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グリーン経済は「人道に対する罪」、先住民らが「リオ+20」批判

2012-06-23 | 先住民族関連
AFPBB News 2012年06月22日 13:23
 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル
 【6月22日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で国連持続可能な開発会議(リオ+20、Rio+20)に対抗して開かれている「ピープルズ・サミット(People's Summit)」で21日、米大陸5か国の先住民族らが、リオ+20が提唱する「グリーン経済」は「人道に対する罪」だと批判する宣言を発表した。
 世界中から約200の環境NGOや社会運動組織などが集まったピープルズ・サミットには、開催国ブラジルから20の先住民400人のほか、カナダ、米国、コロンビア、ニカラグアから計1200人の先住民が参加している。
 先住民たちは「カリオカ2(Kari-Oca 2 )」と題する宣言の中で、グリーン経済は自然を「ドル化」し、共同体が持つ権利を剥奪する「人道に対する罪」だと糾弾した。
「持続可能な発達のためには、国家は先住民たちの伝統的な資源管理の方法を認めなくてはならない。地球の均衡を破壊し、季節を抹殺し、異常気象を引き起こし、命を私有化し、人間性の将来を脅かす誤った解決法を容認することはできない」
 宣言はまた、「リオ+20」が提唱するグリーン経済について「自然の生命力を商品化することでしか自然を『救う』ことができないという考えを前提にしているが、それは先住民たちと母なる大地が520年にわたって抵抗してきた植民地主義の延長だと考える。私たち先住民の自己決定、自治、それに基づく開発、土地・居住地・資源に対してわれわれが持つ固有の権利などは、ますます各国政府と多国籍企業の連合による攻撃にさらされている」とも訴えている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2885632/9154671

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電力か自然か…アマゾンめぐり悩むブラジル

2012-06-23 | 先住民族関連
[ 日テレNEWS24 6/22 12:37 ]
 環境と開発を話し合う国連の国際会議「リオ+20」がブラジル・リオデジャネイロで開催されている。ブラジル・アマゾンで進められている巨大ダムの建設をめぐる対立の問題を、柳沢高志記者が取材した。 アマゾンの奥地、アマゾン川の支流沿いに、先住民シクリン族のバカジャ村がある。現在、この川の下流では、電力会社が、世界3位の発電量となるベロモンテ・ダムの建設を進めている。20キロに及ぶ水路を新たにつくり、水を人工の貯水池に集めて発電する計画だという。 しかし、ダムが完成すれば、村を流れる川の水量が減ってしまうおそれがある。シクリン族の長老は「川の水が減ってしまったら、俺たちはどうやって漁をするんだ」「この川だけは絶対に守らなければならない」などと話した。また、同じくシクリン族の女性は「アマゾンは先住民の命です。アマゾンの自然を守るために闘っていきます」と語った。 一方、ブラジル政府や電力会社は、経済成長を続けるためにはダムが欠かせないと主張。電力会社の責任者は「我々は法律にのっとって、環境にも影響がないように工事を進めている」と話した。 環境と開発をどのように両立させるのか、経済成長を続けるブラジルはその答えを模索し続けている。
http://news24.jp/nnn/news89038522.html

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グーグル、消滅に瀕した言語の保護プロジェクトに参加--世界各国の3000語以上

2012-06-23 | 先住民族関連
CNET Japan 2012/06/22 08:42
 Rachel King (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部
 Googleは、世界中の3000を超える言語の文書化と消滅防止を目的とするイニシアチブである「Endangered Languages Project」に参加している。その数は、世界における言語の約半数に相当するとみられている。
 歴史の中に失われてしまわないように同プロジェクトが保護しようとしている言語には、米国中西部からのアメリカ先住民の方言や、太平洋諸島全域からの数百を超える言語などがある。
 ともにEndangered Languages Projectのプロジェクトマネージャーを務めるClara Rivera Rodriguez氏とJason Rissman氏はGoogleの公式ブログで、言語の維持に関心を持つ人々に、調査結果の保存やアクセス、そして共同作業のためのオンラインの場所を提供するという点において、この取り組みは独特であると説明した。
 多様な協力者で構成されるグループによって、18世紀の手書き文書から、動画や音声の言語サンプルや知識を共有するための記事といった現代の教材にいたるまでのコンテンツが既に提供され始めている。諮問委員会のメンバーらもガイダンスを提供することにより、同サイトを形成し、同サイトを言語コミュニティーの関心とニーズに対応したものとするために支援している。
 インターネット大手のGoogleは最初、同プロジェクトの開発と立ち上げに従事する。しかし数カ月のうちに、その任務を退き、言語維持の専門家やグループに同プロジェクトを統括してもらう予定である。これらのグループには、First Peoples’ Cultural Council(FPCC)や東ミシガン大学のThe Institute for Language Information and Technology(The LINGUIST List)などがある。
http://japan.cnet.com/news/service/35018434/

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「イチャルパ」で先祖供養/標津

2012-06-23 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2012年06月22日
 北海道アイヌ協会標津支部(小川悠治支部長)は17日、標津町ポー川史跡自然公園内の伊茶仁カリカリウス遺跡で、先祖を供養するアイヌ伝統儀式「イチャルパ」を行い、1789年(寛政元年)の「クナシリ・メナシの戦い」による犠牲者を供養した。 標津イチャルパは今年で4回目。クナシリ・メナシの戦いは、松前藩から権利を与えられこの地域で交易を行っていた本州の商人らが、アイヌ民族に過酷な労働を強いたことなどが発端で始まった。追い詰められたアイヌ民族が蜂起し、商人や役人などを殺害。松前藩は鎮圧隊を送り、37人のアイヌ民族が処刑された。その後圧政や迫害で途絶えてしまったこの地域のアイヌ文化の復活を願って、阿寒支部の協力で2009年から標津イチャルパを行っている。 この日はあいにくの雨模様だったが、阿寒支部の澤井進エカシ(長老)ら約20人のほか、道南、道央方面の支部からも応援として25人が駆け付けた。小川支部長は「雨の中皆さん協力していただいて本当にありがたい。ふるさと、歴史を顧みて未来につなげていきたい」と話している。
http://www.news-kushiro.jp/news/20120622/201206225.html

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歌と文化で民族交流 「アイヌ&サーミ」

2012-06-23 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2012年06月22日
■「アイヌ&サーミ」10月ノルウェーで
 札幌市を拠点とするアイヌ民族の創作者集団「アイヌアートプロジェクト」のメンバー5人が10月初め、ノルウェーで開かれる「アイヌ&サーミ」カルチャーフェスティバルに参加する。アイヌ民族とノルウェーの先住民族サーミによる歌と文化の交流で、相互理解を深める狙いという。
■札幌の創作者集団 28日リハーサル演奏会
 同フェスティバル実行委員会が主催。昨年夏のサッポロ・シティ・ジャズにサーミの女性歌手マリ・ボイネさんが初出演した際、現代風にアレンジされた民族色豊かな歌に魅了された実行委のメンバーが企画した。
 フェスティバルでは、10月1日にノルウェーのトロムソ市でアイヌ民族コンサート(サーミとのジョイントも予定)が開かれるほか、アイヌ民族セミナー(北海道大アイヌ・先住民研究センターの加藤博文教授が講演)を予定。アイヌ民族の伝統工芸品や写真も展示する。
 10月3日、オスロ市ではアイヌ民族コンサートだけを開催。両市のコンサートではアートプロジェクト代表で木版画家の結城幸司さんがボーカル、彫刻家の福本昌二さんがトンコリ(民族楽器)などで参加、ユーカラ(叙事詩)やトンコリ演奏、ムックリ(民族楽器)演奏などを披露する。
 今月28日には、フェスティバルに向けたリハーサル演奏会「北欧の神話と繋(つな)がる風のものがたり」が同市教育文化会館で開かれる。
 ノルウェーのフェスティバルの事業費は450万~500万円を見込んでおり、市のさぽーとほっと基金の助成などのほか、市民から1口千円の協賛金を募っている。リハーサル演奏会は午後7時開演で、協賛金を出すと入場ができ、会場でも受け付ける。問い合わせは札幌国際プラザ内の同実行委事務局(011・211・3676)へ。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001206220002

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