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「温泉のプロ」登別で目指せ 全国から参加 5月に「実践士」養成講座

2018-03-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/10 05:00
 【登別温泉】「温泉のプロ」を育てる「温泉観光実践士養成講座」(温泉観光実践士協会、登別国際観光コンベンション協会共催)が5月12、13の両日、登別温泉町の第一滝本館で開かれる。道内では初の開催となる。
 温泉街の「おもてなし力」向上を図るとともに、全国的に人気が高い同講座を誘致することで「登別温泉」の魅力を専門的にPRできる人材を全国に広める狙い。
 同講座は、温泉の正しい理解と、温泉観光地の活性化を担う人材の育成を目的に、これまでに全国で16回開催。2日間受講することで「実践士」の認定資格が得られる。実践面を重視した講義内容で、全国のホテルや旅館、旅行業者のほか、温泉の基礎知識を学んだ「温泉ソムリエ」認定者など、「温泉のプロ」を目指す人が多く受講する。コンベンション協会も昨年12月に東京で開かれた講座に参加。専門知識に基づいたおもてなし力を育てようと、開催を誘致した。
 講師は温泉観光実践士協会会長の浦達雄・九州産業大教授のほか、北大大学院の大塚吉則教授、湯元オロフレ荘の日野安信社長、登別郷土文化研究会の街道重昭副会長ら8人。「地球科学から見た温泉の成り立ち」「温泉と健康」「登別温泉とアイヌ語の地名」「温泉地と旅行企画」などを講義する。
残り:196文字/全文:721文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/170793

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アイヌ民族丸木舟、今月末、厚真町へ返還 大学の経営移管前に-苫駒大

2018-03-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/3/9配信

苫駒大の環太平洋・アイヌ文化研究所から厚真町に返還される丸木舟(提供)
 厚真町で2007年に発見され、苫小牧駒沢大学内の環太平洋・アイヌ文化研究所が保管、展示しているアイヌ民族の丸木舟が、今月下旬に同町に返還される。「見学を希望する市民も少なく、教育に活用する役目を終えた」(同研究所)とし、苫駒大の経営が4月に学校法人京都育英館に移管されるのを前に厚真町教委軽舞遺跡調査整理事務所に移すことを決めた。同月中旬から同事務所で一般公開される。
 丸木舟は全長約5メートル、幅約50センチ。木を柔らかくして彫るために焼いた際の焦げ跡や、刃物の跡が残っている。年代は約500年前のものと推定されており、当時の製造方法が分かることから資料的価値が高いという。
 発見当時は厚真町内に保管場所がなく、同研究所に資料室を開設するタイミングと重なったことなどから同研究所に寄託。薫蒸や防腐処理を行い、学芸員課程の学生の教育に活用していた。
 17年度からの国際文化学科の募集停止が決まった16年、学芸員課程やカリキュラムの見直しについて学内で議論。「苫駒大での役割は終えた」とし、厚真町に返還する方針となっていた。
 「道内の丸木舟としては古く、他の丸木舟と比較、研究する上でも貴重な資料」と、同事務所の乾哲也学芸員。岡田路明研究所長は「学校法人駒沢大学の苫駒大として寄託を受けたものは、経営移管前に返還するのが筋だと判断した」と説明。「価値の高い資料なので、厚真町民の方々にもぜひ見てほしい」と語る。
https://www.tomamin.co.jp/news/main/13358/

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カナダのドリューさん自作小説に室蘭の思い出が登場

2018-03-10 | アイヌ民族関連
室蘭民報2018.03.09

46年前に室蘭に滞在して日本文化を吸収し、当時の経験を重ねた自作小説を出版したドリューさん
 1972年(昭和47年)から73年にかけての約7カ月間、昆布研究で室蘭に滞在し、剣道を通じて日本の習慣や文化に親しんだカナダ人のルイス・ドリューさん(81)=大学教授=が、自作小説「THE KAWAI SCROLLS」を出版した。物語の中で、室蘭での経験や中央地区の浜町アーケード街に通った思い出を重ねた。当時関わりのあった室蘭民報社などに作品を寄贈し「バーやコーヒー店、剣道クラブは私の第二の家庭となりました」と懐かしく振り返った。
 海藻博士のドリューさんは71年夏、札幌と室蘭を会場に開かれた国際海藻学会で来日。海藻研究が盛んな日本への留学を決め、72年4月に再来日し、9月から翌年4月まで室蘭に滞在。チャラツナイにあった旧北大海藻研究所で研究を進めながら「精神と肉体が一体となった日本的なものを知りたい」と、11月から剣道道場の春風館に入門した。
 武揚小体育館(当時)で子どもたちに交じって竹刀を振るった。顎ひげをたくわえた185センチの大きな体に胴着を着用し「エイッ、オーッ」と練習に励む姿は「青い目の外国人剣士」として、72年12月22日付の室蘭民報で紹介された。当時の渡辺正和館長は上達の早さに驚いたそう。渡辺館長は74年5月に52歳で逝去。春風館は2011年(平成23年)3月に閉館した。
 ドリューさんは「日本の習慣を知り、習ったのは室蘭にいたときでした。帰国後は剣道を続ける機会がありませんでしたが、いつも思い出します」と感慨深い。
 72年以来、昆布の研究を室蘭と札幌の日本人学者と共に45年間継続。最近では北大の四ッ倉典滋准教授と、カナダと日本の昆布の遺伝子的な関係を解明しようとしている。現在はカナダのブリティッシュコロンビア州バンフィールドに在住。海藻養殖事業も手掛ける。
 執筆活動は97年から開始。「日本とカナダの両国に住む先住民族の努力に興味がある」と言い、今作は若いアメリカ人が主人公で「北海道でアイヌ民族の地位、認識を求める懸命な彼らを研究する中で、自分自身を見いだしていく」物語。「外国人が日本でどのような体験をするか洞察してみた。人々に先住民の苦境を理解してほしい」と話す。
 制作期間は6年間で昨年春に完成。10月、カナダのウィスラー作家フェスティバル原稿投稿コンぺティションで1位に輝いた。ドリューさんは日本での出版も望んでおり、和文翻訳者、出版社を探している。問い合わせはドリューさんのメール (ldruehl@island.net.)へ。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/5147

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【動画】メキシコで人気の「ピニャータ」とは

2018-03-10 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック3/9(金) 7:12配信
メキシコ、「ピニャータ王」と呼ばれる男の住む町に行ってみた
 メキシコの小さな町サン・ホセ・ブエナビスタは、老若男女がそろってピニャータ(中にお菓子やおもちゃを入れた紙製の人形で、祭りなどで子どもたちがくす玉のように割る)を作っている。まるで映画の中の話のようだが、現実の世界だ。
 映像作家のポール・ストーリー氏と、制作集団「トライポッド・シティ」のパートナーであるクリス・リー氏、チャーリー・クワイ氏は、メキシコでの1か月にわたる撮影を終えたところだった。そんな折、住民の大部分がピニャータ作りに携わっている町があることを耳にした。
 ストーリー氏は、ナショナル ジオグラフィックの電話取材に対し「メキシコを題材にしたプロジェクトをやりたかったのは、この国についてある種のステレオタイプのようなものが存在すると思っていたからです。作品を通じてそのようなステレオタイプをくつがえし、人々の姿をありのままにとらえて、新たな視点からとらえたメキシコの姿を描き出すことができると思ったのです」と答える。
「ピニャータ王」を探して
 首都メキシコシティーから南西に2時間ほど行った町、サン・ホセ・ブエナビスタは、うってつけの場所に思えた。3人は早朝から配車サービス「ウーバー」を利用し、名前と住所を頼りに「ピニャータ王」と呼ばれる人物を探しに出かけた。
 人口1000人ほどの町で、ほどなくその男、フランシスコ・レイエス氏は見つかった。「彼はとても気さくないい人で、歓迎してくれました。私たちが来ることを知っていたのかは定かではありませんが、とても協力的に迎え入れてくれました」とストーリー氏は話す。
 レイエス氏によると、ピニャータ作りは町全体で盛んだが、始めたのは彼の両親らしい。二人が人形の作り方をほかの家族に教え、それが親から子へと受け継がれているのだという。レイエス氏の兄弟姉妹はそれぞれ近くで工房を構えている。ストーリー氏いわく「とりわけ熱心そうな」レイエス氏の長男も父親の仕事を受け継いでいる。
 ピニャータはもともと羽飾りをつけた陶器で、先住民伝統の宗教的な意味合いもあった。だが現在では、米国の映画やアニメのキャラクターをかたどった張り子が一般的だ。
 そのため著作権の問題が起き、米国へ国境を越える際にピニャータが押収されたりもするが、レイエス氏は動じていない。作り手たちは互いに助け合いながら地域のいたる所、特に都市部の大きな店に手製の人形を販売している。
誕生日や家族の集まりに欠かせない
 ピニャータは、再利用可能なファイバーグラスの型に紙を張り付けて成形した後、1日かけて乾燥させる。切り込みを入れて型から外し、ペイントするのにさらに1日か2日を要する。
 できあがったピニャータは、20ドルから30ドル(2000円~3000円余り)で販売される。ウーバーの配車2時間分と同じ価格だが、メキシコではかなり高額だ。それにもかかわらず、ピニャータは年間を通して需要がある。誕生日や、ポサダと呼ばれるクリスマス前の行事に使われることが多いが、お祝いの席や家族の集まりなどにも欠かせないものとなっている。
 ストーリー氏らは感謝の意を込めて、レイエス氏の家族や友人の子供たちのためにアニメ『ドーラといっしょに大冒険』のピニャータを購入し、1日の撮影を終えた。子供たちは嬉々としてそのピニャータを壊す。
「私たちはリサーチすることに多くの時間をかけています。しかし、ほんの数日でも人々と直接会って話をすることで、インターネット上ではわからない多くの発見があるでしょう。それでも私たちにわかるのは、ほんの少しだけなのです」とストーリー氏は語る。
文=Rachel Brown / 訳=上村知子
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/030800077/

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