北海道新聞(08/29 13:29)
政府は2020年の東京五輪でアイヌ文化を発信する方針を固めた。過去の五輪に先住民族がどう参画したかなどを事例調査する費用2700万円を15年度予算の概算要求に計上する。政府・与党関係者が28日、明らかにした。これを含むアイヌ政策関連の概算要求の全容も判明。総額は本年度当初比40%増の13億3400万円。胆振管内白老町に計画しているアイヌ文化復興の拠点「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の整備を本格化させる。
政府は東京五輪に合わせて先住民族重視の姿勢をアピールしたい考え。過去の五輪では、開催国の先住民族が開会式などに参加して注目を集めた例があり、現地調査などで情報発信のあり方を探る。白老町の象徴空間についても、五輪開幕の20年7月までに開設する方針を既に固めている。
アイヌ政策関連の概算要求総額が増えたのは、象徴空間の整備関連費が本年度当初比5・6倍の4億6900万円に上ることが大きい。中核施設となる国立のアイヌ文化博物館(仮称)の設計のほか、全国の大学が保管するアイヌ民族の遺骨の返還・集約に向けた調査費も新たに盛り込む。<どうしん電子版に全文掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/559670.html
政府は2020年の東京五輪でアイヌ文化を発信する方針を固めた。過去の五輪に先住民族がどう参画したかなどを事例調査する費用2700万円を15年度予算の概算要求に計上する。政府・与党関係者が28日、明らかにした。これを含むアイヌ政策関連の概算要求の全容も判明。総額は本年度当初比40%増の13億3400万円。胆振管内白老町に計画しているアイヌ文化復興の拠点「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)の整備を本格化させる。
政府は東京五輪に合わせて先住民族重視の姿勢をアピールしたい考え。過去の五輪では、開催国の先住民族が開会式などに参加して注目を集めた例があり、現地調査などで情報発信のあり方を探る。白老町の象徴空間についても、五輪開幕の20年7月までに開設する方針を既に固めている。
アイヌ政策関連の概算要求総額が増えたのは、象徴空間の整備関連費が本年度当初比5・6倍の4億6900万円に上ることが大きい。中核施設となる国立のアイヌ文化博物館(仮称)の設計のほか、全国の大学が保管するアイヌ民族の遺骨の返還・集約に向けた調査費も新たに盛り込む。<どうしん電子版に全文掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/559670.html