東京新聞 3/12(水)
自民党が夏の参院選比例代表の公認候補として、旧安倍派で元衆院議員の杉田水脈(みお)氏(57)の擁立を決めたことについて、石破茂首相は12日の参院本会議で「最終的には選挙で有権者に判断をいただくべきことだ」と話し、杉田氏の公認の撤回などは行わない考えを示した。
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立憲民主党の勝部賢志氏の質問に対する答弁。杉田氏は衆院議員だった2023年、アイヌ民族や在日コリアンへの差別的言動を、法務当局から人権侵犯と認定された。
北海道選挙区選出の勝部氏は、杉田氏の公認について「アイヌとの共生、アイヌ文化を郷土の誇り、財産として継承を進めようとする全ての道民への侮蔑であり、断固として抗議する」と強調し、首相に公認の撤回を求めた。
首相は「公認者の審査、決定の経緯は党の内部運営に関わることで、回答は差し控える」と話した。
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(新開浩)