北川村モネの庭マルモッタン
光の庭リニューアル工事
池の護岸となる石の
足元やすき間を埋めるのに使っているのが
ハンダ(半田)です。
原材料は
赤土+消石灰+砂利(直径5ミリ程度)+水
「半田」とは
もともと土佐漆喰を施工する際に
中塗りの工程(半田仕上げ)として塗られていた材料で
漆喰と土の割合が五分五分程度のものを言うそうです。
庭師が用いるハンダは
「赤土+消石灰」
原理的には
土木施工でいうところの石灰安定処理と同じです。
セメントを混ぜても化学反応で固まりますが
石灰系のほうが強度が出るのがゆっくりなので
ひび割れしにくいという利点があります。
土木屋的には
セメント安定処理と石灰安定処理の比較を想像してもらえればわかりますね。
さらに
強度を要する箇所やひび割れをさせにくくしたい場合などは
それに砂利を加えたものを使います。
これまた土木施工でいえば
コンクリートとモルタルの違いを想像してもらえるとわかりやすいですね。
てなことを言って
若い衆にむかい造園土木豆知識をひけらかすオジさんをよそに
ひたすら作業にはげむ若者ひとり。
こねる人
ただひたすらに
こねる人
講釈だけのオジさんに比べ
数倍の値打ちがあります。
今日も
がんばれよ!
(みやうち)
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