「不愛想で手際が悪い―。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた驚きの真の姿。(『八月の銀の雪』)。
子育てに自信をもてないシングルマザーが、博物館勤めの女性に聞いた深海の話。深い海の底で泳ぐ鯨に想いを馳せて…。(『海へ還る日』)。
原発の下請け会社を辞め、心赴くまま一人旅をしていた辰朗は、茨城の海岸で凧揚げをする初老の男に出会う。男の父親が太平洋戦争で果たした役目とは。(『十万年の西風』)。
科学の揺るぎない真実が、人知れず傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。」
読みやすい本でした。
科学的な情報(地球内部の話、クジラ・イルカの話、伝書鳩の話、珪藻の玻璃(ハリ)の話、ジェット気流と風船爆弾の話)も興味深く読めました。
機会があればもう一冊読んでみたいと思う著者でした。
(21/03/26画像借りました。)
余談、
本の返却に、いつもの溜池の横を歩いていると、錦鯉が3匹泳いでいました。
(21/03/27撮影)
どういう事・・?