2011年 6月14日 午前10時まで隠岐の島町で運用、港に向かうため山を下る途中、道に迷い遠廻りに成り出航時間に間に合うかどうか?ヒヤヒヤしたが10分位前に港に着く事が出来たが島の中央の道を可成り飛ばした。
七類から隠岐の島まではフェリーは可成りの乗船客がいたが西郷港から中ノ島の菱浦港までは乗用車が4台位しか乗船せず、観光客も殆ど居ない状態であった。此の当時、すでに中国地方も梅雨入りしていたが北に移動した分、前線から離れ、中国地方が強い雨降りだったのに拘らず隠岐地方は快晴の日が続いていた。今回も甲板に出て周りの景色を見ながら日光浴をしながら写真を撮ったりしていた。一番最初の写真は中ノ島の北端に有る 三郎岩ですぐ横を通過したが写真で見ると離れている感じに見える。
菱浦港は隠岐の島町の西郷港に比べれば小粒で大きいスーパーも無い様子だった。此の日の食料は隠岐の島町で仕入れていたので早速、島の周回道路を回りながら良いポイントを探したが なかなか見つからず枝葉の道を2時間位さ迷った。最終的にJL1ERJ/4(小原さん)の運用した場所へ向かった。
その場所も放牧地帯で幹線から少し離れており入口を見付けるのに手間取り辿り着くまでに可成りの時間を要した。入口が見つかり中に入るに従って路面には牛の糞また糞、ハンドルを左右に切り避けたが避けきれずにタイヤで糞を踏んでしまう「困ったもんだ!」奥まで突き当たると牛舎が有り人が居る様子だったので運用の了解を得るために中に入り声を掛けると同年輩の御主人が出て来たので事情を説明して運用したいので了解を戴けないか御願いしたが相手が返事をしてくれない。(現役時代はクレーム専門の様な仕事をしていたので沢山の人と折衝した経験が有ったが一番困るのは喋らない人)相手の思惑が見えないので牛舎の手前の道の側帯で運用しますと当方から通告して其の場所を離れアンテナを設営していると其の方が車で来られ「折角、遠い所から来ているのだから先程の奥に条件の良い場所が有るので其処でやれば良い、ただし牛が沢山居るので牛に驚いたり刺激しないで欲しい又牛によるトラブルに関しては責任は持てない。」と思いもよらぬ言葉、「私は農家の生まれで高校生までは牛舎の上の部屋で生活していたので牛の扱いや性格は理解しているので問題は無いと思う。」と答えると嬉しそうな顔をして「まあ頑張ってくれ」と走り去っていった。人生、何が役立つか解らないものだ。
了解も得られたので牛舎の奥の行止まりに広い場所が有り其の場所にアンテナを張り運用した 後で解ったのだが小原さんもこの場所からの運用だったらしく事前に観光課で公道で有る事の確認をした上での運用だったらしい。其の時は3月でまだ寒い時だったので臭いはまだマシな様子だったらしいが私が訪れたのは6月の中旬、臭いは可也のものだった。牛との共同生活の経験が無ければ多分、他の場所と成ったに違いない。何せ隠岐の中ノ島と西ノ島は「天下御免が罷り通うる牛さんの世界で有った。」放牧地の公道上の糞は遣り放題、車が来ても牛の方から避ける事は無いクラクションを鳴らしても平気の平左だった。島には地場産業が少なく牛の放牧が島の経済を支えているのだろう。酪農の天国状態でこの状態を他の場所で放置すると問題に成る様に思えた。そこらの事も有り外部の人間に入られたく無かったのではと思った。隠岐は此れと言った観光名所は無い様に思うが景色は最高で360度、見渡せる景観は誠に素晴らしいの一言に尽きる。離島なので交通の不便さは有るが景観は西日本で一番と私は思う 何せ「小地球を感じる場所だ!」
無線運用の方は 総交信数 616交信
3.5MHz 95局
7 MHz 500局
21 MHz 21局
この地も名勝のポイントが付く場所、良いロケーションで有りながらイマイチ伸びが無かった。この島では二泊し(運用場所と菱浦港の港の駐車上で)最期の写真のホテルで日帰り浴を楽しんだ。隠岐の島と比較して町全体が小振りな島だったが、このホテルは立派な感じがした。
隠岐の3町1村を回ったが風呂に入ったのは此処が最初で最期に成った。