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「国際環境映像祭」、気候変動の加速化で応募が最多

2018-03-22 | 先住民族関連
オルタナ3月21日(水) 2時32分-

パプア・ニューギニアの先住民が彼らの森の意味と森林伐採の悲劇を伝える「森からの声」(監督:Marc DOZIER, Luc MARESCOT)
世界の環境問題を映像化した作品を集めた第5回「グリーンイメージ国際環境映像祭」が3月23日から3日間、日比谷図書館文化館(東京・千代田)で開催される。これまで最多の53の国と地域から214作品の応募があり、そのうち17の受賞作品を上映する。気候変動が加速していることなどから応募が増え、特にCO2吸収源として重要な役割を果たす森林を扱った作品が目立つ。同映像祭では、「グリーンファイナンス」など環境問題に関わる経済的側面を考えるシンポジウムも期間中に行う。(箕輪弥生)
同映像祭では、その時々の環境問題を反映された作品が多く見られる。前回は海洋汚染や福島の原発事故に関する映像が多かったが、今回はパリ協定の発効や気候変動の深刻化などにより、森林の現状を捉えた映像が目立った。パプア・ニューギニアで森と共に暮らす先住民をテーマとした作品から、アマゾンやボルネオの熱帯雨林の伐採を扱った作品まで、森の重要性をさまざまな角度から訴える作品が揃う。
初のアフリカからの受賞作も2つある。ニジェールのウラン採掘の街を追った作品や、モザンビークのマングローブ林の伐採の現実を描く映像だ。前者は女性監督によるものであり、作品の多様性も広がった。
このほか、日本からもダム計画や福島の生き物を記録したもの、渡り鳥の生態から湿地の重要性を解く作品、野生のツキノワグマの生態を追ったドキュメンタリーなど4作品が受賞した。
最終日には環境問題を解決する上で重要度が高まる、技術の進歩や経済的な側面を含むシンポジウムを行う。環境問題では問題解決に必要な資金をいかに調達するか、また貨幣価値を電子化した決済システムなど新しい技術の導入も解決のカギを握る。同映画祭実行委員会の尾立愛子事務局長は「環境問題は経済の問題でもある。シンポジウムでは伝統的な知識から新しい科学技術まで、地域にあった問題解決のヒントを探りたい」と話す。
同映画祭は国連環境計画(UNEP)とも覚書をかわし、今後環境問題を可視化する映像を連携して国内外に広く紹介する。国内では過去の受賞作を含めた作品も貸出も行い、映像を使った環境教育や啓発活動も重視していきたい意向だ。
◆第5回「グリーンイメージ国際環境映像祭」 https://green-image.jp/
http://www.alterna.co.jp/23820

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台湾東部の魅力を映像で紹介 日韓欧米の観光客にPR

2018-03-22 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2018/03/21 16:13
(台北 21日 中央社)日本や韓国、欧米からの観光客に台湾東部をより多く訪問してもらおうと、交通部(交通省)観光局は21日、東部の魅力をPRする映像を公開した。映像では日本、韓国、欧米の観光客が花蓮や台東の名所を巡る姿が写し出され、東部ならではの風景、文化、歴史が幅広く紹介されている。
約3分間の映像には、欧米のバックパッカー、日本人家族、韓国人女性2人組が登場し、それぞれ異なるテーマで旅行を楽しむ様子が描かれた。3組が訪れたのは、欧米バックパッカーが東部の大自然や先住民集落、日本人家族は林田山林業文化園区や吉安慶修院など日本と深いつながりがある場所、韓国人女性はナイトマーケットや熱気球フェスティバル、七星潭など。海外の観光客が東部で味わえる感動や楽しさなどを映像を通じて伝えた。
花東縦谷国家風景区管理処の林維玲処長は、花蓮中部から台東北部まで広がる花東縦谷には変化に富む四季と豊富な生態資源、魅力的な先住民集落文化があると説明。リラックスにはもってこいの場所だとアピールし、国内外の観光客に対し来訪を呼びかけた。
(汪淑芬/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201803210004.aspx

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何のための東京五輪?その3 真の復興五輪たれ 東京都長期ビジョンを読み解く!その59

2018-03-22 | 先住民族関連
Yahoo!ニュース 個人 投稿日:2018/3/21
何のための東京五輪?その3 真の復興五輪たれ 東京都長期ビジョンを読み解く!その59
西村健(NPO法人日本公共利益研究所代表)
「西村健の地方自治ウォッチング」
■ 五輪の意義・価値
現代オリンピックの精神は人生哲学であり、肉体と意志と知性の資質を高めて融合させ、均衡のとれた総体としての人間を目指すものだそうだ。人間の尊厳保持に重きを置いた、平和な社会を推進することにもある。
しかし、この精神は理解されているのだろうかと疑問になることも多い。日本社会や国民が想定している東京五輪の意義・価値というと・・・・
・施設・道路交通インフラなどの整備・更新 
・都市開発(湾岸エリア、競技施設周辺)
・経済効果・雇用増加(事前の土木・建設、イベント・PR/広告宣 伝、観光、スポーツ関連産業など)
・国内の盛り上がり、国威発揚、ナショナリズム高揚
・スポーツ振興・関心増大
・文化振興・国際交流
・コーチや選手育成システムへの称賛、故郷に錦を飾るお話
・お涙頂戴ストーリーでの全国民の感動
といったものだろう。精神的なもの、理念的なものを考えるのは苦手な国民だが、それにしても、「価値」について、評論家や有識者から問題提起も少ない。「盛り上がり」空気至上主義と言ったら言い過ぎだろうか。
それは仕方ないことかもしれない。しかし、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はまっとうな大会ビジョンを掲げている。それは「スポーツには世界と未来を変える力がある」ということ、そして、「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」という3つの基本コンセプトを掲げている(以下図1)。
この理念は本当に素晴らしい。世界と未来を変える力としては、子供の夢、協力・チームワーク、健康、努力の尊さ、競技の高度な技術、人材育成、人の交流などなどスポーツの力がある(参照)。しかし、そうしたことは語られていない。そして、その理念がどのように具体的な活動や内容に反映されるのか、そして、言語化されて価値として人々が受け入れるか、社会に定着していくのか、も明らかになっていない。
①:誰もがスポーツを「する・観る・支える」社会に向けたレガシー:■ 結果オーライじゃない五輪を。どこまで議論されたレガシー?
レガシー、つまり、遺産。
アクション&レガシープランによると、2020年大会は「東京・日本がオリンピック・パラリンピックとどう向き合うか」、そして「復興に寄せられた世界中からの支援にどう感謝の意を示すか」「スポーツが復興・社会に寄与する姿をどう発信するか」等が問われるそうだ。
「結果オーライではなく、早い段階から、東京2020大会を、東京・日本にとってどのような意義のある大会とするのか考えていく必要があるのではないか」(P6)という問題意識が記載されている。まさにそう。本当に素晴らしい。
「できるだけ多くの人が参画し、多くの分野で東京2020大会がきっかけとなって変わったと言われるような、広がりのある大会となるようにする」という記載にも賛同する。レガシーを1つ取り出し、細かく見てみよう。
「スポーツ参画人口が拡大」「『スポーツ』関連の産業分野が振興」「健康な人が増加」
②:アスリートが活躍する社会に向けたレガシー:
「アスリートの『総合力』が向上」「競技(スポーツ界)以外で社会の様々な場で幅広く活躍」「スポーツ・インテグリティ(スポーツの高潔性)保護の認識や取組が向上」
③:パラリンピックを契機とした共生社会に向けたレガシー:
「障がい者スポーツに対する認知度が飛躍的に向上し、ファンや支え手となる人が増加」「障がいのある人もない人も、身近な地域で日常的にスポーツに親しむことのできる環境整備が進展」「障がい者への理解が深まり、ハード面のバリアフリー化だけでなく、『心のバリアフリー』が浸透し、共生社会の礎を形成」
レガシー「スポーツの力でみんなが輝く社会」は3つのレガシーから構成されるようだ。前回東京五輪の「ハード」と比較して「ソフト」のレガシーなのだろう。しかし、全く意味不明だ。
単なる政策目標や事業成果みたいなものが並んでいて、中には「飛躍的に向上」とか希望的観測の文言もある。共通の価値観・理念、スポーツの価値や意味が語られていない。さらに、価値観的な文言がみられるが、国民栄誉賞のレジェンドがパワハラにあっているという内閣府への告発があったり、“国技”の相撲で横綱が引退せざるをえない暴力事件が起きたり、そんな事態が多発する日本のスポーツ界の現状で、「スポーツの高潔性」という言葉はむなしく響くだけだろう。
その他のレガシーを見ても、レガシーがどこまで議論されているのだろうか疑問である。今からでも遅くない、国民的対話・議論をすべきだと個人的には思う。
■ サスティナビリティ五輪までの道のりは遠い!
オリンピックの精神とは「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」だ。
「スポーツ」と「文化」に、近年「環境」が加わり、オリンピックは世界中の人々が地球環境について考える機会にもなったとされる。この3つ目の柱とされる環境、特に「サスティナビリティ(持続可能性)」を重視することの重要性が増している。
レガシーとしても「持続可能な低炭素・脱炭素都市の実現」、「持続可能な資源利用の実現」、「水・緑・生物多様性に配慮した快適な都市環境の実現」、「人権・労働慣行等に配慮した社会の実現」、「持続可能な社会に向けた参加・協働」が明記されている。
しかし、ロンドン、リオデジャネイロ五輪でのサスティナビリティの取組み(以下図3)と比較するとかなり遅れている。相当努力しないとレガシーとして残るのか、微妙だと言わざるを得ない。
それは木材。新国立競技場建設において、環境破壊や人権侵害の疑いのある熱帯材(マレーシア・サラワク州の、面積が減少しつつある熱帯原生林で違法伐採されたもの)を使用したと環境NGOから批判を受けたのだ。

▲写真 マレーシア ボルネ オサバ州で、大規模なアブラヤシプランテーション開発により浸食される熱帯雨林 Photo by T. R. Shankar Raman
サラワク州の伐採業者シンヤン社は貴重な原生林を組織的に伐採し、先住民族の人権侵害につながっている疑いがある。そもそも、日本は世界最大の熱帯合板の輸入国であり、日本の輸入合板の約9割はマレーシアとインドネシアから輸入している。(2016年木材輸入実績)建設現場で使われるコンクリートパネル用の合板の大半はマレーシアのサラワク州から供給され、合板はいかなる持続可能性基準も満たしてはいないとされる。
しかし、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は「持続可能性に配慮した木材の調達基準」を制定し、使用木材については、「実現可能性を確保するために木材貿易の実際のビジネス慣行を考慮」すると説明。NGOの懸念に対してきちんと対応できていない。そして、この問題、先住民族リーダーが日本の安倍首相に嘆願という事態になっている。
持続可能性とか、国際基準とか、サプライチェーン、人権侵害とか、この国は国際的な基準などにおいては先進国とは言えないから仕方ない。
3.11から7年、7万人の避難生活者。「復興五輪」の意味についても意味付けできていない。正念場だろう。
http://japan-indepth.jp/?p=39072

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台湾・蘭嶼でトビウオ漁の季節到来 自治体「漁場でマリンスポーツしないで」

2018-03-22 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾2018/03/21 18:49

(台東 21日 中央社)東部・台東県の離島、蘭嶼がトビウオ漁の季節を迎えている。蘭嶼郷の郷長はトビウオ漁の期間中、漁場でシュノーケリングやスキューバダイビングなどのマリンスポーツを行わないよう呼び掛けている。漁は6月まで続く見込み。
島には台湾原住民(先住民族)のタオ族が多く暮らし、トビウオ漁はタオ族にとって最も重要な伝統行事とされている。郷長は観光客に対し、実施が可能なマリンスポーツについて宿泊業者などに事前に問い合わせるよう注意を喚起した。
蘭嶼のトビウオ漁をめぐっては、近年水上バイクを楽しんでいたレジャー客が漁を妨害し、地元住民の反発を招くなどのトラブルが発生している。
(盧太城/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201803210007.aspx

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アイヌの紙芝居

2018-03-22 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年3月19日 東京夕刊
「万物にカムイ(神)が宿ると信じ、感謝する生き方に共感しました」。東京都公認のヘブンアーティスト(大道芸人)で、紙芝居師の三橋とらさん(34)は、アイヌ民族の世界を描く自作の紙芝居を演じる理由をそう話す。
 紙芝居発祥の地といわれる東京都荒川区で生まれた。周囲には在日コリアンが多かった。子供の頃、何気なく口にした在日コリアンに対する蔑称を母から厳しく叱責された。「それは差別だよ」。その言葉が今も耳に残る。母も紙芝居師。近所の公園で演じていた姿を振り返ってこう思う。「障害を持つ弟がいじめられないようにするためだったのでは」。使っている拍子木や紙芝居の舞台は母から受け継いだ。「差別や偏見は、私には人ごとではなかったのです」。紙芝居だけではなく、その気持ちも継承した。
 紙芝居を作るときは、関連文献を読み、関係者に取材する。「東京育ちの私が作ってよいのかと悩みます」。今も自問を続ける。でも、道産子の私には、アイヌ文化を知ろうと思うその気持ちがうれしい。【庄司哲也】
https://mainichi.jp/articles/20180319/dde/041/070/040000c

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