先住民族関連ニュース

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話題:伊達で日本人類学会

2010-10-02 | アイヌ民族関連
(毎日新聞 2010年10月1日 23時42分)

伊達市で始まった日本人類学会大会=伊達市で 第64回日本人類学会大会が1日、伊達市のだて歴史の杜カルチャーセンターで始まった。
 全国から会員約180人が参加し、3日まで112の研究成果などが発表されるほか、2日に「旧人ネアンデルタールと新人サピエンス交代劇の真相」(午後2時20分~)や3日に「アイヌ人骨研究の現状と将来」(午後1時~)などのシンポジウムが開かれる。
 いずれも一般公開され、入場無料。
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20101001hog00m040012000c.html

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【白老】サケ観察ツアーに手応え 首都圏から第1陣

2010-10-02 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報 2010年 10/1)
 白老町のウヨロ川でサケの遡上を観察するツアーが始まった。9月30日に第一陣18人が首都圏からやって来た。魚群に目を輝かせる参加者に、「白老の新たな観光資源になる」と手応えを感じたよう。
 ウヨロ川で自然産卵するサケは数千匹といわれる。道内でも数の多い河川の一つで、川岸には全長14キロのフットパス(森林散策路)も整備されている。恵まれた自然とサケが自慢の資源だ。
 ツアー客は、ウヨロ川中流を1時間ほど散策した。地元の自然ガイド5人から解説を受け、産卵を控えたサケ群を夢中になってカメラに収めていた。埼玉県からの女性客(77)は「サケの遡上はテレビでしか見たことがなかったので、とても感動した。ガイドの説明も分かりやすくてよかった」と満足顔だった。
 ツアーを企画した阪急交通社(大阪)は「今までの北海道旅行にはない目新しさに引かれた。北海道といえばサケというイメージを、現実に体感できることでお客様の満足度も高まるのでは」と話している。
 ウヨロ川でのサケの遡上見学を組み込んだツアーは今季、関東・関西圏を中心に20件近い予約があるという。多くはアイヌ民族博物館の見学や白老牛レストランでの食事と合わせた行程で、関係者の1人は「サケとアイヌ文化のかかわりなど、ほかの観光地との相乗効果も期待できる」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10100101.html

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紅葉巡りにかっぱバス運行 札幌定山渓温泉

2010-10-02 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/01 14:44)
 札幌市南区の定山渓温泉発着で地元ボランティアガイドが名所を案内する「紅葉かっぱバス」の運行が1日から始まる。札幌の紅葉の名所豊平峡行きや定山渓ダムの特別見学ツアーも予定している。
 バスは定山渓観光協会が運行。観光案内所(定山渓温泉東3)を発着点に約1時間かけ渓谷の紅葉を楽しめる錦橋や時雨橋、市アイヌ文化交流センターなどを回る。午前9時10分、午前11時15分、午後1時15分、午後3時15分の計4便。このうち第1便は、経由する豊平峡ダムの電気バス乗り場で降車できる。
 また、定山渓ダム内の見学ツアーは15、19、21日のいずれも第3便。ダム内部の通路を通り、ダムの操作室も見学。紅葉に彩られたさっぽろ湖の湖面も楽しめそうだ。
 定山渓周辺は木々が色づき始めており、観光協会は「見ごろは9日からの3連休前後になりそう」と話している。定員は45人。料金は200円で、小学生以下は無料。21日まで毎日運行。問い合わせは定山渓観光協会(電)598・2012へ。
(高橋尚哉)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/253733.html

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サケ遡上、産卵に感動―白老でサケウオッチングツアー

2010-10-02 | アイヌ民族関連
(室蘭民報 2010年10月1日(金)朝刊】
 白老・ウヨロ川で30日、関東圏の観光客17人がサケの遡上(そじょう)や産卵の様子を観察、迫力ある懸命な姿に歓声が上がった。白老町の営業活動によって複数の旅行会社がサケウオッチングを商品化、11月上旬まで道内外から11のツアー客がウヨロ川に立ち寄る。第1陣を迎えたこの日は天候にも恵まれ、感動の声が多く上がって町関係者らは手応えをつかんでいた。
 この日のツアーは、大手旅行会社・阪急が2泊3日の「クリスタルルート」として企画。東京を出発して船で新潟―小樽を経由して本道入り。白老はアイヌ民族博物館、ウヨロ川でのサケウオッチング、白老牛の昼食が盛り込まれた。
 同ツアーは11月4日まで7回、このほか道内外の2社が白老でのサケウオッチングを盛り込んだツアーを年内4回予定している。いずれも町担当者が「商品化しやすい企画書」を持ち込んで進めた営業活動の成果。
 アイヌ民族博物館を見学後、ツアー客を乗せたバスは石山のオーシャンファームに到着。自然ガイドボランティア・めむの会(有田勝彦代表)のメンバー5人が先導役を務め、余生を送る競走馬や果実のなる秋の草花などを見ながら徒歩でウヨロ川を目指した。
 目の前に川面が広がると、数百のサケが遡上、産卵を繰り広げていた。ツアー客は「こういう所が北海道にあるんだ」「お金払ってもなかなか来られないね」、水しぶきを上げるサケに「運動会やってる」などと感動の声。
 結婚40年を記念して夫とともにツアーに参加した女性(63)は「こんなそばで見られたのは感動です」、東京の男性(71)は「産卵は初めて見ました。人間以上に賢いところがある」と話していた。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/01/20101001m_08.html

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十八世紀末のアイヌ蜂起

2010-10-02 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年10月01日)
■十八世紀末のアイヌ蜂起 クナシリ・メナシの戦い
 菊池 勇夫《著》
■「近代史の起点」として分析
 江戸後期の1789年、国後島とメナシ地方(標津、羅臼町)のアイヌ民族が場所請負人らの搾取などに対して蜂起し、アイヌ、和人108人が犠牲となったクナシリ・メナシの戦い。アイヌ民族最後の武装蜂起となったこの戦いを中心テーマに、北方史研究の専門家である著者が、この10年ほどの間に著した論文など約10編を収めた論考集だ。
 著者は、事件の真相に迫るため、松前藩などが作った事件の当事者らの「口書(くちがき)」(調書)を読み解く。そして、場所請負人の暴力や脅迫、不公平な対価支払いなど数々の横暴と、アイヌの人が不慣れな雇い労働が導入される中で、侵入者を排除・抹殺する民族的蜂起として戦いが生じた構図を描き出す。さらに、出稼ぎ民衆である請負人の暴力がどうして生み出されるのかも考察する。
 クナシリ・メナシの戦いについては1990年代に、戦いの原因を「アイヌ収奪」ではなく「異文化摩擦」とする見方が登場し議論を呼んだが、著者はそれに疑問を呈する。その上で、この戦いを機に北方の「国境」が顕在化し、アイヌ民族の内国民化が図られ、近代史の起点となったと位置づける。丹念な分析と多面的な視点が興味深い。この分野の研究の必要性・重要性を感じさせる。
(サッポロ堂書店・2520円)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000861010010001

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