毎日新聞 2015年02月25日 19時59分(最終更新 02月25日 23時27分)
プーチン露大統領による昨年3月の編入宣言を受けて、ロシア連邦の構成体に加えられた「クリミア共和国」。アクショーノフ首長に次ぐナンバー2のミハイル・シェレメト第1副首相(43)に先住民族クリミア・タタール人を巡る状況や半島の将来について聞いた。同氏は昨年2月のクリミア制圧に際して親露派武装組織「クリミア人民義勇軍」を指揮し、現在も司令官を兼務している。【シンフェロポリで真野森作】
−−1月下旬、タタールの指導者が逮捕された。
私もアクショーノフ氏も民族主義者ではない。タタールの友人もたくさんいる。だが、どの民族にもならず者はいる。ゼロから紛争を生み出し、金もうけをする連中だ。人々に寄生する「指導者」たちが去ったとき、民族の問題は解決に向かう。
−−半島の将来は。
観光と農業の分野で発展できる。今は過渡期だ。現段階では(ウクライナ本土へ延びる)鉄道が使えなくなり、運輸を船と飛行機に頼るしかない。クリミアは「島」になってしまった。だが、シンフェロポリの空港は拡張工事が続いている。今夏に完成すれば、鉄道旅客の減少を補えるはずだ。欧米の制裁は不愉快だが、賢い人々はロシアとの付き合いに関心がある。
http://mainichi.jp/select/news/20150226k0000m030061000c.html
プーチン露大統領による昨年3月の編入宣言を受けて、ロシア連邦の構成体に加えられた「クリミア共和国」。アクショーノフ首長に次ぐナンバー2のミハイル・シェレメト第1副首相(43)に先住民族クリミア・タタール人を巡る状況や半島の将来について聞いた。同氏は昨年2月のクリミア制圧に際して親露派武装組織「クリミア人民義勇軍」を指揮し、現在も司令官を兼務している。【シンフェロポリで真野森作】
−−1月下旬、タタールの指導者が逮捕された。
私もアクショーノフ氏も民族主義者ではない。タタールの友人もたくさんいる。だが、どの民族にもならず者はいる。ゼロから紛争を生み出し、金もうけをする連中だ。人々に寄生する「指導者」たちが去ったとき、民族の問題は解決に向かう。
−−半島の将来は。
観光と農業の分野で発展できる。今は過渡期だ。現段階では(ウクライナ本土へ延びる)鉄道が使えなくなり、運輸を船と飛行機に頼るしかない。クリミアは「島」になってしまった。だが、シンフェロポリの空港は拡張工事が続いている。今夏に完成すれば、鉄道旅客の減少を補えるはずだ。欧米の制裁は不愉快だが、賢い人々はロシアとの付き合いに関心がある。
http://mainichi.jp/select/news/20150226k0000m030061000c.html