先住民族関連ニュース

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【シネマモード】花柄のワンピースと小さなうそ『サーミの血』

2017-08-24 | 先住民族関連
cinemacafe.net2017.8.23 Wed 21:00

最近、和服を着る若者が増えているそうです。街でも、お祭りや花火大会のときに限らず、和装の男女を見かけるようになりました。いつもよりおしとやかな所作が美しく、いいものです。日常的に和服を着ない者にとっては、コスプレ的な喜びも感じられるのかもしれません。
民族衣装を着ていて、褒められるというのは幸せなものです。差別を受けた歴史を持つ人々にとっては、褒められることはおろかそれを着ることで、ひと目で差別の対象となってしまうのですから。映画『サーミの血』に登場するサーミ人とは、トナカイの遊牧をして暮らす先住民族。ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアにまたがるラップランド地方に住む少数民族ですが、いまは定住している人も多いといいます。1930年代、スウェーデンでは彼らは人として当然持つべき権利、払われるべき敬意を無視され、分離政策により差別されていました。本作は、当時のスウェーデンを舞台に、クリスティーナ、サーミ名“エレ・マリャ”の切ない成長を追った物語です。
カラフルな織り柄が施されたネックラインが印象的なノースリーブに、襟に赤や緑、白などのラインが入ったVネックのフエルト製アウターを着て、その上から色とりどりの糸を使った腰紐を巻いています。この“コルト”が、サーミ人たちの民族衣装。とても素敵なのですが、これを着ていることでヒロインたちは周囲から冷たい目で見られてしまいます。だから出自を偽るときには、花柄のワンピースに身を包んだりして周囲に溶け込もうとするのです。そうして紛れ込んだ夏祭りで出会った少年に恋をするのですが、そのときに名前を聞かれ、思わず「クリスティーナ」と名乗ってしまいます。その様子が何とも切ない。きっとサーミ人としてのアイデンティティに背を向け、自分の未来を自分で決めるためスウェーデン人になることを選ぶ第一歩となったのは、このワンピースと、それを着てついた小さなうそ。やがてヒロインは、人として当たり前の権利を手にするために大胆な行動にでるのです。
冒頭、歳を重ねた主人公が、初めてコルトを着て「似合う?」と目を輝かせる孫娘を、苦々しい表情で見つめます。それは、自分が捨てたサーミ人としての人生を象徴するものだから。サーミとして生きることを捨てたとき以来、言語、歌、食とともに触れて来なかったものなのです。
装いは自己表現だといいますが、もしかすると、自分が意識しているよりもっと深いところで、ルーツと繋がっているものなのかもしれません。気づかないうちに気持ちが原点回帰していたりして。日本の若者たちが和装に惹かれている理由は、ルーツが呼んでいるからなのかもしれませんね。《text:June Makiguchi》
http://www.cinemacafe.net/article/2017/08/23/52013.html


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基地派生の問題報告 シンポ 環境、人権で議論

2017-08-24 | ウチナー・沖縄
琉球新報2017年8月24日 05:00
 【サンフランシスコ=座波幸代本紙特派員】辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議の第2次訪米団(団長・伊波洋一参院議員)は22日、サンフランシスコ州立大でシンポジウムを開いた。名護市辺野古への新基地建設計画や東村高江でのヘリパッド建設問題をはじめ、環境問題や米兵による性犯罪、人権など、米軍基地から派生するさまざまな問題を発信。暮らしや民主主義を守るために、国際的な運動と連携していくことを確認した。

米軍基地を巡る問題を学び、沖縄の人々の暮らしや人権、環境を守ろうと議論を深める参加者ら=22日、米サンフランシスコ州立大学
 「地域と国際的な闘いをつなげるために」と題したシンポには、研究者や草の根運動を続ける関係者ら約40人が参加。
 訪米団の環境、政治、労働団体、若者、人権の5チームのメンバーは、辺野古・高江での新基地建設計画中止に向けた抗議運動や県民の反対を無視する日米両政府の対応、基地が及ぼす経済への影響などを発信。分科会でも議論を深めた。
 琉球大3年の小禄隆司さんは琉球・沖縄の歴史や先住民族の権利を訴える国連の動きを紹介し、「ネイティブ・アメリカンがその土地を大事に思うように、海を埋め立てることは私たちのアイデンティティーを脅かす」と語った。
 宜野湾高教諭の宮城千恵さんは、オスプレイなど米軍機の騒音や昨年起きた米軍属女性暴行殺人事件などを挙げながら戦争や暴力につながる基地の撤去を訴え、「私たちは戦争を止めたい。『命どぅ宝』。命こそ大事な宝物、という思いを広げたい」と語った。
 統一連の穴井輝明氏は、基地返還後に経済発展を遂げた那覇新都心の事例を紹介。桜井国俊沖縄大名誉教授は辺野古の埋め立て計画の影響や世界自然遺産登録に向けたやんばるの豊かな森について紹介した。
 同大のレイチェル・ブリヘンスキー准教授(都市問題)は「軍事主義は巨大だが一部の地域に限らず、グローバルな問題。沖縄の皆さんの行動に勇気づけられている」と述べた。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-561000.html

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北方先住民族が太るのはナゼ

2017-08-24 | 先住民族関連
ロシアNOW2017年8月23日 イーゴリ・ロジン
北方先住民族は伝統食とは違う高カロリー食を食べることで、太っている。

ネネツ人の女性、ヤマル半島=  Getty Images
 体重過多、軽いぽっちゃりでさえ、北方先住民族の過去の歴史では見られなかったこと。だが体重増加が加速しており、医師は近年、懸念を示すようになっている。ヤマル半島に暮らす先住民の初の肥満の臨床症例は、2017年に記録された。
 研究者の考えによれば、遊牧生活をやめて都市風の村落に暮らすようになった先住民の食事が変わっていることが、この状況と関連しているという。「遊牧民のように動かなくなった。チュム(トナカイの皮を縫ってつくる円すい型移動式住居)に暮らす人(特に男性)は、道なき道を毎日数十キロ歩く。一日に砂糖入りの茶を7杯飲み、練乳を一缶平らげるが(その資金がある場合)、アスリートのような体つきをしていて、肥満の兆候はまったくない。エネルギーの消費量がとても多い」と、「北極研究センター」医療調査部門のアンドレイ・ポポフ部門長は、ニュースサイト「レンタ・ル」に話している。
 遊牧民の生活様式と食事が肥満を防いでいたという。「ツンドラに暮らす人の食事の半分は生の肉と魚。トナカイを処理し、必ずトナカイの血を飲み、血を冷凍保存する。そして総合ビタミン剤として毎日飲む」とポポフ部門長。
心臓とアルコール
 肥満以外にも、過去にはまったく見られなかった心臓血管疾患、内分泌疾患の患者が増えていると、ポポフ部門長。
 さらに、家庭用化学品の使用や寿命の自然延長により、ガンの発症率も増加しているという。
 一部が酒をひどく飲むようになっているのは、社会問題や失業が原因である。北方先住民族は酒に弱く、アルコール耐性が低いことから、研究者らは「北部に度数の高いアルコールを納入するのは制限した方がいい」と言っている。
 このようなアドバイスを北方先住民族が聞き入れるかはわからない。だが、伝統的な漁猟に携わっている限り、生活様式が脅かされることはないと、研究者は話す。
ロシア連邦消費者権利擁護・福祉分野監督庁(消費者監督庁)の報告
 「2015年のデータによれば、18歳以上の大人で初めて肥満と診断された者の多い地区は、上からネネツ自治管区(該当年齢の人口10万人あたり1031.96人)、アルタイ地方(該当年齢の人口10万人あたり975.90人)、ペンザ州(該当年齢の人口10万人あたり678.08人)」
https://jp.rbth.com/science/2017/08/23/826308

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ロシア、北方領土を特区指定=共同経済活動に影響も

2017-08-24 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース2017/8/23(水)14:10 時事通信社
 【モスクワ時事】ロシアのメドベージェフ首相は23日、北方領土をロシアの経済特区「先行発展地域」に指定する決定に署名した。日ロ両政府が協議を進める北方領土での共同経済活動について、日本政府は双方の法的立場を害さない「特別な制度」下での実現を目指している。ロシアの一方的な特区指定は、日本の立場と相いれない恐れがある。
 日ロ両政府は17日、北方領土での共同経済活動について調整する外務次官級協議をモスクワで開催。早期に実施する事業について、9月上旬にロシア極東ウラジオストクで開かれる首脳会談で合意を目指すことで一致したが、特区指定が合意の行方に影響を与えるのは確実だ。ロシアが首脳会談前に特区設置を発表したのは、ロシアの主権下で開発を進める姿勢を強調する狙いがあると言えそうだ。 
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2935978

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<災を忘れず>死者199人 世界最大級の山岳遭難 遺品が語る冬山の惨劇

2017-08-24 | アイヌ民族関連
河北新報2017年08月23日水曜日
 地震や風水害などの天災、戦争や市街地の火事といった人災。生死を左右しかねない惨事の発生は人々に大きな衝撃を与えるが、その爪痕や傷痕が歳月の中で癒えるにつれ、風化は進む。「大切な記憶を継承する」。熱い願いが込められた東北各地の施設や地域を紹介する。
◎東北の施設・地域巡り(5)八甲田山雪中行軍遭難資料館(青森市)
 青森市の南に広がる八甲田山麓。1902年1月23日、旧日本陸軍青森歩兵第5連隊の雪中訓練中、惨劇は起きた。死者199人に上る世界最大級の山岳遭難の発生。「八甲田山雪中行軍遭難資料館」は、当時のルートだった県道沿いに立ち、教訓を語り継ぐ。
 展示室にはミニシアターがあり、77年公開の映画「八甲田山」の映像を交え、行軍の計画概要や気象状況、遭難の要因を解説する。遭難現場を模したジオラマは、行軍がたどった経路や、散り散りになった兵士の遺体発見場所を示す。
 奇跡的に助かった生存者の証言が展示パネルで紹介されている。「将校兵士は指が凍り、ズボンのボタンを外すことができず、そのまま便をなした」。倉石一太尉が語った言葉が過酷な状況をうかがわせる。
 当時、犠牲者や遺品を捜索するため、雪山に慣れているアイヌ民族の7人が北海道から派遣された。あまり知られていない史実を伝えるコーナーもある。
 展示室にある資料は犠牲者の軍服やかばん、日誌などの展示品を含め、1300点超。全てデータベース化され、公開されていない資料は専用の端末で見ることができる。
 年間約1万2000人が見学に訪れる。資料館の奥瀬俊文さん(59)は「県外から来る人が約8割。あまりの惨状に涙する人もいる」と話す。
 遭難から115年。当時は日本とロシアの関係が緊迫しており、ロシア軍の八戸上陸を想定した訓練だった。冬山を行軍するには、装備や食料が不十分だったと言われる。
 奥瀬さんは「これだけ大きな山岳遭難を忘れてはいけない。冬山の厳しさや自然の脅威を多くの人に理解してほしい」と訴える。
[メモ]入館料は一般260円、高校生・大学生130円、中学生以下と70歳以上は無料。開館時間は4~10月が午前9時~午後6時、それ以外は午前9時~午後4時半。敷地内に第5連隊の210人が眠る幸畑陸軍墓地がある。多行松が周囲を囲み、市の史跡天然記念物に指定されている。連絡先は017(728)7063。            
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201708/20170823_23002.html

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石井国交相 都心アクセス道路の説明受ける(動画)

2017-08-24 | アイヌ民族関連
北海道放送 HBC 8/23(水) 12:23配信
国土交通省の石井啓一大臣が道内を訪れ、札幌中心部を南北に通る創成川通などを視察し、都心アクセス道路について説明を受けました。
石井大臣は23日午前9時すぎから札幌駅前の地下歩行空間や創成川通を視察し、札幌の交通環境について秋元市長から説明を受けました。また、北海道開発局の担当者が都心部と札樽道の札幌北インターチェンジを結ぶ4キロメートルの区間を高架橋や地下道にして、新千歳空港や小樽港などへスムーズに行き来できるよう検討していることを石井大臣に説明しました。石井大臣はこのあと胆振の白老町を訪れ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックにあわせてオープンする「民族共生象徴空間」の建設予定地やアイヌ民族博物館などを視察する予定です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170823-00000003-hbcv-hok

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