今年は例年寄りの早めの5月22日に初めて蛍が飛ぶのを見付けて其の2日後には100匹を越す蛍の乱舞が見られ其の時に写真を撮るべきだったのですが其の後の週末辺りが最盛期と思った私は写真を撮らずに居ました。そして期待をして居た週末には残念な2日間に渡る長雨が有って天気が回復した段階でカメラを持って写真を撮ろうと外で待ち構えて居たら蛍の数は激減して家の庭を飛ぶ蛍は2~3匹になって居ました。蛍の寿命は短く10日前後で長くても2週間位と云われています。昨晩は30分程外に出て僅かに2匹の蛍が確認出来た程度でもう既に蛍の時期は終わって仕舞った様です。
今日も車のワックス掛けをしていたら近所の方が通り掛かり「今年は蛍の数が少ない様でさびいしいなぁ~」と話掛けて来られ暫くは蛍の話に成ったのですが其の方曰く「北からの風が吹くと蛍は余り飛ばない」との事、私には初耳の事でしたが?そう言えば今年は日中は可也暑いのですが木陰等に入ると凄く涼しく5月の連休前の様なからっとした気候で夕方には台所の方から風が流れ込んで居たので其の事が影響して居るのかも知れないと思った。何せ80歳を越える此の地域の長老の話なので少なくても私より40年以上長く此の地に住んで居るので本当の話なんだろう。話の中で西日本の蛍は東日本の蛍より少し大型で光の点滅も2秒間隔くらいで東日本の蛍の4秒間隔よりも賑やかで其の分布境界もフォッサマグナと成って居るとか?蛍を身近に感じて居ながらも私が知らない事を色々と教えて貰った。
其の方は少し離れた所に住んで居るのだが此の蛍の時期が来ると「今年の蛍は如何だろうか?」と必ず此処に見に来るのだそうで30年位前には此の辺の何処でも蛍を見る事が出来たが最近は蛍を数多く見られるのは此の場所だけに成ったと嘆いて居られた。私も毎年5月の月末から6月の第一週頃に掛けて現れる蛍の乱舞が楽しみの一つなのだが今年は一寸肩透かしに有った気分で残念で有った。