2024年12月3日 18:26(12月3日 19:08更新)
かるたを手に取りアピールする川西会長(左)と武永館長
【白老】仙台藩白老元陣屋資料館友の会と同館の武永真館長らが提案した「白老ご当地かるた」が11月から、同館(陣屋町)で販売されている。町制70周年を記念した町の魅力向上PR事業の一環で、札に「スケソウの タラコ名高き 虎杖浜」「インクラの 滝は日本の 百名滝」など白老の自然や文化、特産品の特徴を記した。同会は「かるたが郷土愛を育むきっかけになれば」と期待している。
同館は1984年に開館し、友の会も同時にできた。両者は以前から「老若男女が楽しみながら郷土愛を育める」としてご当地かるたの製作を考えていたという。
同館と同会の発足40年でもある今年、町が募集していた町制70周年記念事業のアイデアにかるたを提案。採択した町が計50セットを作った。
読み札の内容は、2016年から同館で行った町内全域の散策イベントで参加者から募った文案を、町高齢者大学の文芸クラブ会員が推敲(すいこう)した。虎杖浜のたらこやインクラの滝といった観光資源だけでなく、アイヌ文化や名誉町民の故高橋房次さんの紹介など多岐にわたる。絵札には、友の会の川西政幸会長ら会員5人が撮った写真を使った。
かるたは、町が10月に開催した町制70年の記念式典でお披露目した後、町内の小中学校や福祉法人など27施設に配布した。
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購入の申し込みは同館、電話0144・85・2666へ。月曜休館で祝日の場合は翌日休み。