毎日新聞2018年3月20日 地方版
医療・福祉関連プロジェクトを手がける会社「観察の樹」(港区三田)が、台湾でお年寄りが玄関で腰掛けに使える木製スツールの普及に取り組んでいる。靴を脱いだり履いたりした後、立ち上がる時に踏ん張りやすいよう、高さや安定性を重視。座面に台湾先住民族の伝統織を使うなど、台湾産にこだわった。1月には台北で初めて展示会を開催。同社アートディレクターの黒坂昌彦さん(45)は「台湾でお年寄り向けに安全な家具を提供したい」と意気込む。
医療・介護関連広告の仕事をしていた黒坂さんは2012年、会社の同僚で台湾生まれの庄司佳代さん(41)に誘われ、初めて台湾を訪れた。台湾社会は日本と同様に急速に高齢化が進む。黒坂さんは、訪れた家の玄関で滑ったりした体験などから、日本だけでなく台湾でも、家の中に潜む危険性が少なくないと感じた。台湾に通い、高齢者を取り巻く環境を調べ始めた。13年、庄司さんとともに同社を設立し、家具造りを始めた。
残りあり(全文788文字)
https://mainichi.jp/articles/20180320/ddl/k13/100/029000c 今回展示した「Kino Stool
医療・福祉関連プロジェクトを手がける会社「観察の樹」(港区三田)が、台湾でお年寄りが玄関で腰掛けに使える木製スツールの普及に取り組んでいる。靴を脱いだり履いたりした後、立ち上がる時に踏ん張りやすいよう、高さや安定性を重視。座面に台湾先住民族の伝統織を使うなど、台湾産にこだわった。1月には台北で初めて展示会を開催。同社アートディレクターの黒坂昌彦さん(45)は「台湾でお年寄り向けに安全な家具を提供したい」と意気込む。
医療・介護関連広告の仕事をしていた黒坂さんは2012年、会社の同僚で台湾生まれの庄司佳代さん(41)に誘われ、初めて台湾を訪れた。台湾社会は日本と同様に急速に高齢化が進む。黒坂さんは、訪れた家の玄関で滑ったりした体験などから、日本だけでなく台湾でも、家の中に潜む危険性が少なくないと感じた。台湾に通い、高齢者を取り巻く環境を調べ始めた。13年、庄司さんとともに同社を設立し、家具造りを始めた。
残りあり(全文788文字)
https://mainichi.jp/articles/20180320/ddl/k13/100/029000c 今回展示した「Kino Stool