赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

節分もすぎて

2018-02-04 19:41:43 | その他
節分、恵方巻きの値段の高いのに驚きました! でも、食べました。南南東を向いて。

Beでいっしょの池田ゆみるさんが新刊をだされました。
『川のむこうの図書館』です。前作、坂の上の図書館の姉妹編のようなかたち。

竜司は図書館が好きではありません。でも、学校の仲間で調べ学習をするために、図書館にかよっているうちに・・・・・・。
小学生の目線で書かれていて、とても読みやすい。安心して読めます。
調べ学習ってこんな風にするんだよっと、学ぶこともできる作品で、図書館がもっと短かになるでしょう。



表紙の、夕焼けのきれいさがきわだっていますね。
そして、作者は土器のことなど、いろいろ調べてかかれているので、知識もえられて得した気分にもなります。


もうひとつ、タイトルにひかれて、本を読みました。
『さよなら、おばけ団地』藤重ヒカル作 福音館書店

わたしは昔、高島平団地という五階建ての団地にすんでました。そこは今は高齢化がすすみ、小学校など次々、統合されて少なくなりました。町の雰囲気もかわりました。そんなことを思いだして、なつかしい気持ちになりました。



わたしがいた頃、高島平団地にも怪談があったのです。自殺の名所といわれたこともあった大きな団地だからです。
『さよなら、おばけ団地』もちょっとこわくて、それでもほっこりして、不思議な味わいのある作品です。
おもしろくて、どうなるだろうとくいくいと読んでいけます。

団地は、二世帯同居などができないため、世代交代がむずかしく、団地全体が一挙に年をとるってことがおこります。
高島平では、外国の人がきたり、安く大学生に住んでもらったりと、いろいろ工夫されているようですよ。

私のようにこわい話がにがてでも、だいじょうぶ。
団地に住んだことがある方は、余計におもしろく読めると思います。