北海道新聞2024年11月23日 12:34
斜里町の知床半島の深い森。冬本番を控え、木々を覆っていた葉が落ちると、見通しが良くなるためシマフクロウと出合うチャンスが増す。
フクロウの仲間では日本最大の全長70センチ。堂々とした姿、美しい胸部の縦じま、鮮やかな黄色い虹彩。アイヌ民族からコタン・コロ・カムイ(村を守る神)と呼ばれた神々しいたたずまいに思わず身が引き締まる。1980年前後に推定生息数が数十羽まで減少。絶滅が危惧されたが、保護活動が実り現在は道東でつがい100組ほどが確認されている。
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(茂忠信、写真も)
※「コタン・コロ・カムイ」の「ロ」は小さい字