フォーカス台湾 2015/02/07 16:08
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/8d/aa0b83163dac228b4a84a81be03f95ec_s.jpg)
(写真)温金鳥さん(右)
(台東 7日 中央社)東部の台東県で、腕や手に台湾原住民(先住民)パイワン族の伝統的な入れ墨を施していた温金鳥さんが6日午前、亡くなった。102歳だった。
パイワン族の女性はかつて手に入れ墨を施す風習があり、温さんは、その伝統を残していた2人のうちの1人として知られた。身分制度がある原住民社会では階級によってその模様が異なるため、手を見ればその人の家庭環境などが分かったという。
温さんは一般階級出身だが、貴族出身で集落を統率する頭目(とうもく)の家族であることを示す入れ墨があった。18歳の時に出会った別の集落の頭目と結婚できるよう、温さんの集落の頭目が温さんを養子に入れ、身分を変えてくれたからだ。
姉御肌で親しまれた温さんの元には訃報を聞き多くの人々が集まった。伝統衣装を身にまとい、胸元に置かれた両手は、いつもより輝いて見えたという。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201502070005.aspx
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(写真)温金鳥さん(右)
(台東 7日 中央社)東部の台東県で、腕や手に台湾原住民(先住民)パイワン族の伝統的な入れ墨を施していた温金鳥さんが6日午前、亡くなった。102歳だった。
パイワン族の女性はかつて手に入れ墨を施す風習があり、温さんは、その伝統を残していた2人のうちの1人として知られた。身分制度がある原住民社会では階級によってその模様が異なるため、手を見ればその人の家庭環境などが分かったという。
温さんは一般階級出身だが、貴族出身で集落を統率する頭目(とうもく)の家族であることを示す入れ墨があった。18歳の時に出会った別の集落の頭目と結婚できるよう、温さんの集落の頭目が温さんを養子に入れ、身分を変えてくれたからだ。
姉御肌で親しまれた温さんの元には訃報を聞き多くの人々が集まった。伝統衣装を身にまとい、胸元に置かれた両手は、いつもより輝いて見えたという。
(盧太城/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201502070005.aspx