中央社フォーカス台湾- 2015/09/30 11:37【社会】
「国家宝蔵館」公式サイトより
(新北 30日 中央社)約500~1800年前に栄えた十三行遺跡の歴史を現在に伝える十三行博物館(新北市八里区)には「人面陶缶」と呼ばれる人の顔があしらわれた陶器が展示されており、訪れる人々を毎日笑顔で迎えている。
同遺跡には先住民の一種、「平埔族」のケタガラン族が住んでいたとされる。多くの陶器が出土した中でひときわ注目を集めたのが「人面陶缶」だ。台湾では珍しい橙赤色の表面に眉、目、鼻、口、耳、顎が確認できる。
出土時にはバラバラに砕けた状態だったが、修復担当者が一つひとつ組み立てながら本来の形状を再現した。墓地で発見されたことから、宗教的な用途があったのではと専門家はみる。
これまではスペースの関係上、立体的な形状が分かりにくい展示がされていたが、最近になって改良が加えられた。すでに多くの観光客が写真を撮るなどして人気となっている。博物館では「本来の姿を見に来て」と来館を呼びかけている。
(黄旭昇/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201509300001.aspx
「国家宝蔵館」公式サイトより
(新北 30日 中央社)約500~1800年前に栄えた十三行遺跡の歴史を現在に伝える十三行博物館(新北市八里区)には「人面陶缶」と呼ばれる人の顔があしらわれた陶器が展示されており、訪れる人々を毎日笑顔で迎えている。
同遺跡には先住民の一種、「平埔族」のケタガラン族が住んでいたとされる。多くの陶器が出土した中でひときわ注目を集めたのが「人面陶缶」だ。台湾では珍しい橙赤色の表面に眉、目、鼻、口、耳、顎が確認できる。
出土時にはバラバラに砕けた状態だったが、修復担当者が一つひとつ組み立てながら本来の形状を再現した。墓地で発見されたことから、宗教的な用途があったのではと専門家はみる。
これまではスペースの関係上、立体的な形状が分かりにくい展示がされていたが、最近になって改良が加えられた。すでに多くの観光客が写真を撮るなどして人気となっている。博物館では「本来の姿を見に来て」と来館を呼びかけている。
(黄旭昇/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201509300001.aspx