鬼ヶ島通信が届きました。2018年冬号は、佐藤さとる追悼特集です。
佐藤さとるさんのことが好きで好きでたまらない人たちが、鬼ヶ島をはじめたのだとわかります。
そして、佐藤さんがどれだけ多くの功績を残したかも。
なつかしい人の言葉がたくさんのっていました。末吉暁子さんがいらしたら、ここに書いただろうにと思うと、なんか涙がでてきました。
追悼エッセイ で三木卓が書かれています。
『だれも知らない小さな国』は最初自費出版で刊行された。
中略
自然発生的な欲求が作品を生みだす。いわばあたりまえであるはずのことが、今のぼくには文学と人間への信頼の証拠として感じられる。佐藤さとるの作品は、その無償の努力のみごとな結晶なのである。
心にとめておきたい、追悼エッセイです。
また、野上暁氏の評論 佐藤さとるの文学世界でも
ーーー佐藤さとるは子どものために書くという意識が希薄である とのべ、あくまで自分の興味夜間心の在り処を掘り下げながら、作品世界を構築していく、その仕掛けを楽しんでいる。ーーー
と書かれています。わたしから見た佐藤先生はそのとおりの人で、末吉先生も柏葉幸子さんも、そのスタンスは似ていると思いました。
座談会もあり、石崎洋司さんと石川宏千花さんとの対談もあり、もりだくさんです。
ひさびさ、じっくり読んだ鬼ヶ島。
なつかしい先生方の顔もうかんで、至福の時でした。
佐藤さとるさんのことが好きで好きでたまらない人たちが、鬼ヶ島をはじめたのだとわかります。
そして、佐藤さんがどれだけ多くの功績を残したかも。
なつかしい人の言葉がたくさんのっていました。末吉暁子さんがいらしたら、ここに書いただろうにと思うと、なんか涙がでてきました。
追悼エッセイ で三木卓が書かれています。
『だれも知らない小さな国』は最初自費出版で刊行された。
中略
自然発生的な欲求が作品を生みだす。いわばあたりまえであるはずのことが、今のぼくには文学と人間への信頼の証拠として感じられる。佐藤さとるの作品は、その無償の努力のみごとな結晶なのである。
心にとめておきたい、追悼エッセイです。
また、野上暁氏の評論 佐藤さとるの文学世界でも
ーーー佐藤さとるは子どものために書くという意識が希薄である とのべ、あくまで自分の興味夜間心の在り処を掘り下げながら、作品世界を構築していく、その仕掛けを楽しんでいる。ーーー
と書かれています。わたしから見た佐藤先生はそのとおりの人で、末吉先生も柏葉幸子さんも、そのスタンスは似ていると思いました。
座談会もあり、石崎洋司さんと石川宏千花さんとの対談もあり、もりだくさんです。
ひさびさ、じっくり読んだ鬼ヶ島。
なつかしい先生方の顔もうかんで、至福の時でした。