赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『赤い髪のミウ』お祝い会

2011-06-08 08:01:33 | 日記
昨日は、末吉暁子先生の第58回産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞のお祝い会でした。版元の講談社さん、鬼が島の先生方、がんこちゃん関係のNHKの方々、先生とお付き合いのある画家さん、編集者さんなど、多くがあつまる大変華やかであたたかい会でした。
末吉先生とは長いつきあいだからと、なんと山中恒さんもいらしていました。上海にいってらしたばかりとか。まだまだお元気です。上海ガニは観光客が食べるもので、あまりうまくない・・・・なと、旅のあれこれを話してくださいました。

また、ミウの絵をかかれた平澤朋子さんともお話しすることができました。モデルさんのようにすらっとしたステキな方。最近の『天は二物』をあたえるのですね。

ところでお祝い会の前、受付を手伝うことになった、わたしとYamamotoさん三木さんで早めに会場に行き、ホテルのまわりをうろうろしていたら、紀子様が車から降りてホテルに入る場面に遭遇。カメラが数台待ち受けて写真をとっていました。

思いおこせば、末吉先生、鬼が島の先生とのご縁はもう、20年ほど前からになります。鬼が島の新人発掘鬼が島コーナーで入選することができたから。そのおかげで、かげがえのないももたろうの仲間もできたし、本当にたくさんの有意義な出会いがもてています。

鬼が島の先生方やその回りの方々は「こうしなさい」とか「それはまちがってる」とか上から目線でお話しをされることは少しもありません。また、すばらしい業績をもってらしても、自慢されることもありません。いつもフレンドリーにあたたかく、包みこんでくださいます。
でも、やはり、出あうたび、こちらの背筋がのびる感じがするのは、努力をおしまず書くことへの情熱をしっかりもってらっしゃるからです。それは、20年間、少しもかわりません。

もし、わたしたちが、同人誌「ももたろう」をつくってなかったら、こういう出会いはすべてなかったのかな……。そういうことを思うと、若かったあの日、堀切さんや清野さんと出あって「同人誌つくろうかーー」とつぶやきあったことが、わたしの人生のひとつの大きな岐路だったように思えます。
人生ってどこに岐路がころがっているのか、わからないのですね~~。
つまり、つい、そんな昔のことを思い出してしまうほど、心揺り動かされる、すばらしいお祝い会だったのです。
写真は、お祝い会の会場『霜月好日』がある、アイ・ガーデンテラスです。


同窓会

2011-06-07 06:47:53 | 日記
日曜日、薔薇がきれいな、イングリッシュローズガーデンで、娘が小学校1年の時のおかあさんと先生が集まるという同窓会がありました。
みんな、同じように年をとっていて、なんだか、ほんわか、安心しました。
今年の薔薇は大変きれいです。雨が多いせいか、毎年、このレストランには来るのですが、一段ときれいに、あざやかに薔薇が咲きほこっていました。
ただ、薔薇と比例して訪れる人も増えています。ところせましとテーブルがおかれ、店内はすごい混雑。人を見に行ってるみたいなところも。
写真は、入口の水盤。薔薇がうかんでありました。

今日は、末吉暁子先生のお祝い会。鬼が島の先生方、編集の方々、そして、ももたろうの仲間にお会いできます。

版を重ねてますーー☆

2011-06-05 08:43:36 | 日記
岩崎書店でだしたアンソロジー『平成うわさの怪談』のシリーズが順調に版を重ねています。今回きたお知らせで8刷り。最初の原ゆたかの絵の頃のは、10巻を超えているでしょう。こわい表紙がとても目立ちます。

わたしは、このシリーズ4作、書かせてもらいました。なかなかアンソロジーでもここまで版をのばすものは少ないです。毎年少しずつでも版が重なっていくのは、書き手としてなによりうれしいものです。

ただ、やはりこわい話ばかり売れるというのも、どこかもどかしい気もします。
やはり、本当に書きたかったものが売れてくれるのがいいのだけれど……。

わたしの中では同じ岩崎書店でつくった南塚直子さんに銅版画をしてもらった『のはらのスカート』が、もっと出てほしいなっと思っています。先生方、本屋の方々の評判も上々だったから。それに、無理して書いてくださった南塚さんのためにも、売れてほしい気がしています。
でも、これがなかなか……。
世の中、うまくいかないものですね。
でも、そうだからこそ、おもしろいのですよね。

プランター便り

2011-06-03 09:40:49 | 日記
雨が多い今年の夏は植物が元気です。私もプランターだけのスペースの庭に夏の植物をうえました。まずはアサガオ。グリーンカーテンといわれる前から毎年植えていました。
種がとれるので、次の年も、次の年もと続いていくのです。
今年は、昼まで咲くアサガオというのが売っていたので、それも混ぜてみました。植物も人間の好みにあわせて、品種改良がさかんです。そのうち、一年中咲く花…なんていうのもできたりして。

それから、コスモスの横にフウセンカズラも植えてみました。ゴーヤとどちらにしようか迷ったのですが、ゴーヤは、生命力が強そう。あっという間に屋根の上まで伸びていったら、世話をするのが大変です。フウセンカズラは風船のような実がかわいくて、ずっと気になっていました。フウセンをあけて中にはいっている種には、白いハート模様がついています。この実がなってくれるでしょうか? 
作日までの雨があがって、今日はひさびさのおでかけびより。児文協の会報の仲間とおしゃべりに出かけます。

みんな手伝いたいと思っているーー☆

2011-06-01 08:39:54 | 日記
児文協の懇親会ではたくさんの人とお話しができました。そんな中、震災で被災した方々になにかしたいという思いで行動されている作家たちにも、たくさん出会いました。
本間ちひろさんもそのおひとりです。
おはなしお届け隊として、本プロジェクト、音プロジェクトを企画・運営されていました。
その音プロジェクト、おもしろいと思いました。朝日新聞の夕刊にもとりあげられたこのプロジェクト、お話しを作家自身が読んで、それを被災された方々に聞いてもらおうという取り組み。福島の地域FM局が流してくださっているそうです。
作家自身が読むのが、著作権上、一番問題がないとか。本を送るはわたしもやったのですが、本って荷物にもなるので、こんなに送ってだいじょうぶかなって不安が少しありました。音なら、邪魔になりませんものね。よく考えたと思います。
これは、サイトから音が聴けます。岩崎京子さんや武鹿悦子さんなど作家が参加されています。

その他、お友だちのドキュメンタリー作家の指田和さんも、釜石にボランティアに行かれました。そのことをご自身のブログの中で書いています。興味がある方は、こちらものぞいてみてください。

それぞれの方々の行動力に本当に頭がさがります。
こういうのを聞くと、わたしも浮足だってきますが、やはり、自分ができることをひとつひとつ、きちんとしていきたいです。まずは、目の前にある、締め切りから……。ちょっと逃げ出したくなってるけれど、あとひとがんばりです。