火星への道

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砂嵐は縮小傾向

2012-11-28 22:40:34 | MSL

11月27日付けCuriosityのWhat'sNewによりますと南半球で発生した砂嵐が縮小傾向にあるとのことです。
下記の11月18日25日のMRO搭載のMars Color Imagerによる火星全体の画像を見ると良くわかりますね。
Mark Richardsonさん(Ashima Research, Pasadena, Calif.)が「今回の観測で良いデーターを沢山取った。」と言ってます。
そして、研究者たちは、地上のCuriosityと軌道上のMROの連携により、砂嵐発生シーズン中に大砂嵐発生のメカニズム解明に繋がる情報が得られることを期待しています。

11月25日

11月18日

下図は、CuriosityのREMSによる砂嵐発生前と発生後の気圧の変化を測定した結果です。
1Solでの時間変化です。1Sol内での気圧変化を比較する為に、縦軸を最低気圧との差で表示してますね。
日の出が5時20分前後、日没が17時20分-30分頃でしょうかね。当然、砂嵐発生前は、発生後より日の出が遅く、日没が早いです。
11月16日の当ブログ「REMSとRADの競演=気圧と放射線の関係」に記載した通り、
*この気圧のサイクルは、「上昇気流」によって引き起こされます。
 それは、太陽が地面と空気を暖めることによって駆動された火星の大気中の全球的規模圧縮波です。

コメント (2)
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