「『なぜ人間は人間を殺すとあんなにも動揺するのか、動揺しない人間と動揺する人間の違いはどこにあるのか、どうして殺人の感触はああもからみつくようにいつまでも残るのか』――死への恐怖、悪意と暴力、殺人の誘惑。ふとした迷いから人を殺した現代の青年の実感を、精緻な文体で伝え、究極のテーマに正面から立ち向かう、・・」
致死率80%の難病からの回復、親友殺害・・、幼子を殺された母親との出会い・・、自殺、自首、悪になって生きる・・。
殺人事件に関わった事は無いのでレベルはかなり違うのかも知れないけど・・、ついつい保身的な都合の良い道を探してしまっている事は、ままある・・。
この作者、たまに読んでみようと思う事があります。
余談ながら、最近理解困難な殺人事件が多くなったと感じるけど・・、約15年前に書かれたこの本に『最近の殺人に動機なんて言葉は通用しない。・・』とありました。
(20/03/17撮影)