先住民族関連ニュース

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アイヌ語学ぶ、文化に触れる 全校23人、博物館から講師 北海道・二風谷小

2017-06-20 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2017年6月19日05時00分

 北海道の先住民族アイヌが語り継いできた言語を、北海道平取(びらとり)町立二風谷(にぶたに)小学校(阿部秀智校長、児童数23人)が授業で学んでいる。アイヌ民族の文化が息づく地域に育ったことに誇りを持ってほしいという学校の願いが込められている。
 「イランカラプテ(こんにちは)」
4月27日、二風谷小の体育館に全校児童が集まり、アイヌ語のあいさつから授業が始まった。講師は平取町立二風谷アイヌ文化博物館職員の関根健司さん(45)だ。
 この日は、体の部分や数の数え方を学んだ。「ヌカラってどういう意味か分かりますか?」と関根さんが問いかけると、児童から「目」と声が上がった。「これは何かを見るっていうことです。『ヌカラ ヤン』は見て下さい、という意味。言ってみましょう」
 関根さんは少し長い言葉を黒板に書いた。「ヤイコシラムスイパ」。子どもたちはすらすらと復唱する。「自分に対して自分の心を揺らす、アイヌ語の『考える』っていう意味です」と説明した。
 関根さんはギターを取り出した。「大きな栗の木の下で」を最初は日本語で、次にアイヌ語で歌う。
 「♪シ ポロ ヤムニ チョロポク タ」
……全文:1595文字
http://www.asahi.com/articles/DA3S12994315.html

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石狩・花川病院、アイヌ文様ユニホームでおもてなし クールビズで雪の ...

2017-06-20 | アイヌ民族関連
札幌経済新聞2017年06月19日

 石狩にある「医療法人喬成会 花川病院」(石狩市花川南7条5、TEL 0133-73-5311)が6月9日から始まったクールビズで雪の結晶をモチーフとした制服の着用を始めた。
 同院のテーマカラーである緑色をベースに雪の結晶をモチーフとしたアイヌ文様と石狩市の花・ハマナスの赤をアクセントにデザイン。効率的に事務作業をできるようにポケットの大きさや位置など機能性にもこだわったという。デザイン担当はアイヌ雑貨の制作・デザインを手掛けるToyToy屋(札幌市白石区)の小川基さん。「cloud9(クラウドナイン)」(同中央区)が制作した。
 同院では3年に1度事務服をリニューアルしており、昨年12月から新デザインの検討に入った。今年6月17日に石狩市で開催された同病院グループの発表会に全国から北海道を訪れる職員をもてなすために、同院のスタッフユニホームとして着用する用途も兼ねていたという。
 新デザインは、社内スタッフ10人でディスカッションしているときに、北海道の文化であるアイヌ文様の使用についてアイデアが出たことがきっかけ。スタッフの一人が偶然ToyToy屋がデザインした手拭いに出合い、小川さんに連絡を取ったことで制服プロジェクトが本格的に始まった。
 今年1月に最初のイメージ画を起こし、制服生地の選定と文様のレイアウト、色のパターンなどを検討し、5月末に106枚の制服が完成した。現在、同院の事務スタッフや医療相談員などが着用している。
 総務課長の村中めぐみさんは「制服のデザインは花川病院のオリジナル。アイヌ文様と石狩市のハマナスカラー、病院のテーマカラーが制服上でコラボレーションしている。文様がいろいろな文化をつなげながら、半年間かけてユニホームが完成してうれしい」と話す。
https://sapporo.keizai.biz/headline/2593/

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白老の湖畔で特別公演 アイヌ民族博物館 /北海道

2017-06-20 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月19日 地方版

ポロト湖畔で開かれた江差追分の特別公演=白老町のアイヌ民族博物館で
 白老町のアイヌ民族博物館で18日、江差追分の特別公演が開かれ、霧でかすむポロト湖畔に透き通った歌声が響いた。
 相互の文化交流を目的に、同博物館と江差追分会(本部・江差町)が実施。2003年の第41回江差追分全国大会で優勝した江差町の寺島絵里佳さん(33)が歌い手を務め、同町の山田正明さん(57)と北斗市の小野美香さん(38)が尺八と三味線を演奏。「ソーラン節」や盆踊り歌などを披露し、2人の踊り手がアイヌ模様の着物でステージを盛り上げた。博物館の職員が飛び入りで一緒に踊る場面もあり、観客の拍手を浴びた。
 7月には博物館職員が、江差町でアイヌの伝統舞踊を披露する。【福島英博】
https://mainichi.jp/articles/20170619/ddl/k01/040/041000c

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アイヌ文化振興法 /北海道

2017-06-20 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年6月19日 地方版
アイヌ文化振興法
 1997年7月、アイヌ文化の振興・普及・啓発などを図ることを目的に施行された。差別法といわれた北海道旧土人保護法は同時に廃止された。具体的な事業の実施主体として、アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市)が設立され、アイヌ語の普及やアイヌ文化交流事業などが実施されている。法成立・施行はアイヌ政策の転換点となったが、アイヌを先住民族と認定することを避けたほか、内容も「文化」に特化され、アイヌ側が求めた生活支援策などは盛り込まれなかった。
https://mainichi.jp/articles/20170619/ddl/k01/040/036000c

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道内周遊アイヌ文化観光 6団体が「ユーカラ街道」

2017-06-20 | アイヌ民族関連
北海道新聞-06/19 07:00、06/19 07:38 更新
 道内6地域のアイヌ民族関係団体などが、各地のアイヌ文化や観光資源をつなぐ広域の周遊ルートづくりに乗りだす。「ユーカラ街道」と銘打ち、2020年開設の民族共生象徴空間(胆振管内白老町)を訪れた観光客らに各地に足を延ばしてもらう目的。体験プログラムなどを充実させ、地域ごとに特色あるアイヌ文化を紹介する計画だ。
 釧路の阿寒アイヌ工芸協同組合、白老のアイヌ民族博物館、旭川の川村カ子(ね)トアイヌ記念館、札幌と函館のアイヌ協会、日高管内平取町が5月、「アイヌ文化周遊ルートづくり協議会」を設立。道の補助金を受け今後3年間かけて、狩猟や衣装、伝統料理、宿泊などの体験プログラムのほか、観光客を誘致するためのコンセプトなどの検討を進める。函館では交易史の紹介、平取では山菜採り、阿寒湖温泉では舞踊の体験などを想定しているという。
全文閲覧は電子版会員限定です。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0411979.html

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