アメリカエネルギー省、アラスカ先住民コミュニティを再生可能エネルギー等で支援

EICネット 2012/06/11　
　2012年5月24日、アメリカエネルギー省とデナリ委員会（アラスカ州において公益事業やインフラ、経済支援を提供する連邦機関）は、アラスカの先住民コミュニティにおけるクリーン・エネルギー・プロジェクトを加速し、エネルギー自給率を高め、雇用創出を図るべく、5つの先住民コミュニティに対して技術援助を実施することを発表した。この技術援助は、輸入原油への依存を減らし、国内の大気と水を保護するというオバマ政権の公約の一環として実施するものである。
　援助対象として選定されたのはアークティック・ビレッジ議会、クインハガック・ビレッジ、テラー・ビレッジ、オーガナイズド・ビレッジ・オブ・ケーク、ビネタイ・ビレッジ議会であり、これらは今後6カ月間、エネルギー省の戦略的技術援助対応チーム（START）プログラムを通じて、それぞれのコミュニティにおける各種計画の立案、研修やクリーン・エネルギー・プロジェクトを実施することになる。このSTARTプログラムを支援するため、エネルギー省とデナリ委員会はパートナーシップを締結したことも同日、発表している。【アメリカエネルギー省】
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&word=&category=&oversea=1&serial=27452

千歳市末広小の運動会で全児童がアイヌ舞踊

北海道新聞動画Ｎｅｗｓ2012/06/11　

　千歳市の末広小（秋沢裕校長、４８２人）で９日、運動会が開かれ、全校児童がアイヌ民族の古式舞踊「ホリッパ（踊り歌）」を披露した。道内でも珍しい取り組みで、見学した道アイヌ協会の加藤忠理事長は「学校や保護者に感謝したい」と話していた。（６月１０日朝刊　社会面に掲載）
http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/video/?c=News&v=206153827002

運動会でアイヌ古式舞踊

（苫小牧民報　2012年 6/11）
　千歳アイヌ文化伝承保存会（石辺勝行会長）は９日、千歳末広小学校（秋沢裕校長）の運動会で１年～６年生の児童や家族など約６００人とアイヌ古式舞踊を踊った。同会は「これほど大規模な演舞は全国でも異例」としている。同校は１９年間にわたり地域と連携したアイヌ文化学習に取り組んでおり、校内には伝統的なアイヌの住まい「チセ」も設置。昨年、ユネスコ・スクールに認定されている。
　今回は、よりアイヌ文化に親しんでもらおうと無形文化遺産に登録されている古式舞踊を初めて運動会の全員参加プログラムとして組み込んだ。児童はグラウンド内に六つの輪をつくり、保存会のリードで伝統の舞い「ホリッパ」に挑戦。保護者らも加わり一緒に「カムイランナー、トゥーランナー」などと歌って、踊り、楽しい思い出を心に刻んだ。同会は「チセのある学校で、これからも本物のアイヌ文化に触れてほしい」と話していた。
http://www.tomamin.co.jp/2012c/c12061102.html

アイヌ民族の神話や語り伝えたい 札幌

朝日新聞　2012年06月10日
■札幌で音楽祭
　アイヌ民族の世界を音楽で伝える「第５回マウコピリカ音楽祭『言魂（ことだま）音魂（おとだま）』」が９日、札幌市北区で開かれた。伝統楽器のトンコリやムックリの演奏や歌、ユーカラ（叙事詩）が披露され、２００人以上の参加者で埋まった会場は、音と声との豊かな響きに包まれた。
　マウコピリカはアイヌ語で「良い空気」、転じて「幸せになる」という意味。２００８年に北海道で開かれた先住民族サミットを記念し、毎年、アイヌ民族を先住民族と認める国会決議が採択された６月６日前後に開いている。主催する「世界先住民族ネットワークＡＩＮＵ」の結城幸司代表は「語りやアイヌ自身の作った音楽を中心に、神話や語りの世界の美しさを伝えたい」と話した。　（林美子）
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001206110003