(苫小牧民報 2012年 6/8)
白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は、5日付で任期満了に伴う役員改選を行い、代表理事を除く経営陣を刷新。新しい専務理事に館長の村木美幸氏(52)、常務理事兼館長に学芸課長の野本正博氏(49)がそれぞれ就任した。
村木氏は1985年、野本正氏は87年に同館入り。いずれも学芸畑が長く、役場OBなど外部人材が中心だった経営陣への起用は異例と言える。両氏は象徴空間事業に関連し、文化庁が3月に設置した博物館の調査検討委員会の委員も務めている。
村木専務理事は「先人の思いの詰まった博物館をどうしたら(未来に)つないでいけるのか。管理職だけではなく一般職の意見も吸い上げ、職員みんなで考えていく」と結束を強調。「近年は修学旅行客が増え、社会教育施設としての評価が上がっている。観光という手段を使いながら、教育・文化施設としての役割にもっと注目していただけるようになれば」と抱負を語った。野本常務理事も「学芸員が経営者になることのメリットを生かし、博物館の優れた資源を社会に広く発信していきたい」と意欲を見せた。新役員の任期は2014年6月までの2年間。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12060802.html
白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は、5日付で任期満了に伴う役員改選を行い、代表理事を除く経営陣を刷新。新しい専務理事に館長の村木美幸氏(52)、常務理事兼館長に学芸課長の野本正博氏(49)がそれぞれ就任した。
村木氏は1985年、野本正氏は87年に同館入り。いずれも学芸畑が長く、役場OBなど外部人材が中心だった経営陣への起用は異例と言える。両氏は象徴空間事業に関連し、文化庁が3月に設置した博物館の調査検討委員会の委員も務めている。
村木専務理事は「先人の思いの詰まった博物館をどうしたら(未来に)つないでいけるのか。管理職だけではなく一般職の意見も吸い上げ、職員みんなで考えていく」と結束を強調。「近年は修学旅行客が増え、社会教育施設としての評価が上がっている。観光という手段を使いながら、教育・文化施設としての役割にもっと注目していただけるようになれば」と抱負を語った。野本常務理事も「学芸員が経営者になることのメリットを生かし、博物館の優れた資源を社会に広く発信していきたい」と意欲を見せた。新役員の任期は2014年6月までの2年間。
http://www.tomamin.co.jp/2012s/s12060802.html