苫小牧民報 (2015年 8/17)
復刊第1号の館内報「ルイカ」(手前)と25年前に発刊した創刊号
白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)で25年ぶりに館内報ルイカが復活した。今年から始めたアイヌ文化の懸け橋事業「ルイカプロジェクト」と連動した取り組み。かつて職員同士のコミュニケーションなどを深めるため発行した館内報を復刊させ、新プロジェクトで掲げたアイヌ文化の懸け橋という役割を職員全員で共有する狙いがある。立案した野本正博館長は「ちょうど25年目の節目に当たるものでホームページを通じて館外にも積極的に発信したい」としている。
同博物館が館内報を創刊したのは1990年8月。当時の来館者は年間80万人以上に上り、職員も多忙を極めた時代で「希薄だった職員間の情報共有を改善するため館内報を発刊した」と野本館長。行事報告や職員紹介、行事予定などを掲載していたが、組織体制の変化などを背景に3年ほどで休刊状態になったという。
博物館は今年度から、白老町で2020年に開設する民族共生の象徴空間の整備を踏まえ、多様な地域や文化とつながることを目的とした「ルイカプロジェクト」をスタート。アイヌ語で「橋」を意味するルイカをキーワードに、アイヌ文化とのつながりを進める取り組みの一環として、同名の職員向けの館内報を四半世紀ぶりに復刊させることにした。
今月1日発行の復刊第1号では、野本館長が「ルイカ復刊にあたって」と題して過去の経緯を紹介。改めて職員間の活発なコミュニケーションを呼び掛けた。また、今春に就職した3人の新人職員やアメリカ人研修生、新たに開発したアイヌのお酒などを掲載した。タイトルのみ現在のプロジェクトに合わせたロゴを使っているが、体裁などはほぼ創刊当時のままとしている。
館内報はすべての職員が目にしやすいよう、職場ごとに掲示。今後は毎月1日付で発行する。
野本館長は「当館に大切なのは人材であり、『人財』とも言える。当館が何をしているかを知ってもらう意味からも、この館内誌はホームページでも紹介していきたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20150829099
復刊第1号の館内報「ルイカ」(手前)と25年前に発刊した創刊号
白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)で25年ぶりに館内報ルイカが復活した。今年から始めたアイヌ文化の懸け橋事業「ルイカプロジェクト」と連動した取り組み。かつて職員同士のコミュニケーションなどを深めるため発行した館内報を復刊させ、新プロジェクトで掲げたアイヌ文化の懸け橋という役割を職員全員で共有する狙いがある。立案した野本正博館長は「ちょうど25年目の節目に当たるものでホームページを通じて館外にも積極的に発信したい」としている。
同博物館が館内報を創刊したのは1990年8月。当時の来館者は年間80万人以上に上り、職員も多忙を極めた時代で「希薄だった職員間の情報共有を改善するため館内報を発刊した」と野本館長。行事報告や職員紹介、行事予定などを掲載していたが、組織体制の変化などを背景に3年ほどで休刊状態になったという。
博物館は今年度から、白老町で2020年に開設する民族共生の象徴空間の整備を踏まえ、多様な地域や文化とつながることを目的とした「ルイカプロジェクト」をスタート。アイヌ語で「橋」を意味するルイカをキーワードに、アイヌ文化とのつながりを進める取り組みの一環として、同名の職員向けの館内報を四半世紀ぶりに復刊させることにした。
今月1日発行の復刊第1号では、野本館長が「ルイカ復刊にあたって」と題して過去の経緯を紹介。改めて職員間の活発なコミュニケーションを呼び掛けた。また、今春に就職した3人の新人職員やアメリカ人研修生、新たに開発したアイヌのお酒などを掲載した。タイトルのみ現在のプロジェクトに合わせたロゴを使っているが、体裁などはほぼ創刊当時のままとしている。
館内報はすべての職員が目にしやすいよう、職場ごとに掲示。今後は毎月1日付で発行する。
野本館長は「当館に大切なのは人材であり、『人財』とも言える。当館が何をしているかを知ってもらう意味からも、この館内誌はホームページでも紹介していきたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20150829099