(苫小牧民報 2010年 10/18)
縄文時代の大型住居跡などが見つかった厚真町幌内のヲチャラセナイ遺跡を見学する集いが16日開かれ、町内外の参加者が遺跡内で縄文時代に思いをはせた。
ヲチャラセナイ遺跡は、厚幌ダム建設事業を受けて調査、発掘は3年目を迎える。
見学会には厚真町や苫小牧、札幌から約10人が参加。5200年前の縄文時代の大型住居跡で、学芸員が解説した。大型の住居跡やアイヌ語の地名、出土品の研究から、この地が交通の要所だった可能性を説明し、シカを捕る落とし穴やシカの歯が大量出土した縄文期では国内初の「シカ塚」も紹介した。当時の人々の暮らしを、「知恵と体力があって、非常にたくましく生活していたと考えられる」とも。
参加者は遺跡を撮影し、質問も相次いだ。苫小牧市の男性(72)は「間近で見られて話も聞けて貴重な体験になった」と喜んでいた。
遺跡は写真などで記録されるものの、今の状態では残らない。出土品は保管する。学芸員の乾哲也さんは「今が一番見ごろの状態。この歴史を皆さんの記憶に残してもらえれば」と期待した。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10101802.html
縄文時代の大型住居跡などが見つかった厚真町幌内のヲチャラセナイ遺跡を見学する集いが16日開かれ、町内外の参加者が遺跡内で縄文時代に思いをはせた。
ヲチャラセナイ遺跡は、厚幌ダム建設事業を受けて調査、発掘は3年目を迎える。
見学会には厚真町や苫小牧、札幌から約10人が参加。5200年前の縄文時代の大型住居跡で、学芸員が解説した。大型の住居跡やアイヌ語の地名、出土品の研究から、この地が交通の要所だった可能性を説明し、シカを捕る落とし穴やシカの歯が大量出土した縄文期では国内初の「シカ塚」も紹介した。当時の人々の暮らしを、「知恵と体力があって、非常にたくましく生活していたと考えられる」とも。
参加者は遺跡を撮影し、質問も相次いだ。苫小牧市の男性(72)は「間近で見られて話も聞けて貴重な体験になった」と喜んでいた。
遺跡は写真などで記録されるものの、今の状態では残らない。出土品は保管する。学芸員の乾哲也さんは「今が一番見ごろの状態。この歴史を皆さんの記憶に残してもらえれば」と期待した。
http://www.tomamin.co.jp/2010s/s10101802.html