赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

『東京ヒゴロ』2 松本大洋

2022-10-06 07:19:31 | その他

松本大洋の漫画が好きで、東京ヒゴロは楽しみにしています。でも一年に一度しかでない。

その二巻目がでました。まちにまってました。

出版社を早期退職した塩澤さん、自分の理想の漫画雑誌をめざして、漫画家に声をかけていきます。

いろんな生活の中、漫画家は漫画をかいていて、ことわる人、とりかかる人、その人の事情があります。

その塩澤さんの流れだけでなく、林という若い女性編集者が青木という漫画家の担当になり、もがくすがたも好きです。

だんだん変わっていくふたりのすがたも。

でも、本当の魅力は空気です。この漫画のまとっている空気。

章の終わりごとにかかれている東京の風景が味があって心にのこり・・・・。

日常の風景です。スーパーとか、飲み屋とか、そういうところ。

今回、一巻から読み直してしまいました。すでに三巻が楽しみです。

 

さて、10月になりました。

わたしの新刊の予定はいちおう三つありまして、時期は確定してませんが、近々発表できると思います。

そして、今週、ひとついい連絡もありました。自分では好きな作品なので、うまくすすむといいな~。


『そらのことばが降ってくる』保育室の俳句会

2022-10-02 11:34:55 | その他

第71回小学館児童出版文化賞を受賞された作品を読みました。

この高柳克弘さんというのは、俳句会で有名な方だそうです。

なんと、わたしが今いっている読書会に、その昔、参加されたこともあるとか。

言葉の選び方がていねいでうまい方だと思いました。保育室の句会が、リアルでよく書けている。さすが俳人です。

句会のやりかた、俳句の評価のしかたなどは、それはもうプロ。

ただ、中学生よりは、大人向きかもと思うところも、ちらほら見うけられましたが。

でも、最後の俳句、ここでこれをだすか!とうなりました。ぜひ、その俳句をあじわってほしいです。

もうひとつ、『海のアトリエ』も受賞されました。堀川理万子さんの絵です。

 

ちなみに、俳句でいえば、趣味ですが、わたしも俳句をやっています。

児童文学者のOさんがやってくださる俳句会と、るびいの会というののふたつ。

るびいの会は今、東雲システムというのをつかったネットの句会をしていて、昨日、〆切りでした。

この頃は、二ヶ月に一度やっています。

俳句は名前をださないで、選ぶから、ほんと公平ですね。容赦ないとも入れます。先輩だからってだれも手加減しません。それがいいですよね。

わたしは、はじめたばかりは、ちょっといい感じに選ばれていたときもあったのですが、今は低迷ぎみ。

今回もあまり時間がなく、えいやーでだしました。えいやー、大事だって、なにかのCMでいっていたし・・・。

国立にいたアンティークショップの看板犬。スマホをむけたら、じっととまってカメラ視線をしてくれました。