【室蘭民報 2010年10月10日(日)朝刊】
白老町のイオル再生事業「アイヌ民族の漁文化と自然とのかかわり学習」が9日、町内の海岸で行われ、子供たちが地引き網などを通してアイヌ民族とサケの結び付きを学んだ。
白老イオル体験交流事業推進協議会の主催で、平成19年から実施しているイオル整備のソフト事業。この日は町内や苫小牧、登別の児童・生徒、保護者ら80人が参加した。
白老港西防波堤横の前浜で行われた地引き網体験では、子供たちが大きな掛け声で「よいしょ よいしょ」と網を引き揚げた。
30分ほどをかけて揚げた網には、サケやイシガレイ、イワシなどが掛かり、子供たちから歓声が上がった。函館から来た山本真由ちゃん(6)は「網は重かったけど、引っ張って楽しかった」と話していた。
また、カムイノミ(神への祈り)の体験や伝統料理のチマチェプ(焼き魚)、チェプオハウ(サケ汁)を試食するなど、自然の恵みに感謝する風習やサケを使った食文化の理解を深めていた。
(高橋昭博)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/10/20101010m_08.html
白老町のイオル再生事業「アイヌ民族の漁文化と自然とのかかわり学習」が9日、町内の海岸で行われ、子供たちが地引き網などを通してアイヌ民族とサケの結び付きを学んだ。
白老イオル体験交流事業推進協議会の主催で、平成19年から実施しているイオル整備のソフト事業。この日は町内や苫小牧、登別の児童・生徒、保護者ら80人が参加した。
白老港西防波堤横の前浜で行われた地引き網体験では、子供たちが大きな掛け声で「よいしょ よいしょ」と網を引き揚げた。
30分ほどをかけて揚げた網には、サケやイシガレイ、イワシなどが掛かり、子供たちから歓声が上がった。函館から来た山本真由ちゃん(6)は「網は重かったけど、引っ張って楽しかった」と話していた。
また、カムイノミ(神への祈り)の体験や伝統料理のチマチェプ(焼き魚)、チェプオハウ(サケ汁)を試食するなど、自然の恵みに感謝する風習やサケを使った食文化の理解を深めていた。
(高橋昭博)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/10/20101010m_08.html