土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

イメージをすり合わせるということ

2024年12月11日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事
地域高規格北川道路
和田根固めブロック製作据付工事
順調すぎるぐらい順調に進んでおります。





そんな現場はブロック製作も終わり

床掘(地ごしらえ)
据付
間詰石の選別
選別した石の間詰

並行あるいは直列で作業がつづいていますが
そんななか一昨日は
上流側の端っこ
今回工事の起点部分で
(北川道路は阿南安芸自動車道の一部なので徳島県阿南市がスタート)
工事に支障となる立木の伐採作業を行いました。

その日の現場報告onサイボウズOffice by ケーくん

「現場事務所を置いてあるところの雑木を伐採し」

それを読むなり
となったぼくは

「どういう理由?」
とコメントを入れたのですが

よくよく場所を聞くと
50メートルほど離れたところ。

???
と増幅してしまったのですが...

現場を俯瞰したつもりでイメージしてみると

ははぁ
そういうことか

思い当たるところがあり
さっそく確認してみました。







今回の現場
とにかく広いんですよね。

現場事務所があるのが青丸
木を伐採したのが黄丸
↓↓





ナルホド
全体の比率でいけば
ケーくんの感覚もさもありなんです。


「そういうこと?」
あらためてそうたずねると

「そうです」

すかさず横にいたハタケ所長が
「写真が一枚あったらうまく伝えることができたな」


この場合
どちらが正しくてどちらがまちがいとか
どちらが鈍くてどちらが鋭いとか
そんなことではもちろんなく
事ほど左様に
言葉だけで伝える(伝わる)ことには限界がある
ということです。

だから3次元で見える化する
というのがぼくのいつもの主張なのですが

それは必ずしも3Dである必要はなく
ときには写真だったり
あるいはポンチ絵だったり
(もちろんイチバンいいのは現場ですが)
なるだけ立体的感覚がわかるもので伝えることが大事。

といっても
言葉を放棄するのではなく
なるだけ言語化をして
言葉で正確なイメージを伝えるような努力や訓練はゼッタイ必要で
なるだけ立体的なもので言葉を補完する。
これが重要。

なんてことを
ちょっとした会話で
あらためて考えさせられたきのう

何より大切なのは
対話
かな
という結論に至ったおじさんなのでした。

でわ。

(みやうち)


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もうはまだなり まだはもうなり

2024年12月03日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事


北川村和田の
地域高規格道北川道路建設工事
当社受け持ちエリアでは
根固めブロックの据え付けがつづいています。






先週金曜日現在で残りが693個
全体個数が1385なので
ちょうど半分を超えたところです。

さて
そこで質問。

こんなときアナタは「もう半分」と感じるでしょうか?
あるいは「まだ半分」と思うでしょうか?
どっち?


もちろん
この質問に正解はありません。

たとえば
現場を担当している者が「もう」と感じた場合
そこには
それまでの努力や進捗への誇りが込もっているでしょう。
日々の積み重ねが形となってあらわれたものに対して
「よし、ここまできた」
というポジティブな感情が込められているのかもしれません。

一方で
「まだ半分」
と感じたとすると
それは
残る道のりの長さや残る課題への責任から来ているのかもしれません。
全体像を見て、これから待ち受けているものをイメージすると
自然とそう感じるものです。

「もうはまだなり、まだはもうなり」

これは相場の世界に伝わる格言としてもっともよく知られているもので
江戸時代の山形酒田の米商人本間宗久が残した言葉です。
その意味はというと

もう底だと思えるようなときは、まだ下値があるのではないかと考え、その逆に、まだ下がるのではないかと思うときは、もうこのへんが底かもしれないと反省してみてはどうか

というようなものです。
これを相場という世界から離してみればこうなります。

何かが「もう」終わったと感じたときは、じつはそれは「まだ」途中かもしれず、一方で、「まだ」と思っていたことが、じつは「もう」終わりに近づいている場合もある。

考えてみれば
土木工事というプロジェクトは
この「もう」と「まだ」の心理の間を行き来する連続です。

「もうここまで来た」
と安心する一方で
「まだ残りがある」
とプレッシャーを感じる。

繰り返しますが
どちらも正解にはちがいありません。
重要なのは
この両方の視点をもつことでしょう。
「もう」と思うことで
ささやかな成功体験を感じてモティベーションアップにつなげ
「まだ」を意識することで油断を防ぐ。
このバランスが効率的で安全な現場運営を行う鍵となります。

「もうはまだなり、まだはもうなり」

残り半分
がんばっていこうぜ!

(みやうち)

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道をつなぐ

2024年11月18日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

地域高規格北川道路
ただいま絶賛工事中!!










空撮を見ると
詩作の意欲をかきたてられるのは
ぼくだけでしょうか?


でわ
いってみましょう。


人と人とをつなぎ
日々の暮らしを大地に刻む
微笑みや温もりが行き交う道を
私たちは静かに支える

街と街とをつなぎ
山を越え 川を渡り
その先にある新たな景色を
誰もが安心して進めるように

過去と未来をつなぎ
時の流れに磨かれた知恵と
新たな技術が手を取り合い
次の世代に道を照らす

ふつうの暮らしを支える
それが土木
見えぬ力でつないでいく
安心と安全 そして命の道を
私たちは今日も築き続ける


以上
今日11月18日土木の日に寄せて
国道493号北川道路の詩をつくってみました。
タイトルは
「道をつなぐ」

例によって
作詞はChatGPT4o(みやうち補作詞)です。

なんやつくってへんのか~~~い (≧∇≦)/

(みやうち)


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おーぐめんてっど・リアリティー

2024年11月15日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

北川村和田の根固ブロック据付工事で
こんな感じの提案をしてみました。



場所はこんなところ






坂路が河原へと降り着いた先で
クルマを回せるようにと
ブロックの配置を変更する案です。

そして
監督職員さんに現地へ来てもらい
説明をするのに使ったのがこれ。






えーあーる
Augmented Reality 
おーぐめんてっど・リアリティー

これだと
現場に変更案の3Dモデルを重ね合わせて説明できるので
出来上がりをイメージするのが容易ですし
お互いの思い描いた完成形が異なることもありません。


いやー
便利な世の中になったもんだ (*´ω`*)

だったら
使わない手はないわな
とおじさんは思うのですが

いかが? (^O^)/

そんなのとっくの昔から使ってるよ
っていう人には関係ないけどね (^_-)-☆

(みやうち)

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180年前の・・・

2024年11月13日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事




墓石?

気づいたのは
河原へと降りて
現場沿いに下流までつづく工事用道路を
付け終えたあたりのことでした。


いや
疑いようもない墓石です。







山本千之丞さんと奥さんの米さんのお墓に建てられていたものでしょう。
旦那さんの方は天保15年で
奥さんが文久3年に亡くなったようです。

天保という元号は文政のあとで弘化の前
1831年から1845年までの15年間を指すので
天保15年(1844年)というのはその末期です。

ちなみにこの時代は徳川家斉と家慶の治世ですが
享保の改革、寛政の改革と並んで江戸期三大改革のひとつに数えられる
天保の改革を主導した老中水野忠邦の存在がもっとも有名で
他には
天保の大飢饉や大塩平八郎の乱があったのが天保時代です。

それに対して
米さんが亡くなったのは文久3年(1863年)とありますから
その19年後。
当時は今ほど長生きをしない時代ですから
おそらく千之丞さんが早死だったのではないかと推測できます。

文久3年といえば
すでに世の中は幕末の動乱のまっただなかで
幕末史のなかでも特筆すべき事件があった年として有名です。
孝明天皇と中川宮が画策し薩摩藩と会津藩が加わって
当時攘夷派の中心であった長州藩とそれと通じていた三条実美らの公家を京都から追放し
これから後の薩長対立の根源となったのがそれ
「八月十八日政変」です。


お墓が建てられた当時の時代背景はそれぐらいにしておくとして

山本
といえば
今でもこの近辺にはその姓をもつ家が何軒かあり
さっそく聞き込みを開始したのですが
とうとうわからず終い。

何はともあれ
弔いをしようということで
社長家が菩提寺とする奈半利町にある正覚寺の御住職に
(ちなみにぼくもその檀家なのですが)
現場まで御足労願いました。


住職の言うには
いちがいに川から流れてきたものとは判断できないし
古い墓石が投棄されたものの可能性もある
とのことでしたが
とりあえず弔いましょう
ということで
お性根抜き(魂抜き、抜魂、閉眼供養=お墓や仏壇などから読経によって魂を抜くこと。墓石の場合はそうすることでただの石になる)をしてもらいました。










費用はいかほど?

とたずねると
「公共工事のなかで出てきたものなので要りません」
とのこと。


🙏🙏🙏


和尚さんと魂が抜かれた墓石とに
心のなかで合掌礼拝して
一件落着となりました。

長いことこの商売をやってきてると
祀られなくなったお社はたまにあり
無縁仏?
のようなものに巡り合ったこともありますが
墓石
そのものを河原でハッケンしたのは初めてのこと。

いや~~~
いろいろあるもんですねえ (^o^)

ともあれ
180年前に想いを馳せ
もういちど
🙏🙏🙏
合掌礼拝

(みやうち)

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ていねいに

2024年11月11日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事
北川村和田の北川道路工事現場は
現在3社の現場が稼働中ですが
そのうち当社が受け持つのは
道路の脚元が洗掘されないようにブロックで固める
根固めブロック製作据付工事。







ただ今
製作
据付
中詰石選別
3箇所に分かれて施工中で

ブロックの製作も残り約150個ほど
据付はすでに380個を超えました。








そんななか
こちら据付を担当するのは当社直営チーム。








据え付けたあと
ブロックのあいだに
河原で適当な大きさのやつを選んでおいた石を詰めます。






ここで
コンクリートの突起とか角とかが欠けないようにひと工夫。

同系色なのでちょっとわかりにくいですが・・・






あらかじめつくっておいた鉄板をかぶせ
ブロックを保護しています。







うん
身内びいきで恐縮ですが
なかなかていねいな仕事です。



そうそう
保護
といえば
こんなのも






製作したブロックを
据付場所まで運搬するために吊り上げる際

角を傷めないように
砂防工事なんかで使う止水板を切って
クッション材としています。








ほんのちょっとしたことですが
こんなところにも
気配りが感じられます。



その一方で
先日現場に捨てられていたのは
こんなもの。







この前は中身でしたが
今回は食べたあとの包装紙。


誰のしわざかわかりませんが
まったく
情けないったらありゃしない。

でも
他人(ひと)は他人
そんな輩のことは気にせずに
今日もていねいに行きましょう。

ね (^_-)-☆


(みやうち)
(撮影:ケーくん)

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川の歌

2024年10月29日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事




食べかけのハンバーガー。
根固めブロックを据付している現場に捨てられていたものです。

刹那
失礼なやっちゃなあ (`´)

という怒りが込みあげてきたのですが
どうどう
どうどう
と自分で自分をしずめて

コイツをネタにしてやることにしました。

ということで


サイボウズOfficeの現場報告にアップされていたもうふたつの画像








そして食べかけのハンバーガー







この3つから歌をつくってみました。

じつは
10月15日に投稿した記事
→「通り雨
がけっこう好評で

調子に乗って続編
ChatGPT4o との共作です。


【川の歌】

(Verse1)
川沿いの道 静かにゆれる
山影の向こう 朝が染まる
頬に冷たい 風が吹き抜け
ぼくらは今日もはたらく

地面に転がるハンバーガー
たぶん誰かが意味もなく捨てたもの
だけど ぼくらが残すこの道には
確かな意図がある

(Chorus)
川の歌が聞こえるよ
流れに溶けて消えないように
今日の仕事もひとつずつ
あしたへの希望を残していく

(Verse2)
ブロックを積み 土を固め
川の流れにあらがうモノをつくる
だけど自然と向き合うたびに
それで生かされているぼくらを想う

命の道をつくる人たち
きのうも今日もあしたも
晴れた空にも 水かさが増しても
ぼくらはここにモノをつくる

(Chorus)
川の歌が聞こえるよ
山から流れ 広がるように
ぼくらの仕事も誰かのために
いつか実を結ぶ その日まで

(Bridge)
小さな欠片 土のなかに
積上げた時間が生きつづける
捨てられた何かも風に乗って
誰かの心に届くように

(Outoro)
川の歌が流れるよ
ぼくらはここでモノをつくる
人と人をつなぎ
街と街をつなぎ
過去と未来がつながるように


いかが?

(みやうち)


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3次元モデルによる設計照査が終わってただ今絶賛床掘中

2024年10月16日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事




北川村和田で行っている根固ブロック製作
1100個を超え
残りは300個弱となりました。


と同時並行で作業中なのは






製作したブロックを据付する場所の掘削と整正









丁張りレスの土工風景も
今やすっかり当たり前になりましたが


この道うん十年のおじさんなんかは

「あ・・・丁張りないんや」

思わず感慨にふけったりすることもしばしばです。


そんなICT土工には
基となる3次元設計データが不可欠で

この現場も当然つくってるわけなんですが

今回は
ただ単に2次元図面を3Dにするだけでは使い物にならず




赤く塗りつぶしたブロックが問題箇所



というのも
当初設計がわるいとかダメだとかそういうことではなく
そもそもはじめから
立体的に検討しなければ見えてこないことが多すぎて

こりゃわからんやろーなぁ
やっぱりBIM/CIMだよな
トカナントカ思いつつ検討に検討を重ねたわけです。

(ていっても、やったのはモッちゃんでぼくは見ていただけですけど)


ということで
発注者の監督職員さんや設計コンサルさんと協議を重ね
完成した変更モデルがこれ








さあ
いよいよ週末からは据付開始。


細工は流々準備は万端
ここからはチーム礒部直営班のウデの見せどころ
ですね (^_-)-☆

(みやうち)







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通り雨

2024年10月15日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事
きのうは
どの現場も
コンクリート打設中の通り雨に苦労したようです。


ということで
ChatGPT 4o に歌をつくらせてみました。



通り雨

コンクリート打設 順調に進んでた
でも空が曇って 風が少し冷たくて
打設チームは焦る 通り雨の予感
シートを広げて 守りたいんだよ

ああ、通り雨よ どうか過ぎ去れ
まだ乾ききってない この現場の夢
強く打つ雨の中で 耐え忍ぶ
僕らのブルーシートが光る


予定通り進むか それとも中断か
雨雲は読めない だけど僕ら諦めない
この打設の強度を 守りぬきたいんだ
だから全力で シートかけるんだ

ああ、通り雨よ 早く止んでよ
このコンクリートに 余分な水はいらない
強さを保つために 戦うんだ
僕らのシートが今広がる

雨が止んだ後の空
もう一度確認してみよう
無駄にはしない この打設を
次の晴れ間が僕らの希望

ああ、通り雨よ いつかは晴れる
僕らの努力が 報われるその時
コンクリートは固くなり 輝くんだ
僕らの汗とシートの力で











各現場とも
なんとかなったようですね (^_-)-☆

めでたし
めでたし
\(^o^)/

(みやうち)


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ブルーシートはなぜ青い

2024年10月08日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事




いつもより少しばかり遅くはじまった秋雨の季節。
シベリア高気圧と太平洋高気圧の狭間にできた前線が
時にはしとしとと弱く
また時にはざーざーと強く
雨を降らせています。


ドカタ殺すにゃ刃物はいらぬ
雨の三日も降ればいい


これは
雨が降りつづくと現場作業ができないので
日給の土方はその分だけ食い扶持が減り
生活ができなくなってしまう

というような意味でしょうが
今日びの土木現場は少々の雨ぐらいでは休まないので
雨が降りつづいたぐらいで仕事が止まってしまうことはありません。


それでもやっぱり雨は雨
屋外作業にとって雨が天敵であるのは
昔も今も変わらないことです。


そんな季節になると
青い空がなくなった代わりに
アチラコチラの現場で目につくのがこの青。








ブルーシートです。



ところで皆さん
ブルーシートってなぜ青いか
わかりますか?


たとえば
こんな説があります。


******
ブルーシートの大手メーカー萩原工業の場合、1964年にポリエチレン・フラットヤーンの防水加工を開発し、翌1965年に「万能シート」として発売した。それまでは、オレンジ色のものが主流で「オレンジシート」とも呼ばれていた。しかし1965年ごろ「オレンジ色の顔料に有害物質が含まれている」という噂が流れ、このため青色が用いられた。青色であった理由は「空や海の色に近い」「青色の顔料が一番安かった」など諸説あるが、「さわやかな色」という説が有力視されている。
******


ナント
かつてブルーシートはオレンジだった。


想像してください。

もしも
ブルーシートが赤や黄色やオレンジだったら。


う~ん・・・・
ちょっといただけませんよね。


カラーコードによって強度と厚みが共通化されていて
ライト、ミディアム、ヘビー、スーパーヘビーが
それぞれ
青、黄色(オレンジ)、シルバー、茶
と分けられている米国でも
一般的には圧倒的に青が多いようです。


基本的に青は
心を落ち着かせ冷静さを保つ色
ストレスを軽減しリラックスさせる色
清潔感と爽やかさを感じさせる色

だからブルーシートはブルーだからこそ
落ち着いていて
清潔さがあって
安心感を与えてくれている。

赤や黄色やオレンジのシートを脳内でイメージしていると
そんな気がしてきました。


一方で
ブルースという音楽や
「ブルーになる」という表現があるように
青には沈鬱なイメージがあるのも事実です。

ブルーシートの青を
降りつづく雨の象徴としてネガティブに見るか
そこに落ち着きと安心を見てポジティブに考えるか
いずれにしても気のもちようひとつ。


どうせならポジティブに

と言いたいところですが
考えてみれば
それが正であっても負であっても
自分自身の感情を
わざわざどちらかに誘導することそのものが
そもそも無理筋なのかもしれません。

ブルーになったらなったでそれを受けとめ
青空が広がったら広がったでそれをたのしむ

柳は緑
花は紅
シートはブルー

ただただそれだけのことです。

であれば
ここはイチバン
ネガティブでもポジティブでもなく
ニュートラルに。


ということで
さてと
今日も張り切って
いってみましょうか!

(みやうち)






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STDC

2024年10月04日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事



北川村和田の根固ブロック製作も後半戦
できあがったブロックも1000個を超えました。


4ヶ月かかわってきたメンバーも慣れたもんです。





そんななか






あるときはコンクリート締固め







またあるときは
金ゴテ仕上げと


折に触れては
コツやポイントを新人くんに教えています。

これぞOn the Job Training

OJT
といっても
研修期間だけが研修ではなく

Show(やってみせ)
Tell(説明し)
Do(やらせてみて)
Check(指導する)

いつもいつでも
付かず離れず
これをつづけていくことが大事。


諸先輩方
これからも
たのんまっせ~~~(^_-)-☆

(みやうち)


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撮りつ撮られつ

2024年09月30日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

今回の安全パトロールは
たぶんこれまででもっとも少人数

四国安全研修センター代表のTさんと
女子部代表のトモミさんと
じいさん代表のぼく

この3人でした。



Tさんはぼくの1個お兄さんなので
前期高齢者ふたりの
どうでもよいような世間話や
くだらないオヤジギャグや
容赦ない他人の悪口を
ひとつクルマのなかで耳にしながら


トモミさん
さぞやつらかったことでしょう。


現場へ着くと
心なしか
いきいきとして見えたものです。



そんな彼女の様子を撮ろうと









息をひそめ
腰をかがめて
抜き足差し足忍び足
で近づくおじさん










おかしいなあ
なんでわかったんやろ?



では
同じ轍は踏まないぞ
とばかりに広角~望遠のズームレンズ装着の一眼レフを用意。








じつは左はお父さん。

父娘なかよく談笑するツーショットをゲット。









心なしか
いや

確実に
うれしそうな笑顔のお父さん。
ファインダーをのぞくオジサンも思わずほっこり。


全行程を終え
会社へ帰ると

LINE❣

という着信音が。


差出人はと見ると
トモミさんからではないですか。

さっそく確認してみると









撮りつ撮られつ
撮るか撮られるか

ゆめゆめ
油断は禁物ですぞ~~~^^;

(みやうち)


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暑さ寒さも彼岸まで

2024年09月25日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事

あがらぬ雨がないように
終わらぬ夏もありません。

という自然の摂理を
ついつい疑ってしまうような
長い長い
なが~い夏が

とうとう終わりを迎えたような
そんな気がする今日このごろ

一気に
朝晩の空気が変わりました。

暑さ寒さも彼岸まで
とは
古くからの慣用句ですが

彼岸を境として
これほどガラッと変わったのも
あまり記憶にないような感じがします。



といっても
日中はまだまだ30℃超え









でも






社会人一年目に
酷暑を体験
しかも
飛び切り暑いこの現場でひと夏をすごしたコーキくん

季節の変化を感じとり
爽やかな顔になってきたような・・・

暑さ寒さも彼岸まで
あがらぬ雨がないように
終わらぬ夏もありません。

めぐる季節の中で
移ろいゆく物事から
何を見つけるか
何を見出すか
それはいつもいつでも
ぼくたち一人ひとりのなかにあります。

夏の終わり
気分もあらたに
がんばってゆこう!

(みやうち)

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2024安芸高校機械土木科土木専攻生がインターンシップにやってきました

2024年09月17日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事




いらっしゃいませ~

2024年度安芸高校機械土木科土木専攻生のインターンシップです。

といっても
生徒もこちらも連携授業などで顔なじみ

なので
今日はふだんとは趣向を変えて

作業系オンリー
のインターンシップを企画してみました。



まずは
手順や方法、注意点などなどを
お父さん世代のチョーさんがレクチャー。









やってみて
言って聞かせて
させてみて

さあ
やってみよう!









組み立ての次は
生コンを打って数日経ったものの
型枠解体。



どっこいしょと














センパイはっけん

さっそく2個上のコーキくんの指導のもと







う~ん
腰が入ってないなあ



では
センパイ
いっちゃいますね。











さすが


入社わずか半年ですが
すっかり労働者の風格です。


トカナントカやってるうちに
あっというまに終了の時間。








おつかれさんでした!!


いやいや
そこはやっぱり

これをやんなきゃ終わらんでしょ。










青い空
緑の山
そして清流奈半利川。


安芸高校機械土木科土木専攻2年生のインターンシップは
来年からもこのパターンでいこうか (^^)

(みやうち)
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あわてず騒がず

2024年09月13日 | 国道493号北川道路和田工区関連工事
建設機械がつよい力で動く理由のなかで特に大きなものが
「パスカルの原理」を応用した油圧。

これを用いると
「小さな力を利用して大きな力を生み出す」
ことができます。







図の右と左は両方ともにピストンです。
左側の断面積が10センチ平方メートル
右側が50センチ平方メートルです。

左側に100グラムの力を加えると右側に力が伝わり
500グラムの重りを押し上げることができます。

この容器のなかにある液体を油にしたものが油圧です。
原理的には水でもオッケーなんですが
建設機械はキビシイ環境のもとで使われることが多いので
水だと使用不能になる恐れが大ですし

油は金属が腐食するのを防いでくれるし
さらに
潤滑剤としての役目もはたしてくれます。

つまり
油を使わないと「パスカルの原理」が応用できない
というわけ。


なのですがっ









根固めブロックのコンクリート打設中のこと

ユンボを動かすシリンダーへ作動油を送るホースが裂けました。

こうなるともう
油圧で動く重機はお手上げです。


がっ
現場のひとたち慌てず騒がず






すかさず裂けたホースに応急処置
別の重機で作業をつづけたそうです。

あらかじめ想定していたわけではありませんが
現場のトラブルとしては
よくあることっちゃあ
よくあること。


こんなときに落ち着いて素早く対応するためには
まず
知識があること
そして
対応策の引き出し(バリエーション)を多くもっておくこと
何より
ふだんから余裕をもった仕事を心がけておくこと。
これが
慌てず騒がず落ち着いて対処するもととなります。



ということで








無事打設完了。

では週末の本日も
ご安全に!




(みやうち)
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