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「平埔原住民」を先住民の分類に追加へ 改正案が閣議決定/台湾

2017-08-19 | 先住民族関連
フォーカス台湾2017/08/18 11:16

(台北 18日 中央社)政府は17日、これまで先住民として承認していなかった平埔族群(エスニックグループ)を「平埔原住民」として認定する原住民身分法改正案を行政院院会(閣議)決定した。
平埔族群は台湾西部を中心に平地で生活する先住民の総称。ケタガラン族やシラヤ族など複数の民族が含まれる。平埔族群は長年にわたり、政府に公認を訴えていた。
原住民身分法は先住民の身分を認定し、権利を保障する法律。現行では、先住民の分類が「山地原住民」と「平地原住民」の2分類のみになっている。改正案ではこれに「平埔原住民」が追加されたほか、平埔原住民の文化や言語、政治など各方面における客観的ニーズに合わせ、法律で権利を定めることも規定された。
改正法が成立すれば、日本統治時代の戸籍資料に「熟番」あるいは「平埔」と記載されている直系尊属がいる場合、「平埔原住民」の身分を申請できる。
改正案は今後、立法院(国会)で審議される。
(顧セン/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201708180001.aspx

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グーグルアース、新機能で台湾先住民の伝統家屋を紹介

2017-08-19 | 先住民族関連
フォーカス台湾2017-08-18  12:56

(台北 18日 中央社)米グーグル社は17日、同社のバーチャル地球儀ソフト、グーグルアースの機能の一つで、世界の伝統的な家屋を訪れる特別なストーリー「This is Home」に22のコンテンツを追加したと発表した。この中には、台湾原住民族(先住民)の伝統家屋が2軒選ばれており、台湾の特色ある文化が世界の人々の目に触れることが期待される。
同社でアジア太平洋地域のストリートビュー事業を手掛ける魏キョウ君氏によると、台湾から選ばれたのは、柱と屋根以外は全て石板で造るパイワン族の「石板屋」と、離島・蘭嶼に住むタオ族の半地下式木造家屋「地下屋」。(キョウ=くさかんむりに郷)
「This is Home」は、4月に新たに提供されたグーグルアースの新機能で、上空、室内、屋外など360度のアラウンドビューと、住民へのインタビューによって構成されており、あたかもその家に入り込むような感覚で現地の暮らしを疑似体験できる。当初、第1弾としてペルー、グリーンランドなどの5軒が紹介されていた。
(呉家豪/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/search/201708180004.aspx?q=%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%80%81%E6%96%B0%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%A7%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E5%AE%B6%E5%B1%8B%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B

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不健康なリンゴから黄金のリンゴへ?知られざるトマトの歴史と語源

2017-08-19 | 先住民族関連
リセマム 2017.8.18 Fri 9:00

不健康なリンゴから黄金のリンゴへ?知られざるトマトの歴史と語源
イタリアンでは欠かせない食材のトマト。実は、初めは食べるものではなく、見て楽しむ観賞用であった?トマトなのにリンゴと呼ばれている国もある?知られざるトマトが食べられるようになるまでの歴史と、トマトの語源について紹介していく。
1. 原産地のアンデス高原から、メキシコそしてヨーロッパへ
原産地はアンデス高原
トマトの原産地はアンデス高原が有力とされ、現在のペルー、コロンビア、エクアドル、ボリビアあたりに野生で生えていた「トマトゥル」が起源といわれている。トマトゥルは直径2ほどの大きさしかなく、現在のミニトマトのようなものであった。
メキシコで食用として進化
このトマトゥルが、アンデス高原からメキシコに運ばれてトマトの食用への歴史がはじまった。メキシコに伝わったトマトゥルは、1000年以上の長い年月をかけて少しずつ栽培に適したものに進化していった。
海をわたってヨーロッパへ
メキシコで食用へと進化してきたトマトは、それから海をわたってヨーロッパへ広がっていった。
1492年にコロンブスが新大陸を発見した。植民地にできる土地が新大陸にあることを知ったスペイン人はメキシコの征服に乗り出す。そして、その征服の戦利品としてトマトを持ち帰り、ヨーロッパに広めたと考えられている。このとき、ジャガイモ、トウモロコシ、ペッパーなどの今日のヨーロッパ人の重要な食糧も伝えられた。
ちなみに、トマトに出会った最初のヨーロッパ人は、1521年にアステカ文明を征服したスペイン人「エルナン・コルテス」という説が有力とされている。
2. 観賞用から食用へ
毒と考えられて食べられなかった
ヨーロッパでは長い間トマトは食べるものではなく、見て楽しむための観賞用として栽培されてきた。これは、トマトの強烈な匂いと鮮やかな赤い色によって、毒があると信じられていたためと考えられている。
実際に1544年、イタリアの博物学者P.A.マッティオーリの博物誌には、トマトはナス科のマンドラゴラの仲間であると書かれていた。マンドラゴラは別名「悪魔のリンゴ」と呼ばれ、当初トマトは「不健康なリンゴ」と呼ばれる始末であった。さらに、ナス科の植物には有毒植物が多かったのも、食用を遠ざける理由になってしまったと考えられている。
飢餓がきっかけで食用へ
15世紀には伝わっていたとされるトマトだが、それから100年以上観賞用とされてきた。トマトが食用になるきっかけは、16世紀半ばにイタリアでおきた飢饉である。毒があるとされていたトマトですら食べるしかない状態になってしまい、恐る恐る口にしたと言われている。しかし、このトマトが意外にもおいしかったことから、少しずつトマトは食べられるようになっていったとされている。
トマトの利用の道が大幅に進んだきっかけは、1838年にアメリカでトマト缶の製造技術が完成したことである。このことによって、トマトを1年中利用することが可能になり、栽培や加工技術の研究が進められた。そして1876年にはトマトケチャップが発売された。この頃から品種改良も盛んになり、トマトは欠かせない食材になっていた。
日本でのトマトの歴史
日本にトマトが伝わったのは17世紀なかばの江戸時代の頃で、長崎に渡来したといわれる。当時は「唐なすび」や「唐ガキ」と呼ばれており、日本でも食用ではなく観賞用とされていた。
その後の明治初めには、欧米から導入されたものを「赤茄子」の名で売り出したが、トマトの臭いと見た目は当時の人々に受け入れられなかった。大正時代になってからは、北海道と愛知県を中心にして栽培量も少しずつ増えていったがやはり普及しなかった。
しかし、第二次大戦後にトマトに転機は訪れる。食生活の洋風化が進み、トマトやレタスなどのサラダ野菜の需要が高まったのである。その後、現在のようなトマトへの品種改良が進められていき今日に至る。
3. さまざまな名で呼ばれるトマトの語源
語源は「膨らむ果実」
トマトという呼び名は「膨らむ果実」を意味する「トマトゥルtomatl」からきている。メキシコの先住民族アステカ人のナワトル語である。このトマトゥルは現在のトマトではなく、同じナス科のホオズキであった。トマトはこのホオズキに似ていたため、同じ名前で呼ばれていたとされている。
イタリアでは「黄金のリンゴ」
イタリアでは「ポモドーロpomodoro 」と呼ばれている。Pomo=リンゴ、oro=黄金。つまり「黄金のリンゴ」という意味である。なぜトマトなのにリンゴ、しかも黄金なのか疑問に思うであろう。
これには2つ理由がある。1つめは、ヨーロッパでは貴重なものを「リンゴ」と呼ぶ習慣があったこと。2つめは、当時のトマトは現在の我々が思い浮かべる赤色ではなく、黄色の種類であったためである。
フランスでは「愛のリンゴ」
フランスでは「ポム・ダ ムール(愛のリンゴ)」という。これは先ほど紹介した「ポモドーロ」が似た音の「Amore=愛」に変わり、フランスに伝わった際に「ポム・ダ ムール」になったと言われている。イギリスでは英訳した「ラブ・アップル(愛のリンゴ)」と呼ばれている。
なぜ「愛」が使われたのかという理由には面白い説がある。トマトは昔マンドラゴラの仲間とされていた。マンドラゴラの根の形は男女のからみあう姿にみえること、当時マンドラゴラは媚薬であると信じられていたこと。この2つからトマトに「愛」がついたといわれている。
結論
不健康なリンゴから黄金のリンゴと呼ばれるようになったトマト。観賞用からスタートし、食用へなるまでは長い道のりがあった。
黄金のリンゴ、愛のリンゴと呼ばれる理由も面白いトマト。実は学名はラテン語で「リコペルシコン・エスクレンタム=食べられる狼の桃」である。トマトがりんごへ、そして桃へ。桃へなった理由ははっきりしていないそう。さまざまな名前へ七変化するトマトは、料理でもたくさんのおいしいものへ七変化する。トマトを手に取る際には、トマトの歴史と語源について、イメージをふくらませてみよう。きっと料理がもっと楽しくなるはずだ。
《オリーブオイルをひとまわし編集部》
https://resemom.jp/article/2017/08/18/39873.html

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