赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

びっくりしました!

2011-02-01 08:11:13 | 日記
昨日の志の輔らくごは、3時間を超す大作でした。今日で千秋楽という志の輔は、かれた声だけど、あつっぽく伊能忠敬を語りました。題して、「大河への道」
千葉県の職員が「伊能忠敬大河ドラマ誘致プロジェクト」をたちあげたことからなる、小さなドラマです。すばらしい人なのに、伊能忠敬、どうしても地味。

だって、地球の大きさを知りたいってだけで、17年間、日本中をひたすれ歩きまわり、そして、地図ができがる前に亡くなってしまったのです。
幕府の命令でもなく、もうかるでもなく、ただ ひたすら地図をつくりたいがために、日本を歩いた男・・・・立派すぎて、大河ドラマにはおさまらず・・・という流れです。
話の中に、男のロマンのような熱さがあふれていて、おかしくて笑いころげるのに感動的。
終わったころは、寒いのに、みんなホカホカの顔をして会場をでていきました。

そして、長い落語のあとの帰り道。
吉祥寺でドラマがありました。
ホームから、よっぱらった女の子が線路に転落したのです。
あっと思った時、20歳代の若者が線路に飛び降りていました。すごいすばやさ。
その友だちが、停止ボタンを押します。ホームは、リンリンリンリンと耳をつんざくほどのブザーの音。と同時に駅にはいってきた 特急あずさ が、飛び降りた女の子の50メートルも離れていない場所で止まりました。
そう、吉祥寺はあずさの停車駅ではありません。
なので、あずさは普通ならスピードをおとしません。
だからあのまま、停止ボタンを押す人がいなかったらと思うと ブルブル・・・。

さっと飛び降りた方は、立派だと思いました。
けど、駅員が来るのは遅かった。
ホームに転落しても、今の駅には、駅員が常にいるわけでないので、気づいてもらえないんですね。あの若者たちがいなかったら、ひとつの命が失われていたでしょう。
わたしなど、おばさんは、「ああっ」と思ったけれど、体が動きませんでした。
ダメですねえ。
勇気ある若者たちの連携プレーに、日本の未来もまだまだいけるぞ・・と思った夜でした。