ならここまでやる必要もない。

でもね

こうやって出来上がる立体形状をイメージする

っていうのも大切な訓練のひとつだし

これからの時代は

それを3Dモデルで確認するっていう方法も

当たり前のものとなってきます。

 

ということを学んでもらったそのあとは

いよいよ最終工程

かつ

メインイベント。

 

 

 

 

生コン打設です。

 

ここで

出色の腕前を見せたのが

カメさんチームのOくん。

 

 

 

 

 

 

ほ~~~~~

上手 👏👏👏👏👏

 

彼をはじめとして

仕上げは主にカメさんチームが担当。

 

じつに仲が良い

安芸高校機械土木科2年生に

見てるコチラもついつい笑顔。

ほっこりしながら全工程が完了。

最後は事務所へ帰って

 

 

 

 

 

生徒一人ひとりの感想につづいて

 

 

 

 

今回のチームリーダーである

ショージさんからのひと言。

 

 

以上で

2023安芸高校機械土木科2年生のインターンシップが終了。

同時に

安芸高校情報ビジネス科

マイナビ

とつづいた

(有)礒部組のインターンシップウィークも終わりました。

 

とは言いつつも

じつは今日も安芸高校から

今度は3年生が来ることになっています。

 

安芸高校機械土木科⇔礒部組連携授業の一環で

地域高規格北川道路の建設がどのように地域に役立つかを学び

地域への情報発信を手伝ってもらおう

という試みです。

 

つまり

わが社の教育機関との付き合いは年がら年中。

そのなかで

とりあえずインターンシップ3連チャンが終わっただけのこと。

 

さあ

また今日から

気持ちをあらたに

がんばっていきまっしょい!

(ボチボチね)

 

(みやうち)

 

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